娘に『手紙』ついに読んだとメールしたら
『白夜行』の事を教えてもらった。
東野圭吾に凝ってしまった。
多作なので、面白いのとそうでないのとに分かれる。
白夜行と幻夜は姉妹作で似通っている。
幻夜の方が阪神大震災をプロットにしているので、
リアル感があって引き込まれる。
自分が生きている間に、阪神大震災の様な
大災害はもはや来ないと思っていた。
それがどうだろう、
東日本大震災。
原発の崩壊。未曾有の災害となってしまった。
あとの祭り。痛恨の極み。後悔先に立たず。証文の出し遅れ。
どんなに言葉を重ねても言葉では表しきれない。
政府と東電がわずかな金を出し惜しんだせいだ。
あの頃、原子力は欧米の技術なのに、
日本人は繊細で、大まかな欧米人やロスケとは違う。
その様な風潮があって、、日本人が妙な自信を持ってしまったうえにケチってしまった。
被災者のあのどんな名優もできない絶望の表情。
ほんとうに何と言っていいのだろう。
そして、東芝の崩壊。
あやまちを あらたむるに はばかることなかれ
である。
話が飛んでしまった。閑話休題。
とにかく、東野圭吾、面白い。
幻夜面白い。
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