大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

プライム=第一等、最重要、最良とかそういう意味らしいです 11 Aパート

2013年07月26日 00時09分04秒 | TFプライム

今回ご紹介するのは、TFプライムよりディセプティコン破壊大帝“ファイナルバトルメガトロン”。
一度ヴォイジャークラスで発売されているメガトロンさまですが、今回のはその仕様変更品。肩のトゲトゲしたアーマー、太い腕、背中
に背負った武器が迫力満点。プライムと言えば(日本国内版は)塗装オミットですが、このメガトロンは全体の半分近くがシルバーで
塗装されているゴージャスな仕上がり。シールは貼ってませんけどご覧の通りのクオリティ、当時店頭でこれを見た時“やれば出来る
じゃないか!?”と驚嘆した物です。付属する大きな武器が新規造型品では無く、過去に発売されたものの流用だけにコストが抑えられ、
その分を塗装に回せたのかもしれません。私は外部の人間なので、この推測が正しいかは不明です。


ご尊顔拝見…こちらもシルバー塗装ですが、よく見ると目が部分的に塗装されています。プライムメガトロンと言えば
目力なので、これは嬉しい配慮。

アニメ設定では、今回のメガトロンさまはかつて司令官の同志で、その実力をお互いに認め合っていた仲間同士だったの事。が、思想の擦れ違いから二人は決別し、現在に至るとか。箱裏には“オートボットの古代武器マトリクスセイバーに対抗する為、右腕に過去のプライムのものを移植。それにより強大な武器ダークエネルゴンセイバーを生み出した”と書かれています。現時点ではまだアニメ本編を見ていないんですが、この辺はアニメ設定準拠らしいですね。


可動は中の上。首ボールジョイント、肩ボールジョイント、肘、肘下ロール軸、手首が変形の都合で内側にのみ可動、股関節ボールジョ
イント、太腿ロール軸、膝、爪先と踵が変形の都合で前後にのみ可動。変形ギミックを考えると腰固定は仕方が無いのですが、ここ最近
のTFで肘下ロール軸とは珍しい。大体が肘上なんですけど。少し無理してますが、背中の大剣に手を回すポーズも大まかには可能です。


塗装部を見てみましょう。頭部、両肩、胸部、腹部、そして下腕部が塗装され、右腕はシルバーでは無くあずき色で
塗装されています。これが移植した過去プライムの腕なんでしょうか。


胸部をズームしてみると、ただ塗装されているだけでは無くよく見ると縦方向に無数のスジが通っています。
このメガトロンさまの元になった“メガトロンダークネス”では、この頭部、胸部、肩がシルバーメッキされていました。私は
それが嫌だったんですが…。部分的すぎてバランスが崩れてるとか、目立つところにあるのでギラギラ光って派手すぎる
とか。製品名はダークネスなのに。


ここからは文章で。
そもそもそのメガトロンダークネス(以後ダークネス)、アニメ設定とは色が全然違うのです。設定では全身シルバーですが、ダークネスは暗いグレーとギラギラした部分的なシルバーメッキでした。設定に近いのはこのファイナルバトルメガトロン(以後ファイナル)の方で、設定に拘るならこのファイナルがお勧め。

しかし、ファイナルの欠点はダークネスに付属した大きな蝙蝠型アームズマイクロン“ハデス”と、フュージョンカノンに変形するアームズマイクロン“ゴラⅡ”が付属しない事(ただし、ゴラⅡは既発売だったアームズマイクロンセットで購入出来ます)。だから、プライム版メガトロンさまは海外版に手を出そうとも考えていたのですが、そっちはそっちでまたアニメ設定とは違う象牙色みたいなカラーで、それだったらむしろダークネスの方がまだマシに思える位でした(パワーライザーは捨てがたいですが…)。まぁ、メッキ入れるくらいならアニメ設定準拠の塗装してくれとは思いますけど。

ですから、今回のファイナルは漸く登場したアニメカラーに近い製品となりますね。ただし、ファイナルの設定上右腕の色が違うので、右腕もシルバーにしたいなら同じ色で塗装するか、ファイナルをもう一個買って左腕ガワを右腕に移植するしかありません(ただし、正確にはガワパーツは左右非対称です)。何故なら、右腕もシルバーで塗装されたヴォイジャー版プライムメガトロンは存在しないからです。

余談ですが、ダークネスより前に発売されていたデラックスクラス版は、最初から設定カラー準拠でした。それにもバージョン違いが有り、プライム展開スタート時に発売されたアームズマイクロン“ゴラ”が付属したバージョンと、プライム展開前に発売されたファーストエディション版の二種類が存在します。元々前者後者の仕様変更品で、前者はマイクロン付き&塗装オミット=シール仕様でしたが、後者はマイクロン無し&シール無し=塗装きっちりでした。でも武器が無いわけでは無く、マイクロンの代わりに変形ギミックの無いフュージョンカノンが付属していました。マイクロンに拘りが無ければ、後者を選んだ方が無難。ただし生産数が少ないので、今となっては入手困難。ファーストエディション版発売当時の私は、後にヴォイジャークラス版が出るの分かってましたから、後に発売されたアームズマイクロン版もそれを見越してスルー。



この画像は肩を真横に広げ、真下から撮影した物です。中央のボールジョイントは本体から伸びている肩ジョイント
ですが、普通はこれが真横を向いている物がメガトロンさまの場合は斜めを向いています。これが干渉しやすく、腕
を動かす時は地味に障害になってます。そしてその隣に有るジョイント、これは背中と胸部を接続する為のものです。
まぁ変形の都合ですね。



しかしこのジョイントが外れやすく、腕を動かそうとすると腕が回るより前にこのジョイントが外れ、背中がカパカパ
開くことに…。スタースクリームと同じ轍を踏んでます。


次に、最初で触れた肘下ロール軸に付いて。腕ロール軸は普通は膝上に付いている物です、何故ならそっちの方が
融通が利くから。二の腕がクリア成形、そしてコストの都合か上腕を一体成型パーツにしてあります。それを踏まえて
肘下ロール軸になった様です。肩ボールジョイントのお蔭で多少は腕を内側に向けられますが、やはりこれが限界。


スタースクリームを例に挙げますけど、つまりこの曲げ方が出来ないんですね。
肘下ロール軸はこれだから、融通が利かなくて困る。


さて、今度は背中に背負った武器に付いて。
先に言っておきますが、これはファイナルより前に発売された“ダークマターカリバー”、これをクリア成形にしたものです。


背中には5ミリジョイントで接続されており、外したら受け側(画像左の真下に垂れ下がっている紫のクリアパーツ)を
定位置に収めておきます。


で、これがダークマターカリバーの仕様変更品“ダークエネルゴンセイバー”。例によってシールは一切貼ってません。
幅の広い蛮刀を思わせるデザインで、切れ味よりも重さで叩き割るって感じがワイルドで良し。


アームズマイクロンと言えば、サイズ的にデラックスクラス向けでヴォイジャークラスより上となると、どうしても小さく見えてしまうのが欠点。しかしダークマターカリバー等の“合体アームズマイクロン”の場合は、三体のアームズマイクロンが合体し一つの大型武器になるので、この問題を解消しています。このアイディアは2003年度作品“TFマイクロン伝説”でも用いられていますが、今回の物は合体状態を優先してデザインされている様で、マイクロン伝説の合体武器に比べ非常に纏まりが良くなっています。逆を言えば、マイクロン伝説のものは合体武器状態が凄く纏まりが悪かったんですね。まぁ、マイクロン自体がこの時期に生まれたものだから、その辺は仕方が無いか。


手に持たせてみると、三体のマイクロンが合体しているだけに、その大きさは迫力満点。サイズに関しては文句無し!
ただ流石に重すぎて、腕関節が支えきれず垂れ下がることもしばしば。今回のファイナルにはフュージョンカノンは付き
ませんが、この迫力はそれを補って余りある。


では、今度は各マイクロンに付いて見てみましょう。剣先、真ん中、柄の三つに分けます。


まずは剣先から変形させましょう。剣先を開き後ろに回し、腹側に収まっていた尻尾を根元から180度回して引っ張り出します。


ダークエネルゴンセイバーのアームズマイクロン一番手、“シャドウガブ”。上記の通りダークマターカリバーが元で、
そっちの名前は“ガブ”だったとか。ディセプティコンのマイクロンは動物型ですが、これ一体何???聞く所によるとカブ
トガニだとか。だからガブなのか…ああそう言われてみればカブトガニに見え…見え……見えねぇよ!


ご尊顔拝見…カブトガニは本来背中に目が二つあるのですが、これはアームズマイクロンなので一つ目に。真上
から口が見えますが、本来カブトガニの口はエイと同じで腹側にあるんですよね。まぁこれはマイクロンですから…
って今思ったんですが、こいつカブトガニ型よりエイ型の方が良かったんじゃ?


さて、今回のアームズマイクロンは単品でも武器に変形出来ます。左右(元刀身)を真横に真っ直ぐ伸ばし、尻尾を
根元から180度回転させます。


これは頭部付近のアップですが、頭部の後ろに有るクリアパーツを根元から後方に180度回転させます。


手に持たせて完成…なのですこれ一体ナニ???取説にもこう持たせると書かれているんですが、銃にしては銃口が
無いわ先端は矢尻状になってるわ…誰か教えて下さい。
ビーストモードの尻尾をそのまま手に持ってハンドアックスとかの方がいいんでは?


次、刀身の真ん中あたりの変形を。まずひっくり返します。


その裏側から、中に折り畳まれていた細長いパーツを90度持ち上げます。これは脚なのです。


またひっくり返して足で立たせ、頭と翼を広げて変形完了。この変形、初代TFのコンドルそっくりですね。


第二のアームズマイクロン、“シャドウバル”。名前から察するにファルコン?
まぁなんにせよ、ガブよりはちゃんと鳥に見えるからまぁ良いか。よく見ると尾羽も有ります…思いっきり短いですが。


ご尊顔拝見…。
一つ目はいつもの事ですが、鳥モチーフって特徴がしっかりしているので、どこがどこなのかはっきり分かりますね。


シャドウバルの武器モードは合体モードを上下逆にしただけなので、非常に纏まりの良い形状。ナタですねこりゃ。
取説では前後逆に持たせてますけど、こっちの方がしっくりくるかと。他のマイクロンがビーストモード、武器モード、
合体モードの三段変形なのに、事実上こいつだけ二段変形なのは気にしない。


最後にグリップ。真下に垂れ下がっているナックルガードと思われるものを90度持ち上げ、グリップを中に収納し、鍔に収まっている細長い
パーツを180度持ち上げ、上に向いた前後のパーツを真下に180度倒して変形完了。


第三のアームズマイクロン、“シャドウダイ”。なるほど、ワニ=クロコダイル=ダイなのね。よく見ると背鰭もちゃんと
あるし、こちらもモチーフがはっきり分かり易い。なぜガブだけああなった。


ご尊顔拝見…こちらも例外に漏れず一つ目。ワニモチーフなら口が特徴ですが、牙のディテールが欲しかったかな。


続いて単品武器モードに変形。頭を後方に折り曲げ、四肢を上に折り曲げます。


そのまま限界まで…180度折り曲げていくと、ご覧の通りコンパクトな箱型になります。この纏まり具合は見事。


最後にひっくり返して、中央からグリップをお越し尻尾の先端を90度曲げます。


手に持たせれば、四連装サブマシンガンになります。銃口がやや小さいですがちゃんとサブマシンガンっぽい短めの
形状になってるし、尻尾がストックになっているのも無駄の無い作り。アームズマイクロンじゃこれが一番ですね。


このファイナルには、ダークネスに付属していたアームズマイクロン=フュージョンカノンが付属していないのは上記
の通りですが、ファイナルより前に発売されたアームズマイクロンセット“グラビティプラネットボウガン”を買えば、ダー
クネスに付属していたフュージョンカノンのリペイント版が手に入ります。もう一方のアームズマイクロン“ハデス”が欲
しくなければ、マイクロンセットだけ買うのも有りですね。

次回に続く。


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