逃亡へき

深夜、信号待ちの交差点で。
明かり取りの電灯がパチンと音を立てて切れるのを見た。


中学生の頃から、深夜一人で出かけるのが好きだった。
昼間とは違う静かな街。
昼間とは違う冷たい空気。

昼間嫌なことを抱えていても、夜の間は違う人間に
なれる気がした。
誰も知ってる人がいない空間のなかでは
私は私であってもいいし、私が私でなくてもイイ。
たとえば今思いついたストーリーの中の人物だって。。

免許を取ってからは少しパターンが変わった。
車に乗れば遠くまで行けるし、友達や好きな人のところに
だって行けるようになった。
でも逃げたいときにはやっぱり誰もいない場所に行った。

今も、呼べば出てきてくれる人はいるけれど、結局一人で
出かけてしまう。

私の妄想癖は現実逃避の類なのかもしれない。
いつだって夜の外出は現実を走っていない気がする。


さて近頃の私といえば、年度末の駆け込みで本当に帰宅が遅い。
（今働いている部署はお役所仕事なのだ）
子供のいないときならぜんぜんヘッチャラな時間だけど
さすがに双子も寂しい様子で、すっかり甘えん坊ちゃんに
なってしまった。。
こうなると夜中に起き出してママを探したりするので
私の外出は難しい。
こんなにもストレスが溜まっているというのに、一体どこで
発散すればいいんですかぁぁ。

お母さん業というのは本当に融通が利かない。
でもこの仕事ばっかりは譲ってあげられないのだ。

痛い・・・

顔が痛いの・・・。
うぅ、どめすてぃっくばいおれんす・・・！

顔がちょっと痒いな、と思って軽く掻いたら流血。
びっくりしてるうちにドンドン広がって
ドンドン痛くなって・・・。

今日ついに耐え切れず、仕事の帰りに皮膚科へ。
自分では「これはスギ花粉症皮膚炎に違いない」と
思っていたし、先生にもアレルギーなんです、と
伝えましたが結果はトビヒでした。
どうやら長男君の足の怪我は怪我ではなくトビヒだった
らしく、それがうつっちゃったみたい・・・。

薬局で薬剤師さんに
　「トビヒって大人は普通ならないのにね。クス」
と笑われる始末。。
顔なんて誤魔化しようもないし、はずかしーぃ！！
それに痛い。痛いのぅぅ！！

りなさん・・・

少し前のこと。

双子たちがあまりにも言うことを聞かないので頭にきて
　「もうママ辞めるからね！」
と宣言しました。
するとワンワン泣きながら謝ってきた双子たち。
　「ママー！もうしませんー！」
　「わーん、ママー！」

　「私はね、もうママじゃないの」

さらなる号泣。
ちょっと可哀想になってきたけど、すぐに引き下がっては
意味が無くなると思い引き下がれない私。

　「じゃ、時計の針が12のところに行くまでママじゃないから」
（正味10分くらい）

その間も泣く双子。
いやだぁぁ、ママがいいー！！

　「私、ママじゃないから用事があるならリナさんって呼んで」

うわーん！！

　「ごめんなさいぃぃ、りなさん」

ぶ！
りなさんって言った！
つい笑ってしまう私。
なんて可愛いんだろ、この子達は。
時計の針が12に行く前にオマケで許してしまったけど
面白いことを言ったから良しとしてあげよう。
二人とも大好きよ☆

野の花

お天気の良かった土曜日。
双子と朝から散歩の約束をしました。
「ママ、またお花が咲いているところに行こう！」
双子もお花が大好き。
前回は見事な枝垂れ梅が咲いている道を歩いたのです。
さぁ、今日はどこに行こうか？

我が家の周りは田んぼがあって、かなり自然が豊かな場所。
春先には色とりどりの小さな花を付けた雑草が沢山生えます。
私は子供のころから小さな青い花が大好きでした。
散歩の途中、その花を取ってあげると次男は大事に家に
持って帰り、飾りたいと言いました。
友人からもらった一輪挿しに水を入れて挿してあげたら大興奮。
二人とももっと飾りたい！
と家を飛び出して空き地へダッシュ。
青の花、黄色の花、紫の花。
どれも雑草と呼ばれる種類だけど、力強い緑色も手伝って
とても綺麗に飾ることができました。

背の高い一輪挿しは長男作。
低いビンは次男作。
二人ともなかなかセンスいいじゃん！

でもお花を探しているときに
　「こっちにたくさんあるわよー」
　「これもあげるわよー」
と二人ともオネエ言葉だったのが気になります。。
どこかで何かを見た影響ですか？
それともカーリーですか？
ママ、カーリーのお花はあんまり好みじゃないんだけどなぁ。

でも双子でお花屋さんやったら女子にはモテるかも～？
花屋は女子率が高いから選り好みできるぞ☆
いや、やっぱ一人は和菓子職人とかがいいなぁ。
ママは美しいものと美味しいものが好きだし（自分本位）

浮気の虫

先日整形手術のテレビを見てお腹の皮を整形したくなった私。
だって双子出産の後遺症（？）でシワシワであることが非常に
気になるんだもの。
それはもうチラッとお腹が見えそうなことも嫌なくらい。。
段々暖かくなって薄着になるしさ。ぶぅー。

　「こんなにお腹がシワシワじゃ浮気も出来ないよ。
　　いいよな、ダンナ氏は子供がいてもいなくても体が変わら
　　ないから浮気できるじゃん」

と言ったら考え方がオカシイと怒られましたｗ
えー、でもいつそんな気になるかわからないじゃん。
３、４ヶ月くらい前に二十代の男子から携帯の連絡先もらったし。

そう。
そういえばそうなんですよ。
どういうわけか、若い男子の妄想フィルターにかかってしまい
連絡先をもらってしまいました（ビックリ）
彼とは軽作業のバイト中に出会ったのですが、どうせその日だけの
つきあい。話しかけられても適当に受け流し。。
年齢は聞かれたけど教えず、普段は何やってるのかを聞かれたので
素直に平日はＯＬと回答。
帰ったらご飯作るの？と聞かれ、そうだねと答えました。
そしたら帰りがけに恥ずかしそうにメモを・・・。
完全に一人暮らしのＯＬと勘違いしてるだろ！？
ヘタしたら一回りくらいお姉さんですよ！？（可哀想）

もちろん見る目の無い可哀想な男子に連絡する気にもなれずメモは
すぐにポイ。
でもメモを渡した方って、連絡が来なかったら想像するだけでかなり
恥ずかしいんじゃないだろうか。

メール来るかな～ってチラチラ携帯を気にしたり。
やっぱり来なかったって少しガッカリしたり。
土日にバイトしてるＯＬなんて実は不倫してるんじゃないか、なんて
想像してみたり。
いや、友達や彼氏にメモを見せて俺のこと笑ってんじゃねーか！？と
思ってハラハラしてみたり。
うわー、忙しそう（全部妄想ですが）

ま、正解は
　「思い出したついでにブログでネタにされる」
だけどね。
やっぱ、少し踏み出してみれば良かったかなぁッ♪