普通につまらなかった。
いや、イニャリトゥの作風が苦手というのもあるけど、これよかだったら『アモーレス・ぺロス』や『21グラム』の方がまだマシだと思うんですけど。
いくらなんでも単純な顔の切り返しが多すぎだろ。
しかもダラダラとなげーし。
エピソードの交錯もただちょっとやってみましたという程度で特に意味も効果もないお粗末なシロモノ。
もうちょっと創意工夫というものがないのかね。
はっきり言って眠かった。
うーんこれって世評はけっこうよかったりするんだろうか?
よく分からん。
これでお話だけでもよかったら多少は褒める気にもなるんだが、お話もちょーつまんなかったんですけど。
世の中には不条理な不幸がたくさんあることくらい今更言われんでも知っとるわい。
不条理に対する世界観が幼稚すぎる。
もっとハードボイルドな視点で語ることはできんのかね。
世の中不条理がたくさんだ、でも、だからどうしたというのだ。
そんなもんで自己憐憫に浸られてもお寒いだけではないですか?
絶望の深度がまだまだ浅いと言っているのだ。
ホント、ファレリー兄弟あたりのたくましさを見習ってほしい。
今のところ、本年度のビリっけつですな・・・あ、『どろろ』よりはマシか。
業務報告
●普段から人生や世の中のことをロクに考えてないようなヤツがこういうのにころっと騙されちゃって感動してたりするのかしら。
むしろそういう状況の方が悲劇的だと思うのだがね。
いや、イニャリトゥの作風が苦手というのもあるけど、これよかだったら『アモーレス・ぺロス』や『21グラム』の方がまだマシだと思うんですけど。
いくらなんでも単純な顔の切り返しが多すぎだろ。
しかもダラダラとなげーし。
エピソードの交錯もただちょっとやってみましたという程度で特に意味も効果もないお粗末なシロモノ。
もうちょっと創意工夫というものがないのかね。
はっきり言って眠かった。
うーんこれって世評はけっこうよかったりするんだろうか?
よく分からん。
これでお話だけでもよかったら多少は褒める気にもなるんだが、お話もちょーつまんなかったんですけど。
世の中には不条理な不幸がたくさんあることくらい今更言われんでも知っとるわい。
不条理に対する世界観が幼稚すぎる。
もっとハードボイルドな視点で語ることはできんのかね。
世の中不条理がたくさんだ、でも、だからどうしたというのだ。
そんなもんで自己憐憫に浸られてもお寒いだけではないですか?
絶望の深度がまだまだ浅いと言っているのだ。
ホント、ファレリー兄弟あたりのたくましさを見習ってほしい。
今のところ、本年度のビリっけつですな・・・あ、『どろろ』よりはマシか。
業務報告
●普段から人生や世の中のことをロクに考えてないようなヤツがこういうのにころっと騙されちゃって感動してたりするのかしら。
むしろそういう状況の方が悲劇的だと思うのだがね。
ところで2007年って映画の当たり年って誰かのブログに書いてあったんですよね。自分は今年になってそれなりの本数の映画を見ているはずなんですけど、これといって記憶に残っている作品がないんです。
ryoddaさんにはどうでした?
この先、記憶に残る作品に出会えるかなぁ?
去年一昨年の方がずっと充実してたと思います。
今年ここまでで本当におもしろかったのは『デジャヴ』だけです。
次に期待できそうなのは『ゾディアック』ですかねえ。
というか気になるのは、今年は当たり年だというその人は一体どんな映画を傑作扱いしてるのかってことですね・・・
こんど『アモーレス・ぺロス』と『21グラム』を観てみます。
『21グラム』は観たいと思っていて見逃したままになっています。
それにしても、面白そうな映画が目白押しですね。
『バベル』は賛否分かれているようですが、自分は完全に否の方です。
社会の絶望をテーマにした作品は過去たくさんありましたが、そういったものと比較すると『バベル』はただの深刻ぶりっこにしか見えません。
この作品ではまず銃がひとつのポイントになっていますが、それなら昨年の『クラッシュ』の方がまだいい映画だと思います。
しかし『クラッシュ』でもまだそうレベルの高い部類とは思いません。
本当に傑出した作品とは、たとえ暗くて重いテーマを扱っていても、それをあくまで(構成上は)娯楽として見せてしまうたくましさがあるものだと思っています。
例えばスピルバーグの『ミュンヘン』、イーストウッドの『ミスティック・リバー』、イー・トンシンの『ワンナイト・イン・モンコック』、あるいは園子温の『紀子の食卓』など。
いずれにせよ、イニャリトゥの「人間は分かり合えない、だから悲しい」という世界認識はあまりに幼稚です。
人間が分かり合えないなんて当たり前のことでしょう。
映画がすべきことはそれを悩んでみせることではなく、分かり合えない(つまり無数の個性がひしめいている)ことの可能性を示すことなのではないかと。
そういった現代社会の不条理を高いレベルの表現として結実させる映画作家には、例えばキム・ギドクがいます(『サマリア』『うつせみ』など)。
イニャリトゥなど全然たいしたことはありません。
世の中には真に優れた映画が他にたくさんあるのですから。