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【イベント】府中刑務所文化祭2013~大鷲祭@武蔵府中 大國魂神社

2013-11-04 | イベント
一昨年に引き続き今年も行って参りました。(前回の記事は、こちら

毎年文化の日(11/3)に催されるこの催事 今年は、三連休の中日と重なり前回よりもその混雑ぶりが際立っておりました。

前回と同じ時間に訪れたはずでしたが既に列は、塀の角を曲がった先まで続いておりました。

さて、いよいよ10時開門です。
先頭では、テープカットなどのセレモニーなどが行われていた様ですが、はるか後方の我々には、全く見えるはずもなく、今年の一日所長は2007年に続いて2度めの登場「島谷ひとみ」さんだったのですが、今回も一度もそのお顔を拝見する事は、ありませんでした。


毎年行われている目玉イベントの「塀の中のバスツアー」は、今年から装いも新たに「プリズンアドベンチャー・ツアー」と称し以前のような所内をマイクロバスで一巡するのではなく、もっと刑務所内で暮らす彼らをより身近に感じてもらいたいとの意図から、彼らが働く工場内を徒歩で見学すると言う内容に改められました。
列に並んでいた際、あまりの混雑ぶりに半ば諦めていたのですが、今年から午後2時までに受付を済ませれば見学出来ると知り、早速ゲートから小走り気味に、裏門にある受付へと移動しました。

受付場所へ行くと、既に凄い行列が出来ておりました。
(この場所は、かつて府中刑務所内に、JR北府中駅からの引き込み線があったレアな場所でも有ります。)

敷地面積 東京ドーム7個分 高さ5.5メートルの塀が周囲約2kmを取り囲んでいます。

並び始めてから2時間 ようやくツアーチケットをゲット! チケットに住所氏名を記述し通年どおり身元を明かします。ツアー中は、もちろん所内撮影禁止 ビニール袋を各自渡されその中に入れろとの指示 この辺りは徹底してます。

ツアーは、こちらのゲートから入場しました。20人づつ列を作りゲートの前で、開門を待ちます。
(ちなみに、普通出所される際は、正面ゲートから退所するそうですが、こちら側のゲートは、とある筋の大物幹部が出所される際に使われた事があったそうです。聞いた話では、黒塗り車、黒服の方たちがズラっと並んでいたそうです。)
写真に写っているゲートの向こう側には、もう一枚大きなゲートがあって、開門ごとに2番めのゲート前に待機します。2番めのゲートが開くとマイクロバスに乗車です。
この時、気づいたことがありました。内側のゲートが開いている時は決して外側のゲートは開きません。
必ずどちらかのゲートが閉まった状態に保たれていました。
さすが!人を捌くのはお手のもの。これだけの人数を大きな混乱もなくマイクロバスに淡々と誘導されていました。
さて、既にここは塀の中です。
いろいろ注意を受けプリズンアドベンチャーツアーがスタートしました。
乗車したマイクロバスは、いわゆる護送車です。外からはスモークで車内を伺い知る事は、出来ませんが見るからに丈夫そうな鉄格子超えから見た車窓の風景は、無機質でモノトーンでした。
今回の工程は、まずマイクロバスに乗車し所定の位置で下車。そこから徒歩で囚人たちが働いている工場内などを見学し、そしてスタートに戻ってくるという昨年までとは違った方式を取っていました。
スタート・西側ゲート(マイクロバスに乗車し)→所定の位置で下車→自動車整備工場→印刷工場→窯業作業工場→革製品工場→体育館→共同浴場→ゲートまで徒歩で戻る。(順番は、うろ覚えです。すみません^^;)
興味深かったのは、共同浴場の入浴ルールでした。
「かけ湯は12杯まで。モミアゲは目の高さで。」など、入浴は監視のもと、号令とともに行われているそうです。
トイレは、前面ガラス張り。自分だったら気になって用がたせないかも。
どの工場内も非常に整然としており、綺麗でゴミひとつ落ちていませんでした。
所内の作庭や植林。草むしりなど、ありとあらゆる作業は彼らたちだけで行なっているそうです。
本日は、休業日なので無人の工場内は、刑務官の説明と我々の喋る声だけで、とても静かでしたが普段は、決められた定員の作業員がひたすらここで、働いているのです。
移動している際、建物の合間から給食係の担当でしょうか?薄緑色の囚人服を着た彼らをチラっとみかけただけで、ここに2500人以上の受刑者達が、暮らしているとは思えないほどの静けさでした。

昨年までは、午前、午後とともに決められた人数枠になったら打ち切り。スタート位置も面会所横のゲートからの入場でした。
今年は、当初取り敢えず2時までに、受付すれば必ず見学できるという触れ込みでした。
ですが、予想をはるかに上回る見学者が殺到し1時半ぐらい前倒しで、打ち切られたそうです。
今回から導入されたこのシステム。確かに人数は、捌けますが受付まで、ひたすら待たねばならないので見学者はかなりの負担を強いられます。ディズニーランドなどで並び慣れしている方ならアトラクション感覚で苦でも無いでしょうが、お年寄りなどには、もう少し配慮が欲しい所です。
トイレも敷地内まで戻らねばならず、一旦列から出ると、同じ場所まで戻るのが大変です。
例年までは、整理券を貰えさえすれば、指定時間までフリーとなるのでその間、自由に飲み食い。テントを見て回る事が出来ました。
ですが、今回からは受付を済ますまで延々と待たされ、そのあとすぐに見学となるので、その間のタイムロスは、かなりのものとなります。

午前9時半頃に並び始め、見学が終了したのは12時半過ぎ
おかげで、目論んでいた「ムショ飯」には、ありつくことが出来ませんでした。何でも今年は、カレーとプルコギ定食だったとか…。食べたかった(´・ω・`)
所内で製造されている限定パンもさすがに、長蛇の列が出来ていてとても並ぶ気にもならず。

中央庁舎 1990年に今の庁舎に竣工されたそうです。

面会所 監視カメラが物々しさを醸し出しています。




全国の各刑務所で製造されている刑務作業品の数々は、展示販売しています。革製のソファセットなど同等商品の市価1/3程度で販売されていました。
我が家では、来年のカレンダーを一部購入してきました。(¥500)

舞台では、刑務官達で構成されているバンドその名も「デビルス」の演奏が続いていました。
演奏していた曲は…。ムード歌謡、演歌あり、どの曲も懐メロばかり…。


写真上が独房で、三畳ほど。下が大部屋 府中刑務所は、外国人の囚人たちが多いのが特徴だそうです。
食事も、ベジタリアンとか回教徒用のメニューがあるのだそうです。
年々、高齢化しており再犯者が多いのも府中の特徴何だそうです。「高齢で働き口がなくやむなく再犯を繰り返してしまう」やはり深刻な問題の様です。

今回は、システムが変更となっていて先に所内見学の列に並んでしまったので、終わった頃には限定の「ムショ飯」を食する事が出来ませんでした。次回の攻略としては、先にコッペパンの購入(味的にはそれなりの様です。)次にムショ飯。そして所内見学(随時受付)テント刑務品の購入と回れば完璧でしょう。
あと、飲み物とブルーシートは持参したほうがいいです。自販機が一箇所しか無いことと(庁舎内 麦飯食堂内にある自販機は、動いていませんでいた。)座れる場所が少なくて場所を確保するのに苦労しました。

さて、このあと府中駅前に戻りくるる内のTOHOシネマズで「スティーブ・ジョブス」を鑑賞し(後述)大國魂神社で催されていた大鷲祭(酉の市)を覗きに行って参りました。

大國魂神社で催されている酉の市へは、初めてです。

色鮮やかな「大熊手」の数々 

家内安全、商売繁盛で、お手を拝借!よ~っおっ・シャシャシャン・シャシャシャン・シャシャシャン・シャン

今年は、三の酉まであるので、くれぐれも火事には注意しましょう!

意外と知られていないのですが、大國魂神社には、大鷲神社があるのです。

随神門に、いらっしゃるえびす様と大黒様 待ち受けにして福を分けてもらいましょう。

今年は、我が家にも「熊手」を、購入してまいりました。

※写真の加工に、手間がかかるので今回は、殆どボカシ処置を施しておりません。ご了承下さい


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