ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

自然が気づかせてくれるもの ~故郷訪問~

2023-10-15 | 日記

先週、4年ぶりに故郷の福島を訪ね、
ずっと行っていなかった父と母の
墓参りをすることができました。
久しぶりの故郷は、青空がひろがり、
遠くに、吾妻山(一切経山)の噴煙が
上がっているのが見えました。
子どもの頃と変わらぬ光景です。
(今回、噴煙の写真を撮るのを
 忘れていました。写真は
7年前の
 のもの。母は入院中でした。)


福島では、両親の墓だけでなく、
母がまだ3歳だった時に早逝した実母
(祖母)の墓、叔父の墓などをお参りし、
さらに数軒の親せき宅を訪問。
慌ただしい日程でした。
突然の訪問だったにも関わらず、
誰もが温かく懐かしく、
昔の思い出話を語ってくれました。

ふるさとの有り様は変わっていません。
変わっていたのは、”コロナ禍の中の
故郷訪問は迷惑だ”と、決めてかかって、
今頃訪ねた
自分のほうなんです。

緑がまぶしい福島から、喧騒の東京に
戻ってきました。
このところ整理していなかった花や
草木の写真を整理してみました。





去年なら、もうとっくに素敵な香りを
漂わせていたはずのキンモクセイが、
10月半ばになって、やっと咲き出し
ました。
あたりにいい香りが広がっています。
遅い早いと口にしてしまいますが、
キンモクセイからすれば、暑かった
から、ちょっと涼しくなるのを
待ってただけなのかもしれません。



これはシュロの木の実と思うと最初に
書きましたが、実はこれは花で、しかも
雌花なんだそうです。”サザンカさん”が
教えてくださいました。
ありがとうございました。
雄花と雌花は別々の木に咲くそうです
ので、次は雄花を探してみます。

シュロに花が咲くとは思っても
みませんでした。
少なくとも、毎年花が咲いていたはず
ですが、しっかり見ていなかった
ということですね。





上の写真の一枚目はスモークツリーですね。
ふわふわした感じで柔らかそうです。
でも直接触ったことがありませんので、
実際どんな感じかわかりません。
その隣にあったのが、2枚目の写真の
パンパスグラスです。
同じイネ科のススキは”おいでおいで”を
しますが、こちらはドーンとしていて、
どうだと言わんばかりです。


   

   
酔芙蓉(スイフヨウ)です。
上の一枚目は昼前に撮ったもの。
2枚目は午後3時頃撮ったもの。
同じ木です。
見事に白からピンクへと
色変わりしています。



朝顔ですね。10月に入ってからも
花を咲かせるものは、何と言う名前
なんでしょうか。


 
シュウメイギクです。
秋の到来を感じさせる花です。
キクの花にも変わった花があるなと
思っていましたら、
キク科ではなくキンポウゲ科で、
アネモネの仲間だったんですね。
しかも、花びらのように見えるのは
萼片だったとは、思い込みも
いいところです。



アメジストセージ。
これも紫のふわっとした部分は
萼なんだそうですね。
では花はどこにあるのか。
見かけたらよく観察してみます。



バタフライピー(チョウマメ)だと
思います。
きれいな形の花になるようですが、
よく観察しなかったので、見つけ
ませんでした。
もったいなかったです。



ヒヨドリジョウゴ。
道端のフェンスに絡んでいました。
植物園でこれがそうか、などと
感心していましたが、
身近な散歩コースにあったとはー。



フウセンカズラ。
この袋の中に、ハート模様の種が
できるんですね。おもしろい植物です。


普段何気なく見ている花や草木。
面白いとかそうだったのかと驚くことが
しばしばですが、花などからすれば、
今年特別に咲いたり実をつけたりして
いるわけではないんです。
いつもと同じなんです。
妙に感動しますが、見る側の人ーつまり
私たちのほうが注意して見ていなかったり、
思い込んだりしているだけなんです。
「人間って、ほんとに厄介な生き物だな」
と花や草木は思ってるかもしれません。

世界が平和でありますように!

コメント (4)
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