政治が世の中を悪くする！

先日、こんなテレビをみた。局は忘れた。
映像は、生まれてさほど経っていない暴れる猿の子どもに注射などをしていた。
なんの注射であったかも思い出せない。とにかく、
短時間に処置しないと母親が子どもを受け入れなくなるといって忙しく処置が施されていた。

正論4月号をめくっていたら「乳幼児外注保育は危ない」（エドワーズ博美）の記事が目に飛び込んできた。
そのとき、さきのテレビとこの記事が妙にわたしの中で重なった。
記事は実証的で説得力のある内容だった。なるほどと思った。
わたくしなりに読んだところでは、
「格別、終日の外注保育は親子の信頼関係を大きく損なう」「EQ(感情知能）、新生児が生来もっている相手を思いやる能力は母親がそばにいてこそ育つもの」「EQは、それを育てることをしなければ消滅する」
「３歳までが大事」
「外注保育が子どもの問題行動を引き起こすひとつの要因になっているのは確かなこと」
「子どもにとって大切なのは保育所でもなければお金でもない。子ども、特に乳幼児にとっては、
いつもそばにいてたくさんの愛情を注いでくれる母親の存在が必要である」
「保育所・保育園は母親の役割を果たせない」
そんな内容であった。

わたしは以前に「政治は家庭のなかにまで立ち入るべきでない」とブログに書いた。
それをここでも言いたい。
政府は「子ども手当て」が家計を助け少子化対策にもなり、また、外注保育可能な所を整備することで女性の労働力も得られる。これはまさに一石二鳥にも三鳥にもなる政策だと自画自賛しているとしたら、
とんでもない間違いであことを知らなけ
ればならない。
上述のように、そうして育てられた子どもは健全な社会の構成員にはなりにくいのである。

いまの政権政党・主として民主党は、党利党略のみに走り国家の行く末には無頓着なように思えてならない。
また、その上私利私欲のために脱税も平気でする政治家を、そしてかれらの政治をとてもではないが信頼も信用もできるものではない。

「子ども手当て」のようなものに税金を使わず、その分だけでも減税したらどうか。
その方がよっぽど善政といえるのではないか。

また、「風が吹けば桶屋が儲かる」式の政治はしないでもらいたいものだ。
友愛の風で東アジア共同体ができれば、アメリカとの絆が少々緩んでもすべてがうまく運ぶ筈と鳩山総理は本気で考えているのではなかろうか。どうも幻想・妄想のなかで現実味のない言葉遊びのみに耽っているとしか思えない。これまで「東アジア共同体構想」に中国は何の興味も示していない。これからもこれに鳩山総理が拘るなら中国は日本政府からいろんな譲歩を引き出し「得するのは中国」「損するのは日本」。それは火を見るよりは明らかであろう。

これを言いたいあのことも言いたい！

①先日、某新聞に保守政党再編と徴兵制についての記事を観た。
②自民党分裂と政界再編の動きが胎動しはじめた。
③現政権の「子ども手当て」が朝鮮学校の生徒にも支給されるという。
とりあえずこの３点についてわたしの感じたところを述べてみたい。

①について、
徴兵制云々は別にして、いまの日本の若者がいかに頽廃的でしまりがないか。それを象徴的に印象付けたのは今回のバンクーバーオリンピックで話題になったスケボウの国母選手の服装であった。
注意を受けたあとの反省会見でかれを見る限り、国母選手はけっしてつまらない人間などではない。非常に素直でよい子だと映った。
話を戻すが、このように空気が読めないKY人間が当世非常に多くなった。いわゆるしゃきっとしないのである。
「身形は心の表れ」「健全な精神は健全な身体にのみ宿る」。そのあたりのことから思うのだが、戦後、学校教育の場で体育教科が政治的に大変軽視されてきた。すでに戦後半世紀以上経つのだから、この辺で「心身の鍛錬の奨励」を国策として打ち出してはどうか。
肉体を鍛えるとともに「公の精神」を陶冶する施策を進めるのである。
青年期に一定期間自衛隊の体験を義務付ける。などのことをしてみてはどうか。日本はいまやお隣の韓国の後塵を被っているのが実態だ。情けないはなしではないか。

②について、
2009年の衆院選で、民主旋風を受けた野党民主党が圧勝して非自民を中心とする民主党政権が誕生した。
それはそれとしてこの選挙前、自民党の複数の有力議員たちが機会あるごとに「この選挙後政界再編が必ず起こる」と話していたことが頭を離れない。
かれらは、自民党票の減ることを早くから危惧して、「政界再編を担保に」自民の凋落に歯止めを掛けようとしていたのかも知れない。かれらはよもや政権の座を明け渡すことになろうとは、夢にも思っていなかったふしがある。その証拠に、いま新政権の支持率が３０％台にまで下がってきているのに、野党に成り下がっている自民党の支持率はいっこうに上がる
気配がない。大敗のショックからいまだに立ち上がれずにいるのだ。まだ有効な手を打つことすらできていない。
この状況下で、谷垣総裁おろしや党分裂の激震が起ころうとしているのである。無理もない「みんなでやろうぜ」は旗幟になっていないからだ。
旗幟とは「国民を巻き込む様な熱い主張」の一言だ。国民を「そうだそのとおりだ」と思わせるような一言でないと党員は言うに及ばず国民もしらけるのだ。
色褪せた自民党のもとにはもはや票は集まらないだろう。真の保守政党を国民は切望している。
田母神俊雄新党のはなしも今日浮上してきている。この人ならひょっとして平成の坂本竜馬（救国の士）となるかもしれない。
振り返ってみると、自民党がおかしくなったのは自民・社会・さきがけの３党連立政権あたりからである。いやもっと前からかも知れない。
その反省の上に立てばリベラル色のない人たちを集めることである。
そしてタレント・その他ミーハーを集めないこと。発足は少数でも愛国・国防意識の強い人たちの党であることが望まれる。
直ぐには政権が取れなくてもいい。キャスティング・ボートを握れば、現政権にブレーキを掛けることができる。あせって、のちに「獅子身中の虫」になるような者を取り込まないことである。田母神俊雄新党。大いに歓迎。頑張ってもらいたい。

③について、
「子ども手当て」には反対である。それは家庭という共同体を崩壊させることがはっきりしているからである。
政治は家庭のなかにまで介入してはいけないのだ。そういう意味では「介護保険制度」も歓迎すべきものではなかった。
すでに確立された制度だから、言っても致し方ない面があるがこれは決して良い制度ではない。早い話が、この制度の本質は「介護の商品化」だ。第一、本当に困っている人を救う制度にはなっていない。わたしの知り合いの民生委員が言うには「介護も結局はお金だから」と話している。いまとなってはこの制度について何を言っても、それは犬の遠吠えだろう。
さて、「子ども手当て」のことだ。なぜ、わが国の国籍を持たない朝鮮学校の生徒にも支給するのだ。鳩山総理の言う「友愛」でか。ばかな。でなければひょっとして、それで拉致問題の解決ができるとでも思ってか。
それこそ「泥棒に追い銭」というものだろう。かれらが日本国籍をとった後ならなにも言わない。かれらはなぜ日本国籍をとろうとしないかといえば、在日外国人として（戦争被害者として）日本に居住する方が有利なことが多いからである。
そんな人たちになぜわれわれの血税を与えるのだ。総理がそんなにやりたければ、総理の個人財産からやりなさいと言いたい。
聞くところによれば、金正日の指令で朝鮮総連が民主党支援組織の労組に働きかけ、北朝鮮の希望どうりに鳩山首相をコントロールせよという指令が出されているという。思いたくないことであるが、国を思う心の希薄な鳩山総理ならひょっとしてそういう力に動かされているのかもしれない。それにしても民主党にはそれを「止めさせる」ような人は存在しないのか。
ほんとにひどい話である。
こんな人物を総理にいただいてよい筈はなかろう。一刻も早く退陣を願いたい。

もう一言。介護保険料があれよあれよと言う間に高額になっている。おまけに年金から天引きときている。何たる仕打ちか。ほんのわずかな出資で相互扶助ができるという謳い文句がいまも耳底にある。騙されたのだ。これの旗振りはよくテレビに出ていた「ヒ○○氏」だ。
世の中、「地獄への道は善意で舗装される」というが、まったくその通りだ。「子ども手当て」（これこそ善意ではなくて票欲しさのばら撒きだが）などの金があるなら、介護保険料を下げたらどうだ。税金を下げることを考えたらどうだ。とめどもなく言いたいことばかりだ。国民はもっともっと政治を、個々の政治家の動きを監視する必要がある。