抜群に面白かった。
観終わった後、ニヤニヤしながら劇場を出た。
そのニヤニヤは「面白さの余韻」と「この映画を見逃さなかった喜び」から出るものであった。
そして面白いだけでなく、クスクスと笑えるシーンも満載だった。
オフィシャルHPでは「タイムスパイラル」という表現だったが、ひとつの出来事を別々の立場や角度で何度も繰り返し映像化する手法を使っている。
以前に海老沢泰久の小説「F2グランプリ」を読んだ時から好みの手法だったが、この作品はサスペンスなので複雑さが増した。
HPにも書いてあったが、ジグソーパズルをひとつひとつ埋めていくような感覚に近い。
キッチリ埋められるとかなり嬉しい。
そして「良く出来てるなぁ」と脚本に感心する。
劇場で観ていた他の人も「ほ~~っ」「なるほど」「あはは!」という声があちこちから聞こえた。
この映画にレビューしている人の多くは「予備知識なしで観てよかった」と感じているようだ。
私も珍しくパンフを持ち帰ったが、観るのであればパンフや予告編を一切見ない方が良いと感じた。
宮田が真紀の携帯番号を手に入れると、ひとつのストーリーがまとまる。
それだけでも結構面白いのだけれど、そこから面白さが加速して最後まで一気に突っ走ってしまう。
主役の中村靖日、霧島れいか、山中聡、板谷由夏・・・全て私の知らない役者だったけれど、どの人も良かった。
山下規介は久し振りだったなぁ・・・そして最高に良かった。
この前観た時は気付かなかったけど、この映画館は写真の通り、ちゃんと前列の席とズラして後列の席が配置されていた。
一番後ろの席とその前の席だけがズレてない。
前回はその被害をモロに喰ったが、本日は空席が目立ち、前の人の頭が邪魔になるって事はなかった。
私は映画は好きですが、情報にはウトいです。観られる本数が限られてますから、いつもへー太さんとこのブログを参考にさせて貰ってます。
http://blog.goo.ne.jp/heikinoheita/
点数が付いてて、面白さが分かり易いのです。
この作品は良かったですよ。ホンマ必見です。
金沢ではワーナーマイカルとユナイテッドシネマの2系統が観られます。最近になって気付いたのですが、ユナイテッドは封切期日は遅くても、かなりコッテリした映画まで上映します。この「運命じゃない人」も10月8日からの上映でした。
ただ、やはり首都圏や関西圏と比べると上映しない映画は多いのではないのでしょうか。
幸い出張時には時間の余裕ができ易いので、面白い映画は早目に観るようにしています。
ホント、「見逃さなくてよかったー!」と心の底から思いました。
ということでTBさせていただきました。
よろしくです~
金沢では本日から公開です。
早速、映画好きの先輩に薦めときました。
それぞれの視線で構成されてますので、それぞれの場面が上手く繋がった時なんかは、心から「あーーーなるほど、なるほど。」と思いますもんね。