四国遍路(108箇所)の旅

お遍路(88+別格20)の準備計画と実際の歩き通し打ちの記録を、5月11日から(実行は6月3日スタート)記録しています。

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2013年10月08日 | Weblog
永く放置していた私が悪いのですが、世の中の変化と言う意味で
gooもそのサービスを停止したり変更したりするようですね。

goo mail の無料サービスが無くなるということもあり、確かに
最近は、スマホ時代になり、Gmailや他のメールアドレスを利用して
(オークションはヤフーアドレス等)、goo mail は、実際に
ほとんど使っていませんでしたが。。。

四国遍路から帰って来て、ブログも更新していませんでしたので、
何か心機一転と言う事で、ブログを引越しをしました。

これからは、FC2のブログでいろいろ書いていこうかなと思っています。
http://iakuuk.blog.fc2.com/

永らく本当にお世話になりました。
ありがとうございました。


訂正(持ち物・過去)

2013年09月12日 | Weblog
人の記憶なんか全く当てにならんなと。(笑)

以前のブログをチェックしたら、Willcomは128kではなく、64Kだったし、
持って行った携帯は softbank だったらしい!既に手元には無いのだが・・・

けれど、時代を感じますね。。。64Kです。
もちろん110MBとかLTEでもありません。。。

さて、最新の設備の検討から入ろうかと・・・

HK

遍路とIT

2013年09月12日 | Weblog
以前のブログにも書いたのですが、私は、あの当時の遍路道中には、
ノートPC(Let's note)とWillcom(主に通信用)、そして通話用に
auの携帯を持って四国に出かけました。

当然、あの頃と通信環境は異なっていて、またgoogle map やその他アプリも
沢山ある時代、私のように毎日記録としてブログやその他SNSサイトでも
何でも言いのですが、大量に書きながら(大量?な性格ですかね)、
歩く遍路には、本当に必要なものは何なのでしょうか?

更に重さ(機器の重量)もとても大切ですし、コストもとても大切だと思っています。
また、もっていくカード(キャッシュ引き出し様と、万一のときのクレジットカード)
も含めて、どんなものが必要か?

更に、着ていく物も機能的なもので安価なものも沢山出ていますが、
これらを整理してみようかと思っています。

そんな感じで、これから時々書いてみようかなと思います。

今日はこの辺で。

「第二部 108寺歩き遍路の総括(43)」

2007年09月06日 | Weblog
「第二部 108寺歩き遍路の総括(43)」

■ 各寺間の実際の時間と道のりについて

『歩き続ける…お礼参り』

昨日のブログにも書いたが、実際は「別格20番大滝寺」を打つためには、た
だ打つだけではなく「降りる時間と場所」を考慮に入れて打たなければならな
いだろう。それだけに、この寺は強烈に厳しい場所にある。

当時、KOYAMAさんから私のブログにコメントを頂いた事を思い出すが、
単に打つだけであれば、87番長尾寺周辺の宿(3軒程ある)に泊まり、早朝
3時とまでいかなくても「4時過ぎ」、最悪「5時」の夜明けと共に出発すれ
ば、歩き遍路の結願の寺である88番大窪寺、そして別格の満願の寺である大
滝寺の両方を1日で打つことは可能であろう。

事実、前日少しだけ同行した88箇所巡りの歩き遍路の方は、87番周辺の宿
に泊まり、早朝出発して、私が大窪寺に到着した直後、おおよそ20分後に到
着して無事、結願した。

実は前日、彼に結願の後の事を聞いたとき、彼はお礼参りは、交通機関などを
利用してそのまま高野山に向うとのことであったので、さぬき市コミュニティ
バスの時刻をお教えしたのである。遍路地図に記載されていた大窪寺発の最初
のバスは(10:00)発であったため、彼はなんとしてもこの時間に間に合
わせるために早朝宿を出発して、大窪寺に向って歩いてきたのであった。9時
を目標に歩いたと言っていた彼は、8時半少し前には十分到着していた。

長尾寺から大窪寺まで県道を利用して15.2キロのダラダラ登り区間、標準
時間で4時間半と言われているらしいが、彼は、4時間程度で歩いたのだろう。
4時半出発で8時半到着。私が2日間合計で3時間35分であったのであるか
ら、健脚なら十分に4時間で歩ける距離であろう。この日は、小雨の降り頻る
天気であったのにである。

大窪寺で結願し、9時に出発すれば、大滝寺までの24キロを越える道のりを、
6時間~7時間で歩く事は可能で、6時間で15時、7時間として16時には
到着するだろう。

しかしである…ここから宿のある場所まで降りるのに10キロ以上あるのだ。
下りのダラダラアスファルト道を仮に12キロ、3時間で降りたとしても、
夕方6時、あるいは夜の7時前後まで掛かってしまう。であるから、この寺を
打ち、更に「自らの足」でお礼参りを続けるためには、竹屋敷か、大窪寺周辺
の宿を基点にスタートしなければ苦しいと言わざるを得ない。

早朝から15キロ+そして25キロ=合計40キロに加え、更に10キロ以上。
もし時間的に可能であったとしても、過酷な登りの後、実際は足が「パンク」
し、下に降りる事など不可能だろう。単なる50キロの強行日程では済まされ
ないだろう。

私は、この時期の父の送り迎えがなければ、前日時間的にも余裕があったので、
竹屋敷まで歩き、翌日、大窪寺での結願を早朝に空身で行い、宿に戻って荷物
をピックアップして、大滝寺を満願して、何処に向かってに歩いただろうか。

一日の距離の合計「限界距離」を冷静に判断して、塩江温泉に泊まり、翌日以
降の作戦を練り直しただろうか…あるいは、竹屋敷に連泊して、空身で大滝寺
を打ち満願し打戻り、翌日、大窪寺に向かい結願し、そのままお礼参りのため
興田寺方向に向っただろうか。

いずれにしても、大滝寺を最後に、結願・満願の後、更に歩き続け、四国内で
お礼参りを続ける事はとても困難な事であろう。意地になって(笑)歩き続け
ようかとも思ったのだが…残念ながら、私にはそれ程の執着は無かった。実家
の優しさに包まれ私には都会の生活が恋しくもなっていた頃だろうか。

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【興田寺】
駅から歩いたので、あまり偉そうなことは言えまい…静かな住宅街にある立派
なお寺である。近隣では初詣や厄除けの寺として有名であるが、ここが「四国
八十八箇所奥院」として結願の後の「お礼参り」の寺としての役割である事は、
意外に知られていないのだろうか。善通寺にもあるらしい(私は確認していな
い)が、敷地内の裏山に(境内か?)1番から88番までの名前の付いた小さ
なお地蔵さんが並んでおり、本堂・大師堂以外にも、ここで、これまでの歩き
遍路で詣でた各寺を思い出しながら、ゆったりとした時間を過ごす事が可能だ
ろう。若い住職(跡取りだろう)の丁寧な納経が忘れられない。四国最後に、
とても良い思い出となった。
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今日はこの辺で。

「第二部 108寺歩き遍路の総括(42)」

2007年09月05日 | Weblog
今日で閉店ではありません…

しかしながら、「初めての四国遍路、歩き遍路」関連を書き続ける事は、私の
ような「素人」には、第一回の実況中継ブログ更新と、この第二回のまとめで
終わりにしたいと思います。後り数回は、興田寺へのお礼参りと、高野山への
お参り、そして…実は、夏休みに「東寺」に行って参りました。その時の様子
などをお話して、第二回のまとめとさせて頂きます。と言う事で、後り数回で、
この第二部も終わりにしたいと思っております。

ブログというのは様々な意味・用途があると思いますが、私にとっては、ある
意味日記のようなものですので、第三回は…少し趣向を変えて、子供の頃全く
続かなかったのですが、出来るだけ「毎日の日記」を書きたいと思っています。
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「第二部 108寺歩き遍路の総括(42)」

■ 各寺間の実際の時間と道のりについて

『87番長尾寺~別格20番大窪寺までの推定方法』

前回と同じく、へんろみち保存協会編(39p)の四国遍路道基本コース歩行
距離表の平均所要を参考にすると、以降のコースは下記のようになる。

87番~88番  15.1K  4時間30分
88番~別20  24.2K  不明

様々な人(読者や、実家の両親、その他大勢の方々)に支えられ、無事、私の
初めての108所歩き遍路は結願となった。いろいろな出会いも楽しかったし、
宿も酷評させて頂いたところも含め、「修行」というより「旅」の感覚の方が
強かった私には、その一つ一つが今にして思うと楽しい思い出である。

初めての歩き遍路のくせに!無謀にも88箇所に別格20もプラスして、それ
は、ただ単に会った事も無い、名古屋のスーパー健脚「爺」に対抗意識を燃や
して…計画を立ててしまった。

ただ、事前のトレーニングだけは、本当に誰よりも十分にやったのではないか
と自負している。スタートの徳島の数日で断念してしまう人も多いと聞くが、
事前のトレーニングを何もして来ない人や、近所の軽いウォーキング練習程度
の準備では、荷物の重さと、山道とアスファルト道の歩きで、数日間で足のマ
メや痛みで断念せざるを得ない状況になるのかも知れない。

さて、別格20番大滝寺は、実は108箇所の寺の中でも最も標高の高いとこ
ろにあった。その高さによる過酷さもあるのだろうが、アスファルト道ではあ
るが、その道の寂しさと長く続く登り、そして私は結願として下りを回避した
が「降りる」道もまた厳しいだろう。

徳島方向にお礼参りをする方も、塩江方面に降りる方も、それ以外の方法を選
択する方も、また、ここを最後にせずに大窪寺に向う方も、別格20番大滝寺
を打った後の方が、その選択肢はいずれにしても厳しい選択となるだろう。

つまり、当日、竹屋敷辺りを出発点にして大滝寺のみを打っても、山を降りて、
次の寺に向うのには、体力的にも時間的にも結構厳しいだろう。この108箇
所めぐりは、とても奥が深いと思う…

結果は、以下のようになった。

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困難度(【1~5】【5】が最難関)を個人的主観にて採点した
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87番~88番  15.1K  3時間35分
長尾寺からダラダラととても立派な県道歩きを登る道を選択した…根性無し!
合理的判断しかしない…快速遍路の最後の選択である。他にももちろん選択肢
は幾つもある。県道3号から、前山キャンプ場手前から遍路道に入り、女体山
方向に向かい保全道を経由して、女体山を越えて大窪寺に向う方法だろうか。
しかし…私は県道歩きを選択したぁ~(笑)5.5キロ付近の前山お遍路交流
センター(道の駅ながおの前)以外にも、遍路地図には記載が無いが、この先
に3箇所程、遍路小屋に近い設備がある。ダラダラと登り道がほとんどではあ
るが、多和地区から国道377号方向に分岐する小学校の横にも休憩小屋もあ
るし、適度な距離で(約5キロ間隔)休憩箇所がある。讃岐に入って少ないと
思った遍路小屋が、最後の最後で…適度に配置され、そして疲れた歩き遍路を
癒してくれるのだ。この道に接して、もう少し歩きたい!歩ける!と思う人も
多いのでは無いだろうか。【2.5】

88番~別20  24.2K  6時間5分
最後に相応しい難所であろう。山道が険しいという箇所は無いのだが…厳しい
アスファルト道の登りが延々と続く…急勾配も無いが、休憩箇所がほとんどな
く、そして水場も無い箇所で、そして何が辛いのか…そう、寂しい道なのだ。
最後の2キロ手前では、健脚と言われたさすがの私も、全く足が動かなくなり、
バテバテとなった。108箇所の結願の場所となったが、後半15キロのダラ
ダラ登りは、本当に厳しいと感じた。私はこの山を登り、そこに父に迎えに来
てもらって「108箇所歩き遍路」を終了としたのだが…88番大窪寺と違い、
ここからバスも、他の交通手段も全く無いので、この終わりの日に、その後、
お礼参りに徳島に抜けるか、それとも、塩江温泉付近に下りるかは、その人の
判断だろうが、本当に厳しいのは、時間的にもその後かも知れない。何度も言
うが、私は山の上で終わりとしたので、その先の選択肢について、コメントで
きないのが残念である。計画のたて方を考慮して…大滝寺を打つのは、とても
厳しいと言わざるを得ない。更に、水分は十分に補給して、最後の15キロに
入るべきだろう。【4.5】

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今日はこの辺で。

「第二部 108寺歩き遍路の総括(41)」

2007年09月04日 | Weblog
「第二部 108寺歩き遍路の総括(41)」

■ 各寺間の実際の時間と道のりについて

『83番から87番までの推定方法』

前回と同じく、へんろみち保存協会編(39p)の四国遍路道基本コース歩行
距離表の平均所要を参考にすると、以降のコースは下記のようになる。

83番~84番  13.6K  4時間30分
84番~85番   5.4K  2時間
85番~86番   6.5K  2時間
86番~87番   7.0K  2時間
87番~88番  15.1K  4時間30分
88番~別20  24.2K  不明

最後の区間に近づいてきた時に「ゾーン=ZONE」状態になっていたのでは
と、その当時のBlogに書いてあったのを先程確認したが、今でもあの頃は
不思議な「体?」「心?」の状態であったと思う。

足は疲労の極限に近づいていて、浮腫み(むくみ)やシビれは、最悪の状態で
あったはずなのにである。体の疲労もかなりあり、50歳近い年齢にとっては
それ以外にも、あちこちに故障を抱えていたのだろうに…

お大師様の何かが…ではなく、冷静に考えると…30日以上日常生活では経験
できない状態を続け、どんな人でも、その人なりの達成感が近づき、その貴重
な経験が終わりに近づいていることに、意識せずとも人には何かの感傷のよう
なものもあるだろうか…人間は不思議な精神状態になるのだろうか。

それとも「歩き遍路」を、「スポーツ」や「運動」の一種と考えると、ヘトヘ
トになるまでトレーニング(歩くこと)を続けた結果、「熟練の域」というか、
何かを掴んだ!のだろうか…とか、いろいろ考えてしまう。しかし、週一ゴル
ファーと同じで「やったぁ~!もう完璧だぁ~!判った!」と思っても、直ぐ
に忘れてしまうのと同じかも知れない等…くだらないことも考えてしまった。

最後の1週間、私は、実家に泊まり、宿の心配もせず、また父の送り迎えとい
う「常人の考え付かない手」を用いて、毎日、変幻自在な始まりと終わり方を
自由に選択して歩いた。この日も、最後は87番長尾寺を打ち、時間的に余裕
があったので、更に5キロ程歩いて、前山お遍路交流サロンまで歩いて、3時
前という余裕の時間で、その日を終えるという「裏技」を使ってしまった。

多分、一人なら、(1)長尾寺周辺の宿に早々と昼過ぎに入ってその日を終え
るか、(2)お遍路交流サロンから約7キロ先の「旅館竹屋敷」まで行くか、
(3)一気に88番大窪寺を打ち「八十窪」に泊まるかの、何れかを選択した
であろうか。

おそらく一人なら…私は、(2)を選択して、翌朝、宿に荷物を預けて約3キ
ロ弱の片道を「空身」で大窪寺を結願し、荷物をピックアップして、別格20
番大滝寺に向っただろうか。

いずれにしても、下記の実際の時間は、「ゾーン状態」である事を考慮して、
区切り打ちの人や、88番などが結願にならないスタートを行った人などは、
健脚と自負する人であっても20%~50%増しで行程を計画されたし。

結果は、以下のようになった。

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困難度(【1~5】【5】が最難関)を個人的主観にて採点した
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83番~84番  13.6K  3時間
標準時間で4時間30分と言うが、私の足だと延べ2日で3時間で歩いている。
平坦な高松市内を一宮寺から屋島寺まで歩く道のりであるが、栗林公園まで北
上し11号線を東に進む道であろう。地図に従っても良し、他にも道はあるだ
ろうが、平坦な国道歩き、あるいはアスファルト道が基本である。街中を歩く
のは最後まで少しだけ気恥ずかしかった気がする。徳島市内もそうであったし、
高知も、松山も同じである。そうだ!この頃は「ゾーン」状態だったのかも知
れない…屋島寺の上りは近所の人の散歩道になっているが、かなりの急な勾配
である。散歩道にしては厳しい。途中は平坦だが最後のこの勾配を考慮して…
【2.5】

84番~85番   5.4K  1時間30分
屋島寺の大師堂横の山門を出て、八栗寺に向う道である。歩き遍路の中で最も
危険な下りが待っている…と私は信じている!約1.5キロの下りだが、大汗
2回はたっぷりとある。それに何度も言うが、少しでも気を抜くと滑って転が
り落ちる可能性がある。それ程急な下りである。最後に近づいていて、山の上
り下りはかなり慣れているものの、それでももう一度歩けと言われて、一番歩
きたくない場所かも知れない。最後にケーブルカーの上り口から約1キロの登
りがあるが、健脚20分、並足30分という感じだろうか。距離は大したこと
は無いし、短いのだが…私の記憶では、最も下りが厳しく…【4】となる。

85番~86番   6.5K  1時間10分
最初の下り坂が、最も急な勾配だ。最大傾斜角21度らしい…アスファルト道
の歩きだが、結構きつい。最後のゾーン状態だったので、一気に歩けたが、区
切り打ちの人などには、84番~86番はかなり厳しいのではないだろうか。
最後に平坦な住宅街を抜けて志度寺に到着する。志度寺の手前に休憩小屋があ
る。平賀源内生誕の地の町を抜けていく。最初の2キロのアスファルト下りを
考慮して…【2.5】

86番~87番   7.0K  1時間35分
志度寺から真っ直ぐな道である。平坦な県道歩きとなる。もう後り2つ!なん
て、少し寂しくなる頃だろうか。5.2キロ先の川の手前を右折して、最後に
橋を渡る手前に新しい遍路小屋が出来ていた。ここ以外には休憩箇所は無いだ
ろうか。【1.5】

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今日はこの辺で。

「第二部 108寺歩き遍路の総括(40)」

2007年09月03日 | Weblog
「第二部 108寺歩き遍路の総括(40)」

■ 各寺間の実際の時間と道のりについて

『80番からの推定方法』

前回と同じく、へんろみち保存協会編(39p)の四国遍路道基本コース歩行
距離表の平均所要を参考にすると、以降のコースは下記のようになる。

80番~81番   6.5K  2時間10分
81番~82番   5.0K  1時間40分
82番~別19   4.6K  不明
別19~83番   9.0K  不明
82番~83番  11.9K  3時間30分
83番~84番  13.6K  4時間30分
84番~85番   5.4K  2時間
85番~86番   6.5K  2時間
86番~87番   7.0K  2時間
87番~88番  15.1K  4時間30分
88番~別20  24.2K  不明

いよいよ最後に近づいてきた。この日は、81番白峯寺と82番根香寺を打ち、
別格19番香西寺に降りて、83番一宮寺を打ち、トボトボと歩いて高松市内
まで行ければGOODだ!それでも30キロを越える道のりであるが、宿の心
配をしないのは気楽である。両親に感謝である。

83番一宮寺が少し分かり難いというネットの情報があったが、83番が分か
り難いのではなく、83番から高松駅周辺を抜けて、屋島寺に向う道が「歩き
難い」と感じた。

高松駅付近には、かなり多くのビジネスホテルなどがあるので、元々この地域
では宿の心配はさして必要ないだろう。翌日の84番屋島寺、そして八栗寺を
終えると、平坦な道を歩いて2つの寺を打ち、いよいよ…終わりに近づく。な
んだか、初めての歩き遍路も終わりに近づいてきて…不思議な気分というか、
多分、名残惜しいのか、少し寂しくなってきたのもこの頃だっただろうか。

結果は、以下のようになった。

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困難度(【1~5】【5】が最難関)を個人的主観にて採点した
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80番~81番   6.5K  1時間45分
80番国分寺から、81番白峯寺までの道のりは、これまで歩いた山道の中で
も「一、二を争う」素晴らしい「ハイキング」道だっただろうか。国分寺の山
門を出てクネクネと住宅街の裏道のようなところを山の方向に向う。少し分か
り難いが遍路標識に従って進むか、近所の人に聞くのが一番だろうか。2キロ
程舗装道を進み、「ハイキング・山道」に入る。この辺りのハイキングコース
だろうか。途中、2箇所休憩ポイントがあり、最後の「十九丁」休憩ポイント
の後は下りになる。【2.5】

81番~82番   5.0K  1時間25分
この道も非常に整備された道である。五色台ハイキングコースの一部になって
いるのだろう。一度来た道を戻り、根香寺方向に向う。優しい山道に、ホッと
する瞬間ではないだろうか。【2】

82番~別19   4.6K  1時間15分
最初の2キロが山道(ハイキングコース)で、ここも整備された道である。下
りが気になったが、急な傾斜はほとんどなく、整備された道を安心して歩ける
道である。その後、舗装道に出て生活道を歩き、別格19番香西寺に向う。
【2】

別19~83番   9.0K  実質2時間弱
県道177号を鬼無駅方向に進み、予讃線を渡り、静かな生活道=昔なら田ん
ぼ道だろうか…を淡々と進み香東川を渡り一宮寺に向う。平坦なアスファルト
道歩きである。鬼無駅の先、岩田神社手前に、この地区の篤志家が建てた無料
接待所がある。とても綺麗な公民館のような感じだ。82番根香寺から直接降
りて来た場合でも、通り道となるので是非立ち寄って頂きたい。【1.5】

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今日はこの辺で。

「第二部 108寺歩き遍路の総括(番外・逆打ちについて)」

2007年09月02日 | Weblog
「第二部 108寺歩き遍路の総括(番外・逆打ちについて)」

■ 逆打ちについて

四国を時計回りに札所の数字を昇順に巡礼するのを順打ちと言い、時計と
反対回りに降順に巡礼するのを逆打ちと言われている。KOYAMAさん
が回ったのが逆打ちである。第一番札所から巡礼を開始し、逆打ちする場
合は第三番札所金泉寺から大坂峠越えで第八十八番札所大窪寺に向かうの
が一般的であったといわれているが、それ程真剣に逆打ちを検討した事が
無いので詳しくは分からない。

映画『死国』では禁忌などのようにとらえられているが、順打ちよりも困
難な場合が多く、ご利益が順打ちよりも大きく、順打ち3回分のご利益が
あると言われているとの記述もあった。また、逆打ちだと順廻りしている
お大師さんと遭遇する確率が高いので、この理由でご利益があるとも言わ
れているらしい。

初めての歩き遍路で、道も全く分からなかったし、そもそも別格を合わせ
て打つことに決めた時点で、私の頭の中は「いっぱいいっぱい」だった。
故に、「逆打ち」にチャレンジする事は考えもしなかった。ただ、実は…
88箇所巡りを検討していた頃は逆打ちも少しだけ検討したのであるが…
事実、逆打ちはとても困難だと思う。案内表示も何もかもが、順打ちのた
めに設定用意されている。

歩き始めて3日目に別格2番童学寺を打ち、一度16番近くまで歩き、散
髪屋さんに荷物を預けて13番大日寺まで戻ったときに、逆打ちの真似事
をしたが、あれだけの短い区間だけでも私は迷ったのだ。道案内と地図が
分かり難い箇所が多々あると思う。

もう一度歩き遍路に挑戦する事があったとしても、私は「順打ち」を選択
するだろうと、今は思うのだが…

さて、石川遼君が話題の男子ゴルフだが、ゴルフ場でも1番から順に18
番まで回る。順打ちである。また、日本だけらしいが、1番と10番から
9ホールに分けて、進行上と営業政策上の問題だと思うが、2Wayで客
を回す事があっても、18番から逆に回す事は聞いたことは無い。

ゴルフでは、逆に回る事は無いなぁ~と今にして思うが…もし逆に回ると、
難しいと感じるだろうか…と、まじめに考えてしまった。

今日はこの辺で。