これはブログですが、私のFBに、大牟田市の情報を発信されている中川原竜一さんの投稿がありました。そしてそこへ、本日、森史朗さん(大牟田市。菊水堂)より、大牟田動物園に建設予定の絵本ギャラリーについて、私宛に質問が投稿されていました。森さんは和菓子屋のご主人で大牟田の発展を願っておられる方です。誠実にお答えする義務があると判断し、FBにささやかな「回答」をさせて頂きました。その転載です。
森史朗様
おはようございます。
いま、市議会でご検討頂いていることに、私がここで答えさせて頂くのは、不適切だと思いますので、答えは控えさせてください。
ただ、ここまではいいのかなと思えるのがありますので、書かせて頂きます。
4年前だったでしょうか、「内田麟太郞絵本美術館を作りたいので、お力添えを頂きたい」とご相談を頂きました。市と商工会議所の方がご一緒でした。私は即座にお断りしました。赤字になるからです。もし、大牟田でなくよその町からそのようなご相談があれば、私は喜んでお受けしたことでしょう。
作家にとってこんな嬉しいことはないからです。でも、大牟田は私の故郷でした。
いかに嬉しいからといって、赤字になると分かっているものを受けるわけにはいきません。
市と商工会議所のみなさんは落胆されました。そのお顔を見ているうちに、私はなんとか故郷の「元気」のお手伝いをしたいと思いました。
それで、こう提案しました。「内田麟太郞絵本美術館では赤字ですが、ともだちや絵本美術館なら、ぎりぎりとのところで回せるでしょう。それから先はみなさんのお力です」。
これは子どもは「サザエさん」は知っていますが、その作者を長谷川町子と知っていないことと同じだからです。絵本「ともだちや」のシリーズは200万部を超えています。教科書にも採用されています。たぶんロングセラーとして、これから50年間は売れていくことでしょう。
でも、これには重要な問題がありました。ともだちや絵本美術館と名乗りながら「おれたちともだち」シリーズの絵本原画が展示されていないでは、詐欺になるからです。私はその場でスロヴァキア在の絵本作家 降矢ななさんに電話をさせてもらいました。 降矢さんは絵本原画の大牟田への寄託を承知して下さいました。
途中で「内田麟太郞絵本美術館の名前にしてほしか」と同級生の要望がありました。わたしは断りました。 降矢ななさんからも「内田麟太郞の名前を」といわれました。こちらもお断りさせて頂きました。
わたしたちは大きな目的を持っています。それは大牟田へ市外から沢山の方に来て頂くことです。いろんな候補地が挙がりました。その中で私が動物園を一番考えたのは、一番市外から来て下さるの方に喜んで頂けると思ったからです。
人を呼ぶには二時間は愉しめる黄金の三角が必要です。かっての大牟田にはそれがありました。映画館・松屋・銀座商店街。楽しく二時間を過ごせました。
柳川にもあります。川下り・白秋(お花)・せいろ。
絵本美術館は単独にそこあるだけでは市外のお客さんを満足させる力はありません。白秋記念館とても同じでしょう。
水木しげる記念館だけでは人は呼べません。あの数百体のブロンズのおばけたちが待っていてくれるから、あの盛況なのではないでしょうか。そしてグッズを買える楽しみ。
森様もきっと同じだと思います。いかにすれば大牟田を愉しんで頂けるか。すべてはここに尽きます。
私は動物園のみなさんを尊敬しています。それは私の「大牟田自慢」のひとつです。
子どもたちには観察も空想もひとつのことではないでしょうか。どちらもその成長に欠かせない大切ものとして。福岡伸一さんのご本を読むと、美術と音楽にも造詣が深い方だなあと感じます。このセンスが動的平衡と複雑系を面白く語って下さる力なのだなぁと。
大牟田のみなさんを信じています。だから私は沈黙を守ってきました。でも森様のご質問に答えさえて頂くのも誠実であろうと判断しました。まだ、ここまでしか答えられませんが、ご理解頂ければ幸いです。それでは。
内田麟太郞
昨日16日は、早いお昼を頂き中野へ。詩誌『0』ゼロの同人会でした。合評が終わり、いつもの酒亭は休みなので、俺んちへ。二時間ほど楽しき雑談を。猛者どもは三次会へと消えていきました。♪さよなら さよなら げんきでいてね~
今日17日は、上記の「回答」を投稿させて頂いたあと、ムジナと多摩川へ。彼岸花が満開でした。画像はそこで拾った柿の葉っぱです。林はツクツクホウシの蝉時雨に傘差す人も。
散歩時間は90分ほど。ムジナは疲れて眠っています。
はらはちっとばかしてますけど。
この度はすいません。
失礼しました。すぐに訂正させて頂きます。
いいえ、いい機会を与えて頂きました。
我が家の愛犬Qたろうも、今日、少し散歩して疲れています。暑さに弱いもので‼︎
すみません‼︎ムジナさんと一緒にしてはいけませんm(_ _)m
わたしにも昔の思い出です。今は自転車さん。その前は映画館。その前は空き地だった金比羅さんの麓に柿の木がありました。小さな白い花が咲き……。
犬は皮膚呼吸が出来ないから大変なんでしょう。ムジナも同じです。(^0^)
私はそれほどでもないんですよ。どちらかと言えば至誠は天に通じると信じていますから。
大変なのは市や市会議員のみなさんや商工会議所。そしてこれまで絵本ギャラリーを支えてこられた読み聞かせの方たちでしょう。それだけに私はのどかなじいさんでいたいと思っています。ご心配ありがとうございました。
深い「お考え」と、より深い「故郷愛」、人間愛、すごいお返事でした。ため息が出るほど感服しました。
柿の葉は、雨に打たれ、風に飛ばされて、朽ちるだけですねえ。でも、多摩川から海に出られるかも。
故郷ってそんなところなんですよ。
講演に行くと、その町が無名の人たちによって熱く支えられているのが分かり「ああ」となります。これがこの国の大事なインフラなんでしょうね。
絵本カフェでゆっくり休んだり、売店でキャラクターグッズが買えるとお家でも楽しめて、季節事にイベントがあればまた行きたくなりますね。独り言です~💦
なが~い独り言ですね。心療内科に行きますか。 (^o^) お元気で。