わ~い わ~い 久しぶりの山歩き
このところ週末といえば用事があったり、フリーかと思えば天気が悪かったり・・・と山には縁がなかったrommyです。
でも、そんなムラムラも今回の山のためにあった!といわんばかりの快晴に恵まれた山行。
南部に行くほど天気が良さそうなので、ちょっと温めていた富士山大展望の山に向かうことにした。
我が家からはちょっと遠いので、
「年賀状のための写真を撮ってくる!」
という無理やりの理由をつけて、クマ五郎さんに了解を得た。
【11月20日(日) 毛無山(けなしやま)1945m】
【有料P発7:20~不動の滝7:55~毛無山10:10-11:35~富士山展望台12:00~P着13:45】
甲府南IC降りて左方向。そのまま国道358を精進湖方面へ向かう。途中<赤岩>交差点を右に折れ国道139をまっすぐ走ると、道の駅朝霧高原を過ぎ最初の大きな道を右折する。
少し行った先にサークルKがあるので、そこで食料を調達するといいかも。
久しぶりの山なので、張り切って4時起床。
2時間ちょっとで登山口近くの冨士オートキャンプ場へ。
ここで作ってきたおにぎりを食べながら、ご来光を待つ。
がっ。
あいにくの雲に阻まれ、愛しの富士山は顔を見せてくれない。
だけども、神々しい1日の始まりに立ち会えたことを嬉しく思う。
キャンプ場をさらに過ぎると、公衆トイレがあるので、ここに寄ってから駐車場に向かった。
この奥に有料駐車場があり、1日500円という看板とお金を入れるための手作りのポストがあった。
お金を入れる封筒が昨夜の雨で濡れていて破けそうだったので、帰りに入れていくことにする。
(帰りに撮ったので車が増えているが、私が出発したときには3台のみだった。)
先行者は1名のみ。
静かな山旅になりそうな予感。
歩き出してすぐ、古い硝砕機があった。昔、金山でもあったのだろうか。
職場に廃墟マニアの方がいて、最近いろんな本を貸してもらっているのだが、なんだかそこに出てきそうな雰囲気だ。
麓の紅葉はちょうど今が見頃。
ルートはMTBコースとに分かれる。
小さな沢にはあざやかなもみじが一面に広がっていた。
あまりにも可愛らしくて1,2枚手に取ったけれど、急登の連続で両手を使わなければ登れず、
手に持った綺麗なもみじとはすぐにさよなら。
途中の1合目看板の上に、そっと置き土産。
やがて地蔵峠との分岐にあたった。
地蔵峠を経由すると遠回りになるので、今回は普通に山頂を目指す。
滝まであと15分の文字。
だけど、実際はそれ以上かかってしまった。
滝に着くと、先行者が1名休んでいた。
私のカメラを見て、
「富士山を撮りに登られたんですか?」
と声をかけてきた。
木々の隙間からうっすら富士山が見えるのだが、そのほとんどは雲に覆われたまま・・・。
「良い写真が撮れるといいんですけど。」
と答えて、私はもう少しココで滝の写真を撮ることにした。
このときはまだまだ元気だったのだが、このあとrommyにピンチがやってきた。
実は・・・
今回の毛無山は標高が2000m近いということもあり、寒さを予想して毛糸の帽子に手袋、タイツは2枚も重ね履きをしてきたのだが、それがかえって裏目に・・・。
とにかく暑くて暑くて。まるで真夏に登っているかのごとく汗が零れ落ちてきた。
おかしいな・・・?
こんなに汗をかくなんて。
雨が降っているかのように、頭からポタポタと汗が滴ってくるのだ。
タオルで汗を拭きながら登るが、滝を過ぎたあたりからどうも様子がおかしくなってきた。
なんだかやけにフラフラする。
トクトクトク。
異様に呼吸が早くなって、一歩足を上げるたびに動悸が激しくなった。
やばいかも・・・
そのうち、吐き気もしてきた。
あれ。。。まだ2合目を過ぎたばかりなんだけど・・・
わたし、ダメかも。倒れる。。。
こんなことは今までになかったのに、、、、
いや!
そういえばもう5,6年前のこと。八峰キレットで同じようなことがあったではないか!
今日のように急激に汗をかいて、、体じゅうの力が抜けてしまって歩けなくなってしまったことが。
まさにそれとおんなじだ。
脱水症状
という言葉が頭に浮かんだ。
そうだ!水分。
あんなに汗をかいたのに全然水分を取っていなかったことを思い出した。
なんて初歩的なミスをしてしまったのだろう。
どこか広いところで腰を下ろして休もう・・・。
そう思ったが、とにかく登る一方で平らで広いところがないのだ。
体にまったく力が入らなくなり、小さな段差も喘ぎながらやっとこさ越え、その後フラッと倒れそうになる。
大丈夫?行ける?もう引き返したっていいんだよ。
いやいや、水分補給をしたからしばらく休んでいれば必ず復活する!
自問自答しながら、とにかく休憩できそうな場所を探して歩く。
意識が飛びそうになり、これはいよいよまずい事になったぞ。と思っていると、
大きな石があったのでザックを下ろししばし休憩を取る。
水をとにかく摂って、深呼吸をしてみる。
汗が引いてきたので、ザックを背負い、ゆっくりゆっくり歩き出してみた。
さっきのようには息が上がらないし、めまいも治まった。
よし!行けるぞ。
そう確信したrommyは山頂目指して、一歩一歩登り始めた。
さてさて。
今回、本当に苦しい思いをしたrommy。
まだまだ急登の連続。
順調に山頂にはたどり着けたのでしょうか。
後編をこうご期待!!
今日も読んでいただき、ありがとうございます。
にほんブログ村 に参加しています。
ポチっと応援していただけたら嬉しいです