旅をするrommy

山も旅も私が私でいられるためのもの。
そんな嬉しい気持ちがいっぱい詰まったrommyのブログです。

乙女のはにかみ

2013年04月07日 | 病気とともに

「乙女のはにかみ」

とは杏の花言葉だそうです

 

 

4月5日は2回目の抗がん剤治療。

3週間で1クール。

金曜日なので有難い。

やはり、点滴を打ったその日と翌日あたりが一番、吐き気がしてツライ。

なので、土日と休んで

月曜から仕事ができるので、我ながら良いサイクルだと褒めてあげたい

 

主治医の先生が言うには、副作用には個人差がかなりあって、

だいたい1クールに出た症状は2クール目も同じ傾向があるというので、

小まめに日記を書いていた。

 

点滴を打った日は、何回もトイレに起きてほとんど眠れなかった。

その後2日間、吐き気が続き、滅多に食欲が落ちないrommyでさえも半分も食べられなかった。

その後、一週間は疲れやすく、ちょっとした階段をあがるのさえ、息が切れて動悸がひどかった。

この頃、味覚もおかしく、何を食べても味がわからなくって、

クマ五郎さんにしょっちゅう味見をしてもらっていた。

 

2週間目になると、白血球の値がぐっと落ち、

口内炎と歯茎の腫れがひどく、おかゆくらいしか食べられない状態。

これと平行して熱が38度以上出て、もらっていた抗菌剤を服用する。

ちょうど翌日、診察日だったので見てもらい、白血球の注射を打ってもらった。

そしたら効果てきめん。

翌日くらいに熱は下がり、口内炎も4日後くらいにはすっかり治り、快調!

 

3週間目に入ると、髪が抜け始め、ケアが大変。

だけど、体調が良かったので、髪が抜けても全然ショックじゃなくて助かった。

その前に、髪をベリーショートにしたのだけど、

良い具合にクセ毛が活きて、好評だったけど、かつら生活が割合早く始まったので、

その期間も短くてちょっと残念だったかな。

 

そして4月1日の仕事始めには、

ボスからみんなに病気のことを言ってもらってすっきり。

 

そのあと、いろんな方が声をかけてくださって、

本当に励ましてもらった。

「私も胃がないのよ。」

「私も腎臓が1個ないの。」

「でも、今は元気だからね。」

今の姿からは全く想像できないほど元気なのに。

同じ病気を患っていた方がこんなにいたなんて。

 

自分の病気のことで泣いたことはなかったのに、

人の優しさに触れると、とめどなく涙が出てきてしまう。

 

本当にみんな優しい。

「rommyちゃん、すごく明るいけど、泣き言もいいんだからね。いつでも話して。」

「ダイジョウブだよ。がん封じの神社のお守り、買って来たよ。」

「ふくろうの置物、作ったの。」

「山オンナは強いからね。がんなんかやっつけちゃって。」

ひと言ひと言が嬉しくって、そんなステキな方たちに囲まれて、

毎日笑いながら過ごすことができています。

 

そして、3週間後、2回目の点滴。

前回の様子から、クマ五郎さんには一番キツくなる週末にショートステイに入ってもらい、

私は実家でのんびり。

至れり尽くせりで当日の夜もリラックスできたのかな。

熟睡した。

 

なので、前に比べると吐き気も少なく、ラクに過ごせたように思う。

 

そして翌日には出かけることもできて、

満開の森の杏を父と一緒にドライブ。

 

残念ながらカメラを持って行ってなかったので、

ケイタイの写真で写りは悪いけど、ちょうど見頃ですごくキレイだった。

何年ぶりかな~。

高校生のとき、ココで売り子のバイトしたよな~

とか、

昔、デートで来たよな~

とか。

懐かしく思いながらぐるりと一周。

 

来週は天皇皇后が来られるとか。

残念ながら、杏の花は終わってしまっているけれど、

せめて天気が良くて、北アルプスや北信五岳がきれいに見えるといいなあ、なんて願いながら。

 

これからもいろんな副作用があって、

つらい時もあるかもしれないけど、

私は一人じゃない。

こんなに支えてくれる人がいる。

だから笑顔で過ごすことができる。

感謝を忘れずに、1日1日を大切に過ごしていこう。

 

 


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