禅の教え
2013-06-11 | 日記
(禅カフェ、横浜市鶴見区)
われわれの満たされない心は枡野 俊明氏によると「心のメタボ」だという
ものの豊かさを追求するあまり、次々と新しいものが欲しくなる
本来の人間の自己を仏性と呼ぶが、そこに自我や執着心がこびりつき、心がメタボ化しているという
よって、体も心も悲鳴をあげているという
なるほど
では、メタボを解消するにはどうしたらよいのか
内面を美しく磨くことだという
美しくあるためにはどうしたらよいのか
心を整え、実体のない心を整えるためには、言葉を整え、
言葉を整えるためには、体、つまり立ち居振る舞いを整えていかねばなりません
所作から順番に整えていくというのです
それらは、茶道や華道、スポーツにも通じるものがある
まず、型がある
そこには深い理由があるが、最初は素直に従うこと
続けているうちに会得し、ストンと理由がわかる時が来るという
では何をしたらよいのか
急に座禅をする必要はなく、朝の清掃を枡野氏は勧めている
清掃をすることは、ひいては「自分の心をきれいにしていること」だという
朝の過ごし方が変わると良い縁が結ばれてくるといい、逆になると悪い縁がふりかかるという
良い縁を結ぶのは自分次第、その原因は自分でつくるもの
枡野氏の著書に「「所作」の智慧」というのがある
章のタイトルを読むだけで納得する
たとえば、
●美しい所作とは
●縁を結ぶ
●感謝を知り、伝える
●生きる意味を知り、生きる実感を得る
●自分を律する など
禅の奥深さを感じる新聞記事であった
日々に感謝し、清らかな毎日を過ごしたい