ドラマー涼の激辛ブログ『Eat with fire!』

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世界一辛い『ザ・ソース入り殺人カレー』

2005年01月02日 | 辛さレベル☆☆☆☆☆☆
世界一辛いカレー『殺人カレー(勝手に命名)』

辛さレベル:☆☆☆☆☆☆(6つ☆!もう二度と食いたくない)
旨さレベル:☆(味がまったくわからなかった)



世界一(当時)辛いソース「The Source(ザ・ソース))」を所持する料理店(以前の記事参照)で、今度は『THE SOURCE』入りのカレーを注文した。
以前、この店でTHE SOURCEの原液を舐めさせてもらったり、ザ・ソースを使った辛い餃子とかを食べて平気だったので、
店の人が吾輩専用に特別に辛くしてくれたスペシャルカレーを作ってくれた。
しかし、出てきたカレーは見た目はまったく普通のカレーだった。

早速食ったが....
「うっ、苦い」
そう、辛いのではなくニガいのだ!(辛味はあるレベルを超えると苦みを感じる)
しかも、カレーの味なんてまったくしない! 
そしてその直後、口の中に猛烈な痛みが!! 耐えきれず、すぐに飲み込む。咀嚼して口の中に留めておくと危険だと思ったからだ。
食道をカレーが通って行くのがわかる。 熱い物が喉を移動して行く! 
しかも それは料理の熱さではなく、辛さの熱さなのだ! 
そして、そのカレーが胃に到達したのもわかった。
胃がビクビクビクッと痙攣したからだ。
今まで散々辛い物を食ってきたが、胃が痙攣したのは生まれて初めてだ。しかも胃が動くのがわかるとは...
胃がパァッと熱くなるのがわかった。しかもすきっ腹で食ったのがまずかったかな?
一口目で水を4杯くらい飲んでしまった。 
普通、激辛料理を食う時は水はほとんど飲まないのに、この時だけは水を飲まずにはいられなかった。

それから4口くらいがんばって食べてみた。 
しかし、どんなに味わってみてもカレーの味はまったくしない。
ふつうならどんなに辛くても料理の味はわかるのに。
ただ苦いだけだ。 そして、口の中が猛烈に痛い。 
結局30分くらいかけて、たった4口で挫折。
本当は1口目でヤバいと思っていた。でも、あと3口食べたのは意地だったのかもしれない。 

ありえない辛さだ!!!
吾輩がカレーを4口しか食えないなんて....
残してしまった。

↑これが噂の殺人カレー。見た目は普通でしょ?
この時はまだデジカメで撮影する余裕があったのだが....

大変なのは店を出てからだった。
口の痛みは治まったのだが、胃が熱くて気持ち悪くなってきた。 
とりあえずコンビニで牛乳を買って飲んだ。
友達の経営する会社が近所だったので、友達の会社でひと休みさせてもらった。
ジッとして休んでいたのだが、腹が痛い。 かなりの激痛だ。
よほど苦しそうに見えたのだろう、
「おいおい、大丈夫かよ? 救急車呼ぶか?」
友達は心配してくれたが 『救急車なんか呼ぶ程のもんでもない、すぐに落ち着くさ』と思ってた。
しかし、激痛が続き、腹をおさえて事務所の中をウロウロ歩き回る吾輩。
痛くてじっとしてられないのだ。

吐き気もしてきたのでトイレに行くが、出てくる気配はない。(元々吐くのは苦手だ)
見兼ねた友達が近所の救急病院に電話してくれた。(夜だったので診察時間外だった)
しかし、病院は「来てもらっても時間外だし、他に救急が入ってるので1、2時間待って頂く事になりますよ」と冷たい答えだったらしい。
まさか 世界一辛いソースを食って死にそうになってるなんて思いもしないんだろう。 
その前に「世界一辛いソース」なんて説明したところで、普通の人がその想像を絶するような辛さをわかってくれるわけがない。

そうこうしているうちにお腹が膨らんできた。 胃の辺りがパンパンに!!!!!!
マズい! こりゃヤバすぎでしょう!! 胃が破れてしまったのか!?
死にたくない...
さすがにビビッてしまい、しょうがないので友達に頼んだ
「救急車呼んでくれ....」
そうでもしないとすぐに診てもらえないだろうから。

救急車の中にいた時が痛みのピークだった。
吾輩は痛みをこらえながら救急隊員に説明した。
「世界一...辛いソースを..使った..カレーを食って....」
必死で救急隊員に説明したが 救急隊員は半分笑ってる。 
そうなのだ、普通の人には想像の域を超えたこの辛さ、わかってくれるわけがない。
どうせ、『ココイチの10辛カレー程度を無理して食って、腹をこわした程度』のレベルにしか思ってないのだろう。
(ちなみに吾輩はココイチの10辛カレーはさらに辛くして食っても問題ない)
まあどうでもいいや、病院はまだか!
激痛の為、救急車のベッドに横になる事さえできなかった。 腹をかかえてうずくまっていた。

病院に着いた。 長い時間に感じられた。
手当てをしてくれたのは若い女医さんだった。普段なら喜ぶところだがそんな余裕はない...(こともなかったかも?)
「これこれこういうわけで.....」
そのソースがどれだけ辛いかを一生懸命説明した。
でも、やっぱりわかってないみたい。
薄ら笑いさえ浮かべている。

とにかくどうにかしてくれー!

処置としては、胃の痙攣を抑える注射を打ってくれただけだった。 
胃の洗浄とかそんなことはしないんだな...

10分くらいで痛みがひいてきた。
「助かった....」
手術とか入院も覚悟してたんだけど、どうやら家に帰れそうだ。
胃がパンパンになったのは胃が痙攣して空気が溜まったからのようで、別に胃が破れたわけではないらしい。
「胃はそんなにヤワじゃありませんよ」
女医さんは笑って言った。
でも、このソースの原液は皮膚を溶かすんだよね...。

その後、帰りの車の中と、帰って寝ている時に再度激痛が襲ってきたが、いずれも10分くらいでおさまった。
(てか、それって注射効いてないんじゃないのか?) 
そして、それ以降はなにも起こる事はなかった。

ちなみに翌日のウンコも辛くて辛い(からくてつらい)だろうとかなり恐れていたが、特別辛いのが出たわけでもなかった。
それはちょっと拍子抜け。 


いやはや、あのカレー、いったいどんな辛さに調合したんだ?
中華料理屋に電話してきいてみた。
店員によると、小さじ1杯半(をラードで薄めて使うらしい)くらい入れてしまったそうだ。(もちろん作る人も味見してないらしい)
「The Sourceを原液で舐めることができた涼さんなら大丈夫」だと思ったからだそうだ。
おいおいおい!そりゃ危ないでしょ。 
完全に致死量だ。
そんなもん食ったら、そりゃ病院行きになるわな...。
ていうか、マジで死ぬぞ...

もしかして吾輩は世界で一番辛い物を食った事のある人になるのではないか?(まあ上には上がいるだろうが)
だって世界一辛いソース『THE SOURCE』を致死量摂取したわけだからな。(死んでないけど)
完食できなかったのがなんとなく悔しいんだけど、あれを無理して全部食ってたら完全に死んでたな。
でも、あれはどんなに無理しても食えるものではなかった。
それでも無理して4口食った吾輩はアホだ。


中華料理屋のオーナーは平謝りだった。
「今度、できる限りのおもてなしをしますから...」 

しかし、その後その中華料理屋には行ってない。
激辛料理を出すのはそれ以降やめたようだ。

吾輩と言えばそれがトラウマになることもなく、相変わらず辛いものばかり食っている。 
辛いのはいいけど、やっぱ味がわかんなきゃだめだね!! そして旨くなきゃ!
旨くて辛いが基本よ。

胃や肛門の為にもちょっとは控えなきゃなぁと思いつつも、辛くないとやはり物足りない。
やめられないのだ。 

それが激辛道。

ちなみに、この『殺人カレー』を食べた翌日に『LEEの40倍カレー』に『アフターデスソース』をたっぷりかけて食べたんだけど、
全く辛味を感じなかった! 不思議!! 一時的に麻痺していたのだろうか???



皆さん、辛さは節度を持って。 
辛さというのは、その気になればいくらでも辛く出来ます。
だから、チャレンジには絶対に限度があります。
超激辛ソースは、使用量を誤るとほんとに死に至ります。(死んだ人もいるらしい?)
気を付けましょう。

これを機に、激辛にチャレンジするということはやめました。
上記の経験で、激辛の頂点は極めたと思っている。(思わせてくれよ)
自分の食べられる範囲で、無理しないで食べればいいんです。
それでも普通の人よりは辛いのを食べていると思います。
『強がってる』とか『無理してる』とか『自慢している』とかいう意見もあるようですが、けして無理して食べているわけではなく、ただ単に好きだからです。第一、辛いの好きだからって、なんの自慢にもならんでしょ。
辛いの好きな人なら理解してくれるでしょうけど、激辛はクセになるんですよね。
辛くないと物足りないんです(かと言って、ケーキとかソフトクリームは辛くしませんよ)
『激辛』はタバコとか麻薬と同じようなものなんじゃないでしょうか?
ドーパミンが放出されるらしく、適量を摂取するとポーッとして、気持ちよくなれるのです。

ほどよい辛さは身体にいいのではないかと思っています。
僕は、胃の検査で「胃の中はキレイで、ピロリ菌もいない」と言われました。 
ピロリ菌は激辛に弱いのか?(笑)

「激辛好きは味覚障害だろ」とか言う人がいますが、誤解です。ちゃんと味もわかった上で食べています。どんなに辛くても味はわかります。しかし、このカレーだけは例外でした。味がまったくわからず、ただ苦いだけでした。
辛味は、あるレベルを超えると苦みに変わるのです。

そう、ただ辛ければいいってものではありません。
旨くなきゃだめです。それが激辛グルメ。
激辛は、おいしく楽しく食べましょう。

程よい激辛で、ドーパミンと汗を放出!ストレス解消!


補足:勘違いされていらっしゃる方もいらっしゃるようですが、上記のカレーは「大沢食堂」じゃないですよ。
あそこの極辛カレーは辛くてもちゃんと味がわかりますし、全部食えます。
あんなもんじゃないです。本当に想像を絶する辛さでした....。

このカレー↓もけっこう辛いですよ! 日本のレトルトカレーの中では最強に辛いと思います!
世界最強レベルの辛いもの好きへ…【18禁CURRY 痛い(白箱)】

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実食レポートはこちら。 
まぁ、"殺人カレー"の辛さには遠く及ばないですがね...。



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6 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-07-26 23:56:30
身体が耐えられないくらいの刺激物を
普通に食えてしまうのは
味覚障害と言っても過言ではないかと

辛さは味覚じゃなくて痛覚だから痛覚障害か
返信する
Unknownさま (Dr.涼)
2015-07-27 00:21:35
一応、辛いものを食べても味はちゃんとわかっているんですよ。
そして、強烈に辛いものは口の中の痛みも感じてはいます。
なので、このカレーはヤバいほど痛かったので4口でリタイアしました。このカレーに関しては味が全くわかりませんでした。
ただ、辛さは食べているうちにある程度は慣れてきます。
そして、そこそこ辛いものを食べると ドーパミン?アドレナリン?よくわかりませんが、快楽物質が分泌されるのです。なので、だんだんともっと辛いもの欲してくるのでしょうね。
ただ。いき過ぎると苦痛に変わるのでその微妙なラインが難しいです。
僕はMではないので痛いのは嫌いです(笑)
返信する
胃痙攣解ります! (Unknown)
2016-01-27 23:48:18
お店に苦情?を言ったのはどうかと思います。メニューが無くなったのが残念です。激辛好きでしたら胃痙攣起こして病院送りになっても、例え死んでも。自己責任を通して下さい!
貴方以上に激辛好きがいる事をお忘れなく。
件以外は同感です。頷きながら読んでしまいました。好きだから食べて、胃痙攣も起こしても、懲りずに食べてしまう。味覚障害だなんてとんでもない!辛いのが好きなんです!
返信する
Unknownさま (Dr.涼)
2016-01-28 05:51:28
コメントありがとうございます。
まず、勘違いしていただきたくないのですが、
僕はお店に苦情は一切言っておりません。どうであったかを報告したまでです。
お店の方はそのメニューを作るにあたって、一切味見はしておりませんので、同じ事を繰り返してはならないとご報告させていただいたまです。

そして、そのメニューはなくなったとかではなく、もともとないメニューで、僕のためにお店が特別に作ってくれたメニューです。
もし、そのメニューを食べてみたいのであれば、『ザ・ソース』を購入していただき、カレーに小さじ一杯入れれば、同じようなレベルのものが出来上がります。もちろん自己責任ですが、人間の食べ物ではない事がよくわかると思います。でも、絶対にやめたほうがいいとご忠告いたします。
辛いものは自己責任で、節度をもって食べないとだめですよね。限界は絶対にありますし、命にかかわる事もありますので、面白半分でチャレンジされる方がいない事を願います。
激辛は楽しくおいしく気持ち良く嗜みたいですね!
返信する
Unknown (Unknown)
2016-04-21 00:04:47
数年前にこのブログをみてさっき探偵ナイトスクープを見ていたらご存知とは思いますが山田さんと言うジョロキアパスタを余裕で食べる方がいましたのでコメントしました 山田さんは麒麟園の10辛を割りと余裕で食べていたので是非対決して欲しいです 既に知っていて余計なお世話かもしれませんし、もしかすると今更?って思われるかもしれませんが是非対決してください
返信する
Unknown様 (Dr.涼)
2016-04-21 02:12:11
情報ありがとうございます。
ジョロキアパスタおいしそうですね。

僕も以前は調子にのって激辛チャレンジとか対決とかを受けていまして、そういうのがあれば足を運んでいた事もありました。
しかし、辛さというのはいくらでも辛くする事ができます。
それに対決とかチャレンジという要素が加わると、どうしてもむきになったり無理したりというのがでてきます。人間の体が耐え切れる限度はあります。 
僕も、以前、むきになって大変な目に遭った事も何度かあります。
昔はテレビでも激辛バトル的な番組をよくやっていましたが、究極の辛さというのは一歩間違えば身体の危険を伴います。辛いものを摂取し、命を落とした方もいらっしゃいます。そういうわけで昨今ではテレビ番組でも激辛で対決するという企画はやらないようになっています。

僕は究極の辛さを求めているわけではなく、いかに辛くて美味しいかを追求しています。
ご理解いただければ幸いです。

究極の辛さといえば『純粋カプサイシン』ですが、ジョロキアパウダーでも充分満足いく辛さが得られると思います。
最近はキャロライナリーパーやらスコーピオンブッチテイラーなどさらに辛い唐辛子もでてきてますが、バングラデシュ産ジョロキアパウダーはクセも少なく手軽ですのでおすすめです!
ぜひ使ってみてください!
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