ロイス ジャズ タンノイ

タンノイによるホイジンガ的ジャズの考察でございます。

ミレニアムの客

2006年07月09日 | 巡礼者の記帳
「こんにちは、喫茶はこちらのドアですね」と、ゴム草履で入り口にすっくと立たれる客人は、朝食後、急に思い立って神奈川から駆けつけましたと申されるY氏であった。
「お客が二.三人いたら会話が出来ませんね、いやよかった」と、あの高額なオートグラフ・ミレニアムを所有されるタンノイの人である。
「ブログ、面白いです」と持ち上げてくださって、エンクロージャーのピンのこと、スピーカーコードのことなどさまざま話題にしながら、一枚のCDを取り出した。
スピーカーがミレニアムになってからオペラを良く聴かれるそうである。
だが当方には、この人からなぜか「ジャズの鍔鳴り」が聴こえる。
どのようなオーディオの変遷があったのか、帰りの新幹線の時間が迫って話はそこまでに。

☆四年ぶりに訪ねてこられた客人は、いま関東に。知人のアバロンの変遷、845オール・モノラル構成で装置を再構築する計画など、オーディオに注いだ膨大な時間を振り返ってお話は尽きなかった。この方の良い音とされる装置には、利休の茶室で鳴るようなイメージがある。


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