Still Creek のほとりで

Still Creek(静寂なる小川)は裏庭を流れる小川の名前。といっても Windows からは騒音もきこえてきます。

ウィスラーへの小旅行 (3)

2010-09-30 03:49:00 | 
    
    

「山の天気は変わりやすい」と言いますが、心配していたよりは暖かで穏やかな
日和だったので、次の朝もビレッジの中を散歩しました。

    

町の通りをはさんで綺麗に整備された川の水が青緑がかった乳白色をしています。 
まるで日本の温泉のような硫黄が溶け込んだような色をしているので、川べりに
しゃがんで手を入れてみました。

     

   

「ツメターイ!」 「氷河が溶けて流れてきているのよ」と娘が云います。 
道理で冷たいはずです。 巨大な厚みを持つ氷河が長い年月をかけて岩を
擦り削ってできた微粒子なのだそうです。

    
 
こんな落ち着いた雰囲気の川べりのベンチに座って、読書をしたり、人通りを
ぼんやりと眺めて過ごせる時間が持てたらどんなに良いでしょう。

  

    

夏も終わりだというのに、レストランやギフトショップの店先には色とりどりの花が
植えられ、まだ生き生きとしたハンギングバスケットが並んでいます。

 
       
  
 
ホテルをはじめ殆どの建物は石材と木材でチューダー風に建てられているので、
その木の温もりと美しい花々が相まって、リゾート地の雰囲気を高めているように
感じました。

  
  
 

(続く)

ウィスラーへの小旅行 (2)

2010-09-26 13:31:22 | 
      

 

小雨の中、列車がウイスラー駅に着き、乗客は待っていたバスに次々と乗り込み、
我々も予約してあったデルタ・ホテルに送ってもらいました。 その途中、雨に濡れた
鮮やかな緑の樹木に覆われた森の中に点在する山小屋やホテルなどが見え隠れ
するのを見て、リゾート地に入ったことを実感しました。 紅葉も綺麗です。

 

        

 

ウィスラー・ビレッジの中にあるホテルは、キッチンとリビングの付いた落ち着いた
2ベッドルームス・スィートで、バスルームも2つ。孫たちはあちこち駆け回り大喜び。

20年ほど前にこのホテルに泊まった時にはダイニングルームがあったのですが、
食事サービスは合理化でやめたようです。 ホテルの周辺にはレストランが数多く
あるので、「そちらでどうぞ」ということのようです。 ホテルの中にある「象と城」という
パブで簡単なランチをとった後、さっそくウィスラー・ビレッジ内の散策に出かけました。
「晴れ男」と自称する一人のお蔭で、出かける頃には雨もほとんど上がってきました。

   

   

     

20年振りくらいに訪ねたウィスラー・ビレッジは、色とりどりの建物がたくさん建ち並び、
素晴らしいリゾート地に変貌していました。 ホテルをはじめ各種のパブやレストランや
ギフトショップなどのきれいな店舗が並んでいます。 学校もはじまり夏も終わりに近い
というのに、町中は観光客らしい人たちで大変賑わっています。 どこからこんなに
大勢の人たちが集まってくるのでしょうか。

      
     <冬季オリンピックのマスコットキャラクターが並んでいます>
    

中には泥をいっぱい付けた若者から中年にかけた男性が数多く街を歩いています。
街の周囲のあちこちにある山からマウンテンバイクで駆け下りてきた人たちです。
からだ中に付けた泥んこもファッションの一部なのかも知れませんね。(笑)

  

ウイスラーは冬のスキーリゾートとして有名なので、夏は閑散としているのでは?
というイメージでしたが、ハイキング、乗馬、ゴルフ、マウンテンバイク、水上スポーツ、
ゴンドラ観光など、今では一年を通じてあらゆる戸外活動を楽しめるリゾート地と
なっているようです。

   

       

また、ビレッジ内には観光客をはじめ、長期滞在者や地元住民が利用する大きな
スーパーマーケットやリッカーストアなども揃っているのでとても便利です。

    

 

私たちも町歩きをゆっくり楽しんで周りが暗くなり始めた頃、飲み物や簡単な食べ物を
買って部屋に戻ることにしました。 その途中で、連なる山並みのその奥に一段と高く
そびえる岩山の頂上が、夕日で真っ赤に染まっている姿が目に入りました。 
その神秘的な美しさに、しばらく立ち止まって眺めておりました。

      

前夜、カレが巻いてくれた巻き寿司とサバ寿司を持参していたので、それを中心に
みんなで頂きながら、ゆったりと流れる長い夜を楽しみました。

ウィッスラーへの小旅行 (1)

2010-09-24 03:36:28 | 


この週末、我が家にはめずらしい日本から二人の来訪者がありました。
お客さんが見えても、高齢のため何処へも案内できなくなっている私たちですが、
今回は汽車とホテルの組み合わせ旅行ということで、私たちに娘一家4人も便乗
させてもらいました。

目的地はウィッスラーです。 我が家からスカイトレインで15分の終着駅にある
ウォーターフロント・ホテルに集合、バスがノース・バンクーバーの駅まで案内して
くれてウィッスラーまでの3時間の汽車の旅、そしてホテルまでバスで案内・・・
という楽な旅です。

ウィッスラーは、この冬開催されたバンクーバー冬季オリンピックの戸外競技が
主に行われたリゾート地です。 市内から北へ車で1時間半から2時間で行ける
場所にあります。
  
   

今回は一度乗ってみたいと思っていたゆっくり走る列車旅行。 夏場は毎日
一往復しているようです。 私たちは20年くらい前の夏、ゴルフに招待されて
車を運転して二度ほど行ったきりです。

  
    <ウィッスラー駅から帰りの列車に乗り込む時撮った写真です>

ホテル発7:30の予定のバスですが、バスの添乗員も乗客もノンビリした手続きで
20分遅れの発車。 汽車の出発予定時刻8:00には間に合いそうもありません。
駅に着くと列車はバスの到着を待っていて、約10分遅れで静かに動き出しました。

せっかくの汽車の旅、上天気を望んでいたのですが、残念ながら小雨の降る
ドンヨリした天気でした。 列車の走る線路は単線で前後から追っかけられる心配も
ないし、乗客もカジュアルな恰好の週末旅行の人たちばかりなので、時間にも
拘っていないのでしょう。

  

列車はノースバンクーバーの駅を出て、ゆっくりと海岸線に沿って走り出し、3時間
の旅が始まりました。 しばらくの間はウェスト・バンクーバー、ホーシューベイ、
ライオンズベイの別荘地のような瀟洒な住宅を見ながら進みます。 列車に気付いた
住人たちがバルコニーや窓越しに手を振ってくれています。 毎日見ている列車の
筈ですが、ニッコリ笑って手を振る姿に、「よい旅を!」と祝福してくれる善意が
伝わってきます。

  
          

海の向こうに並ぶ沢山の島々の影が雨天のため、ぼんやりと霞んで見えるのも又
良いものです。 しばらくしたら、車両のアテンダントがサンドイッチ・果物・ヨーグルト・
各種飲み物の朝食を出してくれました。

  

  
 
     

海岸沿いからだんだん山の中に入っていき、線路も険しい岩壁を切り崩した
中を通っています。 景観の良い場所が近づくと、前もってアテンダントが説明
してくれ、それと共に列車はまるで止まっているかのようにぐっとスピードを落とし
てくれるので、景色を楽しむことが出来ます。 一部の乗客は展望車に押し寄せ
写真撮影に夢中です。 私もその一人でした。(笑)

     

ノンビリ景色を眺めたり、談笑したりするうちに3時間の汽車の旅が終わり、目的地
のウィッスラー駅に到着しました。

   

咲き出したコスモス

2010-09-17 12:01:16 | 自然 (花鳥風月)
 

抜けるような真っ青な青空の下、涼やかな秋風にしなやかに揺れている
コスモスの姿が瞼に浮かんできます。 少女時代に見た田舎の風景です。
それに所々に見えるススキの穂も一緒に揺れていました。

このところ、晴れたり曇ったり、時々小雨が降ったりではっきりしない日が
続いています。 すっきりと晴れ上がった小春日和が早く来ると良いのですが・・・。

   
       

そんな中、やっと我家のコスモスが咲き始めました。 コスモスは秋の代表的な
花、他所の庭ではとっくに咲いていたので、秋の到来を感じながら目の保養を
していました。

   

去年とっておいたコスモスの種を、初夏にプランターに蒔いておきました。
嬉しいことに沢山芽が出て苗がよく成長したので、少し空いている花壇に
植えました。 雨がシトシトよく降ったので、根付きも良かったようです。

        

昔ながらの白や濃淡のピンクの色合いが優しい雰囲気で好きな花です。
今のところ白はまだ顔を出していませんが、そのうちに静かに現れるでしょう。

秋を迎えた「モンキー パズル ツリー」

2010-09-12 06:31:31 | 自然 (花鳥風月)
  
    <私のお気に入りのアジサイの造花も来夏までひと休みです>

記録的な猛暑が長引いている日本も、いくらか凌ぎやすくなってきているようで、
ホッとしています。
「暑さ寒さも彼岸まで」と云いますから、もうしばらくの辛抱ですね。

こちらの短い夏はあっという間に終わり、もうすっかり秋を感じる日々です。
肌寒さを感じる日々が続いているので、部屋の中も夏から秋への模様替えを
したい気分になってきました。 
今日は、我が家のカーブした階段の途中に置いている造花の飾り鉢の交換です。

   

涼しそうなガラス容器から、秋を感じさせる茶系でまとめてみました。

   


    * * * * * * * * * * * * * * *


昨日、TVジャパンのNHKニュースの中で、「この夏の猛暑の影響で
阿寒湖のマリモに異変が起きている」 と伝えていました。
通常、阿寒湖の水温は20度くらいなのに、今年は25度もあるとのこと。

そして、水の底に沈んでいるはずのマリモの幾つかが変色して、水面に浮かんで
きているのだそうですね。 専門家の方がその理由について語っておられましたが、
一度聞いただけでは私には理解しがたく、よく分かりませんでしたので端折ります。 

そのニュースを聞いてすぐ思い出したのが、マリモに似た実を沢山付けて
いた「モンキー パズル ツリー」のことです。 http://blog.goo.ne.jp/riko_001/e/a9e79b341a0fcd474c924684e5e798c2

  

この近辺にはこの木が何本かあるのですが、孫たちが通っている学校の
駐車場に隣接する家の前庭にあるモンキーパズルツリーがいちばん見事です。
そこで昨日、孫たちを迎えに行ったついでに見て来ました。

      

夏休み前までは、マリモのような実を含め木全体が緑色に覆われていたのに、
その大きな丸い実はほとんど茶色に変色していました。(まだグリーンのままのも
少し残っていました)

        

一瞬、阿寒湖のマリモの変色を連想しましたが、こちらは異常気象ではなく
正常な変化なのでしょう。 食用となる木の実がこのなかに詰まっているのかも
しれませんね。 そして、そのうちに落ちてしまうのでしょうか。

秋の気配

2010-09-05 14:32:05 | 暮らし
  

九月に入り、秋の気配を感じるようになってきました。
孫たちの長い夏休みもいよいよ終わり、来週火曜日から新学期が始まります。

    

    

裏庭のプランターを置いている場所の掃除をしようと、デッキのテーブルに
チェリートマトの鉢を置いたら、二人はさっそく椅子に乗り、赤くなった実を
ちぎっては口に入れたりバスケットに入れたりして喜んでいました。 
トマトの実も葉も残り少なくなった枝ですが、夏の間沢山実をつけてくれました。

    

チェリートマトと同じように、三つのプランターに植えたイチゴも次々に大きな
甘い実がなりました。

    
     

Walden小屋にさしかけたぶどう棚の小粒のブドウも、今のところマアマアの
出来です。 一粒採って口に入れたら、「オオ、スッパイ・・・」 でも、もう少し
したら甘くなりそうです。 しかし甘くなると、小鳥に突付かれるか、パラパラ
と地面に落ちてしまうので、毎日様子を見ることにしましょう。

  

コンラッドがサマースクールで植えた豆(Bean)は、プランターの中で5~60
センチくらいに伸びてはきたのですが、まだ花も咲きません。 
「ジャックと豆の木」にはなりそうもありません。(笑)

          

    

ヤッパリ地面に植えないと大きくならないのでは?と今頃になって気付き、
耕したばかりの地面に移植してみました。 バラとアジサイの間です。
根付くと良いのですが・・・もう遅いでしょうね。