世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

どこまでも限りなく降り積もる雪とあなたへの想い

2018年01月22日 23時01分04秒 | Weblog
昼休みに喫煙所に出ると、霙がとめどなく降っていた。
次第にちゃんとした雪に。

帰るときは数センチほど雪が積もっていた。
これ、どこの雪国なんだYO!




駅まで歩く。
風雪が顔に当たって痛い。

電柱の光に、舞う雪が浮かび上がる。



「DEPARTURES」(globe)

「どこまでも限りなく降り積もる雪とあなたへの想い少しでも 伝えたくて 届けたくてそばにいてほしくて」

を思い出して、泣く。やっぱり泣く。泣いちゃう。
小室さん…。

人を喜ばせることが好きな小室さんだから、きっと今日の雪は小室さんが降らせたものだと思ってしまう。
エンターティナーとして。

小室さんじゃないと作れない歌ってある。
気持ちいい転調、共感できる歌詞、キラキラしたサウンド。
引退したからというわけじゃないけれども、この喪失感、ヤバすぎる。

駅に到着すると、頭から爪先までわが身は雪塗れになっていていた。
徐行運転の末、電車は我が家の最寄り駅に到着。

お腹が空いたので駅で蕎麦を食べる。
かき揚げとたまごの蕎麦。

体が温まる。

気合を入れて駅を出る。
食後なので駅前で一服する。
吉熊を遊ばせる。


吉熊「わ~い!雪だ!!」

商店街でおじさん二人が雪だるまを作っていた。
「かわいいですね」
と声をかけると、
「スマホで撮らないの?」
と言われたのでパシャリ。

おじさん曰く、酔っ払いに倒されて明日の朝にはなくなっているとのこと。切ない。


満身創痍で帰宅。

落ち着いた後、嶽本野ばら先生の「ミシン」を捲る。

「ねぇ、君。雪が降っていますよ。世界の終わりから出発した僕達は、一体、何処に向かおうとしていたのでしょうね。」
という、美文から始まる「世界の終わりのという名の雑貨店」は、やはり雪が似合う。
頁を捲ると、四つ折りになった、17年前に父親がコピーしてくれた雑誌(この作品の書評)が出てきた。

クマパパ、ぐっじょぶ。

さて明日は路面凍結、確定。
少し早めに起きなければ。
そして引っ越してから初めての雪。
明治生まれの祖母が雪の朝(あした)は裸で洗濯といっていた。
雪の日の翌日は晴れるのだそうだ。
キラキラと光を奏でる銀世界の朝が楽しみ。

そんな日常を生きながら、小室さん。
私は貴方をずっと待ちます。


Departures (globe)





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