大きな世界の小さな部屋

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帰ってきたヘケヘケ? ⑦

2011年02月02日 18時08分41秒 | TFユナイテッド

今回ご紹介するのは、トランスフォーマーユナイテッドよりオートボット将校“ジャズ”。初代TFにも登場した名物キャラクターで、その初代は“サイバトロン副官マイスター”
と名称が異なっていました。初代は副官だったのに、今回は将校と格下げ…・゜・(つД`)・゜・ヘケヘケ時代では遂に販売されなかったジャズですが、ユナイテッド枠にて
漸くの製品化!プロポーションを見てみると、初代玩具を現代風にブラッシュアップした感じに仕上がっています。ただ旧来ファンとしては、玩具風よりもアニメ設定準拠
にして欲しかったです。そのアニメ設定というのは“肩にタイヤが付いていない”のと“肩の後ろに翼状サイドドアが無い”のですが、やっぱり色々と難しいのでしょうか?
それとも、それをやると地味になっちゃうから?尚このジャズ、ドリフト等の“TFジェネレーション”カテゴリーでは無く、“リヴィール・ザ・シールド”という別カテゴリーからの
エントリーとなります。ジェネレーション、ウォー・フォー・サイバートロン、リヴィール・ザ・シールドと、ユナイテッドはそれぞれ異なる三つのカテゴリー製品の闇鍋状態と言
う事ですね。


ご尊顔拝見…への字口が気になります。初代ジャズことマイスター副官は優しい笑顔が似合うキャラだったのに。
それに目を瞑れば、初代を踏襲しつつ直線ラインがステキなクールな顔立ち。

初代アニメ設定では、上記の通りオートボット副官として最初から登場していたレギュラーTF。意外に明るく気さくなタイプで、
雪の中に隠れて友人スパイクを驚かせたりと茶目っ気なんかも持っている馴染みやすいキャラ。地球の文化に興味を示し
(これはアニメイテッド版ジャズも同様)、特に地球の音楽をこよなく愛し、司令官たちが初めて聞く大音量のロック曲に苦しむ
中、ただ一人リズムに合わせて踊り出していました。そしてその音楽を武器にも用い、体内から展開する大型スピーカーでサ
ウンドアタックを戦いの中で披露していました。その馴染み易さはマーヴルコミックでも健在で、ガソリン会社オーナー“ブラッ
クロック”に単身接触を図り(実際は誘拐同然でしたが)、ディセプティコンに奪われた会社の工場を取り返す+オートボットの
技術を提供する代わりにオートボットに燃料を提供するという内容の交渉を持ちかけ、これを見事成立させました。
未開惑星の地球において、補給線を確保したオートボットの功労者。


横から見てみましょう…こちらも機械的な冷たさを持つかっこいいイケメン。


可動は非常に優秀。首がボールジョイント、脇ボールジョイント、肘が二重関節、手首ボールジョイント、腰可動、股関節ボールジョイント、
太股ロール軸、膝二重関節、足首前後のみ可動となっています。もうこのレベルの可動は当たり前に近くなっていますね…TFはもう職人芸です。


武器は取り説の記載によるとハンドガン、小さ過ぎず大き過ぎず、手頃なサイズなのが珍しいです。
デザインもよく纏まっているし、これはいいハンドガン。


ジャズの名を持つアイテムは過去にも作られてきましたが、初代の持つスピーカーユニットを装備するジャズは今回が初!背中の翼
(っぽく配置されたサイドドア)を変形させるとスピーカー展開!


初代ジャズの元になったダイアクロン ポルシェには音波攻撃なんて設定なんか有りません、ですから初代ジャズの玩具にもスピーカーギミック
なんてありませんでした。しかし20年以上の時を経て、漸くスピーカーギミックを備えたジャズが現実のものとなったのです。ああ感無量。


そしてスピーカーは、ハンドガンに取り付けてソニックキャノンモードに!長さ自体はそんなに変わらないのですが、横幅が増えた上に銃口が四連装
になり、パワーアップを演出するには十分な説得力。尚、スピーカーはC型ジョイントで接続されるので、ハンドガンや翼にC型ジョイント対応の武器
パーツを付ける事が出来ます。


ビークルモードはラリーカー、初代ジャズよろしくポルシェっぽくなっています。ムービージャズアニメイテッドジャズ
続き、漸くポルシェ(っぽい車)に変形するジャズ…ヘケヘケ(の元になったTFクラシック)から待ち続けた甲斐が有った…。


ビークルモードでもスピーカーは展開可能。G1アニメ本編でもビークルモードでサウンドアタックを披露していたので、
こちらでも再現できるとは嬉しい配慮…ってアレ?そもそもロボットモードでサウンドアタックした事ってあったっけ???


変形シークエンス。これは車体底面前方ですが、バンパーの裏側に収納
されているハンドガンを取り出します。


ドアを開きルーフとウイング部のジョイントを外し、車体後部を関節に沿って90度後ろに動かします
(タイヤの向きに注目)。



その状態で、今度は後方から見てみましょう。タイヤの横にある銀色のブロック状パーツ、
これがロボットモードの足首になります。これを手前に引っ張り出す形で変形させ、その中
に収納されている踵を出します。


ここに面白いオートモーフが有り、足首を出すと同時に画像中央のシルバーのスリット状パーツが
スプリングで移動しているのがお分かりでしょうか?


その状態で直立させたのが左画像で、脹脛を前方に90度回転させながら(タイヤの向きに注目)膝を真上に引っ張る形で両足を変形させます。
すると先程のスリット状パーツがスプリングで展開し、ロボットモードの脛を形成します。


下半身が完成したので、その状態で直立させてみます。


中央に収納された、ロボットモードの両腕を引き出します。するとどうでしょう、両肩の付け根と一緒に中央(ボンネット裏側)に隙間が出来ていますよ…?


そのまま広げると、ボンネット裏側が完全に開きました。これは両肩とボンネット中央パーツが繋がっている為、肩と同時にボンネット中央
が観音開きに割れるという仕組み…つまりオートモーフですね。従来のカーロボット的変形では、ボンネット中央にロボット頭部を貫通させ
る方式を良く取っています。HAバンブルビーにも見られましたが、それらはボンネット中央を開く動作はあくまでそれ単体で、このジャズの
様な連動的変形ではありませんでした。しかしこのジャズは、オーソドックスなカーロボット変形より一歩前に出て、定番カーロボット変形
における二つの動作を一つに纏めてしまうと言う偉業を成し遂げています。それも、凄く簡単な方法で…素晴らしい。


オーソドックスなカーロボット変形に則り、最後はボンネットを前方に傾けて胸部を形成する訳ですが…?ボンネットを前方に倒すと、画面中央にあった
ロボット頭部が移動していきますよ?


定位置まで倒すと、ボンネットの移動に連動して頭部がロボットモード定位置に移動するオートモーフが!まさかこんな所にまでオートモーフがあるなんて驚き…。


最後に、一番初めに取り外したハンドガンを変形させます。ヒンジに沿った単純な変形ですが、中央から折り畳むだけだったヘケヘケ版
プロールに比べると複雑化しているのが分かります。それにしても左側の収納形態、これだけでもハンドガンとして通用しそうな形状ですね。


そして手に持たせて変形完了。結構驚きの連続な変形で、難易度は高くないのに手応えのある変形を見せてくれます。


司令官:回路がショートしてしまう!一体何だこの音は!?

ジャズ:いやぁ?なかなか結構ノレるじゃないの♪イエイ♪

総評としては、ユナイテッド枠ではリヴィール・ザ・シールズアイテム第一弾となったジャズ、いきなりの神認定です。ボンネットが胸部になった事で
前方に出っ張っていて、腕の可動が阻害されるのはまぁ仕方が無いとは言え、それを補って余りある可動範囲に圧倒されました。それでいてプロポ
ーションもよく纏まっているし、ハンドガンやスピーカーを使ったギミックも豊富で楽しいです。更に変形、カーロボット変形を更に発展させ、単純な構造
で新たにオートモーフまで追加している所はまさに職人芸の世界!ジャズが人気キャラクターと言う事もあって市場からも早く消えたそうなので、早め
に抑えておくべきです。もう手首腰足首可動も標準レベルになりつつあるなぁ…。


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2 コメント

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サウンドアタック (名無し)
2012-10-20 01:16:47
未放送回の「サイバトロンの逆襲」で、
凶暴化したストリークを大人しくさせるために
ロボットモードで音波攻撃をやってましたね。
返信する
確認しました (ALE)
2012-10-23 14:28:25
どうも初めまして、当ブログ管理人ALEと申します。

コメントにある指摘を拝見し、早速我が家のDVDで確認してみました。ご指摘感謝いたします。
ですが、ビークルモードにおけるサウンドアタックに使用しているお馴染みのスピーカーでは無く、
腰から何らかのメカを出しそこから発射していますね。しかもサウンドアタックでいつも流れる
あの音楽では無く、ヘッドライトと併用した光と音のエフェクトと微妙に違います。

ジャズ=マイスター副官の能力設定上、これもサウンドアタックだとは思いますが…。
なるほど、これじゃあ思い出せない訳です。
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