STUDIO ZODIAC

黄道12星座のように様々な得意分野で活動を続けています。

▼雑阿含経@お釈迦様

2004年04月13日 | ■ (;・∀・)ノ【ロバくん辞典】
「雑阿含経」に、こんな話がある。

キサー・ゴータミーという貧しい女性が、死んでしまった自分の子供を抱きかかえ、「誰か、この子を治す薬を下さい!」と町をさまよい歩き、お釈迦様の所に辿り着いた。

お釈迦様は、ゴータミーを哀れに思われ、「私が薬を作ってあげるから、よく聞きなさい。」「薬の材料としてケシの実が必要だ!」「但し、普通のケシの実ではなく、これまでに一度も死人を出したことのない家からもらったケシの実でないと効かない。」「そういう家からもらってきなさい」とおっしゃった。

そこで、ゴータミーは家々を尋ね歩くが、どの家もどの家も、全部、死者を出した家ばかりです。 親に死なれた家、連れ合いに死なれた家、子供に死なれた家。 死人を出していない家は一軒も無い。 そうして家々を回るあいだに、ゴータミーの狂気は少しづつ鎮まっていきます。 

愛する人に死なれて悲しみ苦しんでいるのは「自分だけではないのだ」と気づいていきます。

ゴータミーは、お釈迦様のもとにもどります。お釈迦様が、「どうですか? ケシの実はもらえましたか?」とお尋ねになると、「いいえ、もうお薬は結構です。」と応え、子供の亡骸を荼毘にふして、出家しました。

・・・というお話です。

バカに付けるクスリなどないわ!>(;・∀・)ノ

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