4月28日 マルヤガーデンズ開業－これでいいのか鹿児島市・天文館地区の活性化策

　鹿児島天文館の三越鹿児島店跡地に開業準備中の「ガーデンズ」（マルヤガーデンズ　社長　玉川恵氏」は，４月２８日（水）グランドオープンする。全７６テナントのうち，鹿児島初出店は，九州初の１１店を含む３７店で年間売上高７０億円，来館者３５０万人を見込むという。

　また，国の補助金を受けるメドが立たなくなり中断していた発天文館地区にシネマコンプレックス（複合映画館）を建設する計画も，鹿児島市や鹿児島商工会議所など関係者でつくる協議会が設置され，2011年４月着工，12年春開業を目指し再始動した。
　
　こうした鹿児島市の中心市街地・天文館地区の活性化に向けての取り組みに，私は，「時代錯誤」では，との疑問を持つ。その理由は，①鹿児島の人口構造，産業構造の変化，それに関連しての県民の購買行動の変化，（「２００９（平成２１）年度　消費者購買動向調査」）
②九州新幹線全線開通による福岡への購買力流出というストロー現象への懸念，②激変が予想される九州の小売業界の動向，③補助金依存，他力本願の政策展開，の３つをあげたい。

　（4/17-7:59書き込みの第3校）　


▼参考データ－野村総研　「生活者１万人アンケート」と鹿児島にセブン-イレブンがない訳」

　


　野村総合研究所は，2009年7～8月実施の価値観や消費行動について聞く「生活者１万人アンケート」の平成２１年版より。



　次回は，「激変が予想される九州の小売業界の動向」に関してブログに書き込みます。


　　　　　　　　　（明日－「激動の九州小売業界」を書き込みます。）
　

▼関連ブログ－－－－－－－－－－－－－

・九州・激動の小売業界－その１

・三越鹿児島店跡の「マルヤガーデンズ」　４月２８日開業
・鹿児島　天文館　大型書店跡の人通りは９割減
・三越鹿児島店　閉店とその後・２　　商業ビルに変身
・九州は６０店体制に拡大　紳士服ＡＯＫＩ（業界２位）

鹿児島地盤のミドリ薬品　マツモトキヨシHDの傘下入り

卒業式を終えて２　－　Ｏ君の卒論（商店街活性化）　

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