大きな世界の小さな部屋

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プライム=第一等、最重要、最良とかそういう意味らしいです 12

2013年08月01日 08時36分03秒 | TFプライム
今回ご紹介するのは、トランスフォーマープライムより“アームズマイクロン最強ウェポン5体セット グラビティプラネットボウガン”…長い。トランスフォーマーシリーズは長い名前が普通ですが、ここまで長い製品名はそうそう無いぞ。その名の通り、日本国内版TFプライム名物“アームズマイクロン”のみのセット販売です。

ついでだから書きますけど、私はアームズマイクロン自体を否定する気は更々ありません。ただ、海外版に元から有った、塗装や武器を削ってまでこいつらを付属させる必要が有るのかと。これだったら海外仕様そのままで発売して、アームズマイクロンはオプションにして別売りにした方が良いんじゃね?みたいな事はず~~っと前から言っている私ですが、完全な形ではありませんが一部のアームズマイクロンが単品販売及びセット販売されていました。う~~~~~む…。一部とは言えそれをやってくれたのは評価しますけど、結局TFとの(色々削っての)セット販売と単品販売、そしてマイクロンだけのセット販売の全てをやって、どっちつかずな印象しか残りませんがな。何でこうも、国内版プライムってどこを取っても中途半端なのか。



ではレビュー開始。
今回のセットはディセプティコンのみで、その中で唯一の人型…っつーかゴリラ型のアームズマイクロン“ゴラⅡE”。ゴリラ型だからゴラ。
箱にはスペシャルクリアカラーと書いてあり、その通りラメ入りクリア成形ですが、何故か箱写真ではメタリック成形…。
尚、付属シールは一切使ってません。


ご尊顔拝見…シールが無いと分かり難いですが中央に一つ目、その上に額、その下に口がちゃんとあります。

さて、ここでこのゴラⅡEについて少しご説明します。そもそも国内版プライム展開スタート時、デラックスクラスでメガトロンさまが発売されました(未購入)。それに付属したのが、今回のゴラⅡEの元になったアームズマイクロン“ゴラ”。後にヴォイジャークラス“メガトロンダークネス(未購入)”が発売され、それに付属していたのがゴラの両腕パーツを変更した“ゴラⅡ”。違いは武器モードになると銃口“だけ”が大きくなる事と、ゴラにあったブレード展開ギミックが削除されている事。今回のゴラⅡEは、ゴラⅡのバリエーションだからゴラⅡEって名前なんです。

最初に今回のマイクロンセットの話を聞いたとき、付属しているのがダークネスを売る為にゴラⅡでは無く、デラックスクラスのゴラだと思っていました。TFは武器の単品販売よりも“抱き合わせ販売上等!武器が欲しけりゃ丸ごと買え!”が当たり前なシリーズですから。しかし、このセットに付属するのがゴラⅡと聞いて一安心。これでセット販売では無く単品販売だったら文句無しなんですが、その辺だけはタカラトミーにしちゃ柔軟性のある良心的な対応かと。塗装の事と言い、やっぱり国内版プライムは全般的に売り方に大きな問題が有るなぁ。一般的には価格を下げる為に塗装オミットしシール仕様にしたとなってますが、もしかしたらアームズマイクロンを付ける為に塗装を削ったのでは?とも思ってしまうのです。





では武器モードに変形します。足を閉じて頭を収納、腰を真っ直ぐ伸ばして腕を後ろに倒し真ん中でくっつける感じです。


で、完成するのがこのフュージョンカノン。ゴラから変更されたのが銃口部分のみで、ヴォイジャークラスに合わせ
大型化したのは銃口だけ。口径は問題無いですが長さは変わらんので、ヴォイジャークラスに持たせるには役不足。


メガトロンさま(画像ではファイナルバトルメガトロンさまを使用)に付けてズームアウト撮影してみると、ご覧の通り
短小フュージョンカノンに。しかも頭でっかちで、これじゃあ納得出来る訳が無い。


しかし、オレ変形させる事で銃身を長くすることが可能です。
ただしそれをやると、ご覧の通りスッカスカになるわ銃口が上下逆になるわと、色々と問題が多いです。逆さに取り
付けられれば良いんですが、ジョイントが武器と腕とで5ミリ穴同士になるので不可能。


しかし、ゾイドBLOXの中継ジョイントを使えば、5ミリ穴同士でも接続する事が可能です。
もしそれを用意出来なければ、5ミリ径の棒なら充分代用出来ます。


するとご覧の通り。長さは残念ながら微妙。もう少し長さと太さが欲しいし、やはり中央のスカスカ感は見過ごせない。
しかし面白い事に、海外版に付属するCGデザインに似たパワーライザー仕様のフュージョンカノンがあるんですが、それとこのオレ変形
させたものが形状的に少し似ているんです。もしかしたら、最初からこうする事を前提に設計されていたのかも。
プライムの担当って元トミー社員でゾイドBLOXを担当してたらしいし。


二番手はスタースクリームに付属した“グルB”…重甲ビーファイターの老師じゃありません。イーグルだからグルだ
そうで。後ろ姿は面倒なので今回は以後省略。


ご尊顔拝見…一つ目は共通ですが、嘴と頭が一体化している様なデザインが特徴。


変形シークエンス。翼を後ろ側に閉じ尾羽を180度折り曲げ、頭を90度上に上げて変形完了。


スタースクリーム(画像は海外版使用)に持たせるとこんな感じに。アームズマイクロンは基本デラックスクラスサイズ
ですが、グルの変形は大きな翼をそのままの形で移動させるのが主体なので、ヴォイジャーに持たせても形が小さく
ならずそこそこ大きく見えます。横幅が広いからかな?ただ細身のスタースクリームの武器にしては、どうにもイメージ
的にデカ過ぎます。海外版に付属したパワーライザーみたいに、武器も細身の方が似合う。


続いてサウンドウェーブに付属したサソリ型“ゾリCS”。こいつもゴラⅡE同様にクリア成形で、箱写真はクリアじゃない
です。こいつは今までと違い、サウンドウェーブに付属したものと、そのカラバリで単品販売されてたバージョンも存在
します(製品名は“ゾリM”)。せっかく単品販売されたマイクロンなんだから、こいつより別のマイクロン付けてくれよ…。


サウンドウェーブに付属するゾリと比較すると、まぁクリア成形ですからそりゃ全然違うでしょう。ちなみにこのゾリCS、
無色クリアでは無くややグレー掛かってます。あと、ご尊顔はメンドーなので省略。


武器モード(変形シークエンスは省略)は従来通りのフレキシブルロッドですが、この色のせいでなんか微妙。


しかしまぁ、せっかくゾリが二種類あるんだから両手装備。肩に付ければ四本腕に見えそう。


次に、ビーコンに付属したイノシシ型“ノジB”。
既に一度ジェットビーコン付属の“イグ”で仕様変更されているノジですが、今回は普通にリペイントで登場。


ご尊顔拝見…ノジでポロリ紛失したモノアイパーツも今回はちゃんとついているので、これがノジ本来の顔。


ノーマルノジと比較すると、暗い色から明るいブルーに変更されました。


武器モードに変形…変形シークエンスは省略。明るいブルーになったんじゃビーコンには似合わないんじゃ?と思った
ら、この色ってビーコンの体色に使われている紺色に似ているので、そんなに違和感ありません。


まぁ使い勝手のいいノジが二つ手に入ったので、取り敢えず両肩装備させてみました。ジェットビーコンのイグでも充分代用
出来るので、ちょっとだけこいつより他のマイクロン付けて欲しかった…って気持ちも有ります。


最後にクモ型“イダB”、こいつは今回のセット版で初登場となったカラバリ。
本来はエアラクニッド(未購入)に付属していた“イダ”のリペイントです。クモ型…そう見るにはちょっと厳しい。
一応足は8本ありますけどね。



ご尊顔拝見…一つ目も完備してますが、よく見るとその下に目が四つ。つまり、こいつだけは一つ目じゃ無いのか。


それでは武器モードへ。前足中足を折り畳み水平にし、背中を180度回転させ後ろ足を同じく180度回転、上下が逆向きになる様にします。


手に付ければ、これまた分かり易い大型クロー。変形した事でクリアパーツが現れる演出も地味に面白い。


それでは本セット最大の目玉、武器合体へ。
まずイダのクローモードから、前足と中足を起こしクロー=後ろ足を逆向きにします。


続いてグル、翼を開き尾羽を90度持ち上げます。


で、イダとグルを5ミリジョイントで接続します。


次のゴラの変形。銃口を開き斜め後ろに移動させます。
武器同士の合体なのに、一番口径の大きいこいつは銃口として使わないんですね。意外。


上部分のジョイントに、武器モードそのままのノジを接続します。
本当はノジのグリップを折り畳むように取説には記載されてますが、そのままでもOKです。


で、ノジ+ゴラをイダ+グルと接続します。ノジの銃口にイダの凸を差し込む感じです。


最後に、真っ直ぐ伸ばしたゾリをイダの5ミリ穴に接続して完成。


これぞ合体武器、“グラビティプラネットボウガン”だとか…えーっと、グルの翼とゾリの尻尾がボウガンなんでしょうか。
ゴチャゴチャしててよく分からん。


流石にマイクロン4体合体となるとそれなりに大きく、ヴォイジャークラスでも取り回しに苦労するほど。重さも有るので、
片手持ちするには肘関節が武器の重さに負け保持出来ません。よって両手持ちがデフォですが、幸いあちこちに5ミリ
ジョイントがあるのでグリップには事欠きません。箱写真ではメガトロンダークネスに持たせていますけど、両手持ちが
デフォな上にメガトロンさまは形状的に真横を向けないので、武器先端と目線を合わせられません。


そして、ここに大きな欠点が。ノジの銃口にイダの凸を差し込んでいる訳ですが、前者とノジ本体の接続が非常に外れ
やすいです。ここは5ミリジョイントでは無く、銃口パーツしか取り付けられない形状なので、いっそ接着した方が。


上記の欠点各種を踏まえて、肩に担がせるのがベストかと。

総評としては、デラックスクラス一体より少々安い程度の価格とは言え、ヴォイジャークラスの該当TFを買わなきゃ手に入らなかったグルとゴラⅡを買える様にしてくれたのは非常にありがたいです。元が組み換え前提のアームズマイクロンなので、単品での組み換えプレイバリューは非常に高く、この辺はタカラの伝統“有形ブロック構想”を上手く受け継いでいるかと(トミーのゾイドBLOXも有りますが)。

その気になればもっとかっこいい組み換えが出来ると思いますが、箱に記載されている合体武器の代表例と製品名がグラビティプラネットボウガン、これはちょっと失敗ではないか?と思います。見た目の纏まりもいまいちだし、なにより過去にこれからイダとノジを除いた合体武器“プラネットボウガン”が存在するので…。これだったらゴラⅡを一番前に持ってきて、大口径キャノンとかの方が良かったんじゃね?と。今回は撮影してませんけど、今回のセットだけで実際に作れますから。そして相変わらずパーツ精度が悪く、接続部に亀裂や白色劣化が起きやすい。

それほど高い物でも無いし、武器なのでいくらあっても困らない。よって買っておいて損は無い代物です。ただ、パーツ精度の悪さやシールなどの安っぽさはどうしても否めません。本当に、プライム関連は全般で見ると“中途半端”って言葉が良く似合う。


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