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日本 vs チリ 【親善試合】

2008年01月26日 | 日本代表 (岡田JAPAN)
■ 親善試合
   日本(0-0)チリ



この試合の詳細は、ブログランキングにてサポーターの方のエントリーをご覧下さい。


■ なんだ、この感覚は・・・

◆ 試合雑感
オシム前監督に代わり、岡田監督になったA代表の初陣。
久し振りの日本代表の試合。最近、プレミアリーグしか見ていませんでしたから、国立のピッチ上で繰り広げられるサッカーの質の違いに愕然。厳密には、遅い・・・って感じたわけです。まぁ、プレミアはとにかく早いですからね。

色々と注目を浴びていましたこの試合ですが、実際には、大きなリニューアルなんてことはあるわけなく・・・このコラムでも岡田ジャパンを守れ大人の意見を山内氏は言っていますが、それは分かっているけど、みんな言いたいんですよ・・・(苦笑)

日本は、[4-1-3-2]。スタメンで注目すべきは、右SBに若手の内田が起用されたことです。
チリは、[4-3-3]をベースの形にした変則的な3バックへと変身するという、チリ代表監督ビエルサが昔率いたアルゼンチン代表でもやっていた方法。SBが攻撃時に高い位置へシフトする形。

日本は立ち上がり前線から激しいプレスを仕掛けボールを奪おうとします。しかし、最後のゴールへ結びつかず。結局、前半の枠内シュートって「0」じゃないでしょうかね?!というか、シュートらしいシュートって1本あった?!
チリは、日本の前線からのプレスを回避する為に、両サイドへワイドな展開。そして、前線(3トップの効果)へボールを放り込み、日本のSBを持ち場へ釘付けにしてしまいました。

日本は2トップの下に3人並べる形で、鈴木啓太の1ボランチ気味の形。でもね、結局、守備に回れば2ボランチのような形になるわけで、その辺のポジションの対応力みたいなのはオシムJAPAN時代と変わらず。

後半、日本は5人の選手交代を行いました。
 後半12分 山岸 → 羽生
 後半17分 高原 → 大久保
 後半26分 内田 → 加地
 後半35分 中村 → 山瀬
 後半35分 巻  → 矢野貴章
大久保が一人で奮闘して3~4本シュートを放つもののゴールならず、そのまま試合終了。大久保は1本くらいは決めて欲しかったかな。
高原は明らかにコンディション不良。ドイツでもリーグ戦出たり出なかったりという中途半端なシーズンの前半を過ごし、Jリーグ(浦和)へ移籍してきて、(移籍の色々あって)身体作りが完璧ではない感じ。でも、特に、彼に関しては心配していません。

◆ 右SBに入った内田について
前半16分くらいでしょうか?高原か巻がスルーしてドリブルした展開(あとで見直そうっと)、見ている人のイメージでは、これまであれば右SBの加地がオーバーラップして来ていると感じた人も多いはずです。しかし、内田は現れず(苦笑)
また、チリの左WFの13番ボセジュールを止めれず、何度か縦に突破されクロスを挙げられていました。これで、「内田使えねぇ~!」なんて言わないで欲しいなって思うんですよね。

なんて言うのかな・・・代表のスタメンや交代枠に、毎回若手のホープみたいな選手を使うくらい代表チームに余裕がないと駄目じゃないかな?と思うのです。
代表は選手を育てる場ではねぇ~なんてもっともな意見を言う人もいますが、今の日本サッカーの状況を鑑みれば代表で世界のチームと勝負する経験(試合だけでなく、合宿もその他もろもろ)は、若手の選手にとってプラスになると思うのです。例えば、今回はメンバーからもれた安田辺りも使って欲しい。若手が入ることによりそこがチームの弱点のように相手に狙われることは多々ありで、今日も狙われていましたが・・・別にW杯のような真剣勝負の大会じゃないんだから、その辺は兄貴分の選手がフォローしてあげればいいと思うのです。じゃなきゃ、若手が育つかどうかは本人次第だとして、経験値がUPしないと思うのです。なので、下のカテゴリィから毎回一人くらいはスタメンで使ってあげてください、岡ちゃん。ちなみに、私は特に鹿島ファンではないので。

■ 「接近・展開・連続」


■今日の一曲 「Sepultura - Dead Embryonic Cells」
 南米繋がりで、ブラジルのヘビィメタルバンド、セパルトゥラ
◆ 「接近・××・××」
岡田JAPANの新しいキャッチフレーズと化している(?)「接近・展開・連続」でしたが、この試合では、「接近」のみ。
で、この試合、広島ファンの友人と電話で話しをしながら見ていました。
友人いわく「駒野め、裏切りやがって~、靭帯切れ~」、「なんか10年前に戻ってねぇ~?」なんて冗談言いながら見ていんですが、半分以上は公のブログでは書けないようなトークなんですけど(苦笑)

結局、「接近」したはいいけど、そこで自分たちが窮屈になって、逆にチリにボールを奪われて「展開・連続」されていたのが、興味深かったですね。もしかして諸刃の剣?

また、オシム体制時に見られた、二の矢三の矢と選手が飛び出す動きや、サイドを基点としたポゼッションサッカーも脆弱化し、特に、スペースへの意識が激減していましたね。
岡田監督は、「オシム監督のベースを生かしつつ・・・」みたいな趣旨の発言をしていましたが、逆に選手達が、岡田カラーを意識し過ぎたのか?!
試合前、「そんなに大きく変わることないだろう」って思われた試合が、悪い意味で変わっていた、そんな印象でした。オシム時代の「考えて走る」がほとんど感じられなかったのは、私だけ?!

◆ チリ代表へリスペクト
いや~、驚いた事にチリ代表はスタメン11人を一人も交代することなく90分間走りつづけました。それもホーム日本以上の運動量で・・・やはり、ビエルサ監督のようなタイプが監督をやると変わるものでしょうか?!イメージ的にはシステマティックかつ一風変わった感じのチームを作るという印象があるんですよね。

で、これも友人と話をしていたんですけど、意外とユベントスみたいなチームを率いたら、組織的かつハードワーク、そして少しのエッセンスが加わって面白いチームになるかもね!(友人は、古くからのユベンティーノ)
TVの解説によると、1週間ほど前からJヴィレッジで合宿をしてコンディションを整えたようで、こういう風にきちんと準備をして試合に臨んでくれるチームと試合を出来る事は、日本としては喜ばしいことです。
そんなチリにリスペクトしつつ、南アフリカでまたやりましょう!

明日の朝スノボで早起きしなきゃならないので、今日はこれにて。試合の詳細は、また、後日UPします。

最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
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週末はプレミアリーグは、FAカップの試合がありリーグ戦、おやすみです。
リバプールは、Havant and Waterlooville FCという謎のチームとの対戦。
調べたら、6部相当のチームらしいです(爆) 9-0くらいで勝ってネ!

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6 コメント

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Unknown (yohan)
2008-01-27 10:32:47
朝日新聞はチリのフォーメーションは3-4-3でしたねww

ビエルサはやっぱりビエルサですたねww
変則3-4-3。。勉強になりますた。

両チーム監督でやっぱりこんなに変わるんですな~。。。



内田くんがオーバーラップする時、ずっとマンツーマンでついてくチリの選手。あれスゴイです。。内田くんは50m6秒切るらしいですが。。


いつかはビエルサに日本代表を!!と思っています。
返信する
Unknown (RR)
2008-01-27 20:42:39
日本の選手で観客の目を引けたのは大久保だけというのが、この試合のすべてじゃないでしょうかね。

内田はがんばってたけど、加地はさすがですわ。あの人は日本にいないほうがすごさが分かる選手だと思う。
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Unknown (チャン)
2008-01-27 21:52:54
チリ(ビエルサ)の見せたサッカーは個人的に好みだったんですが、それだけに日本のサッカーは非常に残念でした。
前任の2人がポゼッションを進めていたとは思いますが(方法論は違えど)、その部分消えていたのは残念です。

オシムさんの戦術の中で、サイドハーフ(中村・遠藤・松井)に当てるようなポゼッションが好きだったんですが、あれはもうやらないんでしょうか?

若手はぜひ予選の修羅場を経験してみて欲しいです。今はJ2ですが、セレッソの香川真司と柿谷曜一郎には大いに期待してます。
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コメントのお返事 (コージ)
2008-01-29 00:06:00
yohanさん

こんばんは。
チリの選手で日本のサイドにマンツーマン気味についていた時間帯ありましたね。オーガナイズされているいいチームだと思いました。冗談でなく、南米予選勝ちあがるかもしれませんね。
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コメントのお返事 (コージ)
2008-01-29 00:08:13
RRさん

こんばんは、お久し振りです。
時間帯もあるでしょうけど、大久保は良かったですね。
コンディションもぼちぼち?何より意識が良いですね。
あとは、結果のみ?!(苦笑)
怪我しないように頑張って欲しいですね。
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コメントのお返事 (コージ)
2008-01-29 00:11:19
チャンさん

こんばんは、お久し振りです。
私もビエルサのサッカーは好きですね。
ポゼッションが消えていたのは、チリとの比較(試合の緩急など)から明らかでしたね。特にチリは、わざとバックパスを一本入れて試合のリズムに変化を与えつつ、ピッチ上の縦の揺さぶりも入れていた。
若手は、3次予選でどれだけ使えるか?(監督が起用するか?)ポイントだと思います。きっとオシムも同様に考えていたんじゃないかな?じゃなきゃ、世代交代が進まないし・・・
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