感想!

主として社会情勢に対する感想。

心を蝕む人権主義

2005-06-10 08:20:38 | Weblog
パンドラの箱を開けてしまった。その中に人権主義があった。それが毒花であることに気付かない人たちは、
見た目の甘味や芳香にだまされ、われもわれもと自分のもとに取り込んでいる。
この毒性は麻薬に似て、じわじわと人体を蝕んでいく。
現代社会は、まさにこの状態にある。
真っ向から、人権主義を非難すると袋叩きにあうことは分かっている。
でも、警鐘を鳴らす人がひとりくらいあってもいいだろう。
人権主義は人間を堕落させる。人々は怠惰、我儘、忍耐力喪失、そして凶暴人間になり、社会はやがてanarchyに陥る。
いろいろな美徳、なかでも、勤勉、実直、孝行、思いやりといったようなものは、無価値なものとなる。
人々のつながりは、希薄なものとなり、家族、地域は軽視され、個人はいきなり国家に結びつく。
潤いの少ない、殺伐とした社会が到来する。
これが人権主義社会の行き着く先である。思うだに忌まわしいことではないか。