小雨の中、列車がウイスラー駅に着き、乗客は待っていたバスに次々と乗り込み、
我々も予約してあったデルタ・ホテルに送ってもらいました。 その途中、雨に濡れた
鮮やかな緑の樹木に覆われた森の中に点在する山小屋やホテルなどが見え隠れ
するのを見て、リゾート地に入ったことを実感しました。 紅葉も綺麗です。
ウィスラー・ビレッジの中にあるホテルは、キッチンとリビングの付いた落ち着いた
2ベッドルームス・スィートで、バスルームも2つ。孫たちはあちこち駆け回り大喜び。
20年ほど前にこのホテルに泊まった時にはダイニングルームがあったのですが、
食事サービスは合理化でやめたようです。 ホテルの周辺にはレストランが数多く
あるので、「そちらでどうぞ」ということのようです。 ホテルの中にある「象と城」という
パブで簡単なランチをとった後、さっそくウィスラー・ビレッジ内の散策に出かけました。
「晴れ男」と自称する一人のお蔭で、出かける頃には雨もほとんど上がってきました。
20年振りくらいに訪ねたウィスラー・ビレッジは、色とりどりの建物がたくさん建ち並び、
素晴らしいリゾート地に変貌していました。 ホテルをはじめ各種のパブやレストランや
ギフトショップなどのきれいな店舗が並んでいます。 学校もはじまり夏も終わりに近い
というのに、町中は観光客らしい人たちで大変賑わっています。 どこからこんなに
大勢の人たちが集まってくるのでしょうか。
<冬季オリンピックのマスコットキャラクターが並んでいます>
中には泥をいっぱい付けた若者から中年にかけた男性が数多く街を歩いています。
街の周囲のあちこちにある山からマウンテンバイクで駆け下りてきた人たちです。
からだ中に付けた泥んこもファッションの一部なのかも知れませんね。(笑)
ウイスラーは冬のスキーリゾートとして有名なので、夏は閑散としているのでは?
というイメージでしたが、ハイキング、乗馬、ゴルフ、マウンテンバイク、水上スポーツ、
ゴンドラ観光など、今では一年を通じてあらゆる戸外活動を楽しめるリゾート地と
なっているようです。
また、ビレッジ内には観光客をはじめ、長期滞在者や地元住民が利用する大きな
スーパーマーケットやリッカーストアなども揃っているのでとても便利です。
私たちも町歩きをゆっくり楽しんで周りが暗くなり始めた頃、飲み物や簡単な食べ物を
買って部屋に戻ることにしました。 その途中で、連なる山並みのその奥に一段と高く
そびえる岩山の頂上が、夕日で真っ赤に染まっている姿が目に入りました。
その神秘的な美しさに、しばらく立ち止まって眺めておりました。
前夜、カレが巻いてくれた巻き寿司とサバ寿司を持参していたので、それを中心に
みんなで頂きながら、ゆったりと流れる長い夜を楽しみました。