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好事家の世迷言。(初代)

※はてなブログ『好事家の世迷言。(続)』へ移転計画中。

調べたがり屋の生存報告です。

今年の結果2012。(ネット編)

2012-12-31 | ネット・デジタル
今年は良い事も悪い事も多い年だった。
当ブログ&サイトとしてはまず、USBメモリがクラッシュした件が大きい。
それでもこうして普段通りの生活が出来てる自分をちょっと褒めたい(笑)。

それからもう一つお知らせ。
当方による『コナン』の考察は、『ミステリートレイン』(第78巻)で
完全終了させたいと思っています。
以降はアニメデータの更新のみになるでしょう。

では以下、今年の結果報告を。

その1。ブログ、毎日更新。
何とか達成。
一時は完全停止も覚悟したが、書き溜めが消えたために、
別モードの“彼ら”を呼んだり、『弟切草』の攻略の完全版を書けたりと、
結果オーライになったかも。

その2。自サイト、1ヶ月に一度(以上)は更新。
前述の『コナン』の件でモチベーションが大幅下落。
mixiからも縁遠くなったし、来年は難しい目標かも。

その3。
『白き探偵、黒き魔女。』の更新。
USBクラッシュ直前に、『1st Game』を完結できたのは、
魔法レベルの幸運だったような気もする。
因みに今は、『2nd Game』の夕食後のシーンまで書き溜め中です。

それでは。また次回。

事件164『工藤新一少年の冒険』(第55巻)考察。

2012-12-30 | 『名探偵コナン』原作考察
10年前の出来事を綴った「過去編」である。

小学1年生(当時)の新一&蘭が、謎の差出人からの暗号手紙を解くという、
典型的なミステリ展開。

新一のこまっしゃくれた言動は、初登場時の光彦辺りを思い出させる。
今の少年探偵団では出せない魅力だ。

他の登場人物の過去バージョンを見るのも楽しい。
刑事の小五郎&新人弁護士の英理がいる。
工藤家には、優作&有希子が揃っている。
目暮の階級は警部補で、阿笠の髪もまだ黒い。

長期連載で“金属疲労”しつつあった
キャラクター達は、この事件で文字通り若返った。
個人的には、この時代のキャラを使ったスピンオフでも読みたいところだ。

ただ、この事件で決定した事実。
『まじっく快斗』の原点であるキャラ・黒羽盗一の登場により、
『コナン』と『快斗』の世界とは、とうとう完全に地続きとなってしまった。

『快斗』の世界には、純然たる「魔法」が存在する。
トリックもアリバイも通用しない、理不尽な能力を考慮に入れたら、
ミステリは基本的に成り立たない。
残念ながら、当時の作者は着実に、『コナン』世界を壊す布石を打っていたのである。

それでは。また次回。

『Fate / EXTRA』プレイ記録。(その13)

2012-12-29 | Fate ( stay night 中心)
女性主人公・アーチャールート・2回戦。

購買で「一の太刀」の販売開始。
でも既に「二の太刀」持ってるから買う必要は無い。
つまり、稼いだお金は消費アイテムを買うためしか使わないのか。
勿体ないな。

ダンジョンでの雰囲気も、1周目とはずいぶん違う。

セイバーは弱い敵だとすぐに飽きて帰りたがっていたが、
アーチャーは何というか……ワーカホリック?
敵を倒せば倒すほど、冷静ながらも喜んでくれる。

アイテム集めについても真逆。
セイバーはアイテムへの反応は大きく、
使いまくると大喜びしてパワーアップまでしてくれたが、
アーチャーは完全に主夫モード。
「倹約は得意なんだが……」などとブツブツと。

が、流石に最終決戦になるとノンビリ出来ない。
アーチャーには、セイバーのような気軽&派手な特殊攻撃が無いのだ。
雑魚敵を倒せるのは、行動パターンが開示されまくってるからに過ぎないのだ。
おかげで敵サーヴァントにもバンバン宝具を使われ苦戦。
「鳳凰のマフラーより」も体力を回復できる「人魚の羽織」を使って勝利した。

それでは。また次回。

推理ゲームの源流たち。

2012-12-28 | 出来事
世間様では、3DSやPS VITAで盛り上がってるこのご時世に、
ポケファミライトを手に入れてる私である。
(説明書も付いてないわ、ソフトがなかなか入らないわで焦った)

目的はズバリ、いっこうに復刻されないファミコン版推理ゲーム達を読破する事。

結局「ファミコンミニ」シリーズでは、
『ファミコン探偵倶楽部』しか復刻されなかったんだもの……。

それで、中古店で手に入れたラインナップ。

『ポートピア連続殺人事件』
『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』
『ミシシッピー殺人事件』
『殺意の階層』

言ってみれば、推理ゲーム史におけるポーにドイルにクリスティのような
作品の勢揃い。
(個人的に『かまいたちの夜』が乱歩辺り、
『逆転裁判』が綾辻辺りと思ってる私)

差し当たってまず、『ポートピア連続殺人事件』をクリアしたのが先日。
いずれ、ゲームブックの時のような、
小説仕立てのリプレイ記録をupしてみる予定です。

それでは。また次回。

ファンタジーの源流。(付け足し)(辛口注意)

2012-12-27 | 物語全般
昨日の『ホビット』感想の付け足し。

実際に読んで初めて知った事実。
実はこの『ホビット』のページ数、本編だけなら1冊で間に合うのだ。
それがわざわざ上下分冊になってる理由は、おびただしい量の脚注と解説である。

そもそも『ホビット』という作品は、
作者が後に書いた『指輪物語』に合わせるため、
大幅な「後付け設定」を踏まえて改訂したそうなのだ。

だから、脚注や解説の大半を占めているのは、その「後付け設定」の変遷について。
他にも、作者がヒントを得た他作者の詩編全文とか。
作者の旅行記録とか、作者と縁のあった他の作家の作品がどうとか。
そんなのが本の3割、下手すると5割を占めている。

私はただ、単純に物語世界に浸りたいのに。
この本にあるのはあくまで文字の連なりに過ぎないと主張され、
だから研究しろ研究しろと訴えられまくる。
終いには、今回の翻訳が如何に素晴らしいのかまで説明されて。

何だろうこの、「一見さんお断り」と言わんばかりの隔絶感は。
つまりアレだ。熱狂的ファンがやり過ぎちゃってるサイト。
「雑誌掲載時(or TV放映時)と、単行本(or BR版)との変更箇所一覧!」とか、
「人名地名ネーミングの元ネタ解説完全版!」とか、
「作中での全事件を年表化!」(←コレは私も逆裁でやってるが)とか、
何かそういうのと同じ雰囲気がする。

ファンが過剰に宣伝すると、新規の読者は冷めて引く。
そんな真実を、改めて痛感した次第だ。
……もしかして、『指輪物語』もこーゆーノリだったりするのかな。
今から怖い。

それでは。また次回。

ファンタジーの源流。(辛口注意)

2012-12-26 | 物語全般
『ホビット』(by J.R.R.トールキン)、読了。

あまりに長丁場すぎる映画を見るなら原作を読んだ方が早いという動機で、
書店で見かけた原書房版を衝動買い。

この作品が無ければ、例えば『スレイヤーズ』とかは存在しなかったわけで。
最低限の敬意は示したい。

でも、私の好みには合わなかったというのが事実。

映画を見た時から気になっていたが、
やはりこのドワーフ達、具体的な案というのを何一つ持ってなかった。
ドラゴンを殺すのか追い払うのか、家宝だけ手に入れればいいのか、
どうやって王家を復興するのか、ことごとく無計画の無目的。
これでは、ひたすら宝も何もかも全部手に入れたいと暴れる子供だ。
もし何も知らずに読んでたら私、「ドワーフ」という種族自体を下に
見てた可能性が高い。

強いて言えば、ビルボは結構自ら動いてるけれど。
この話、現代だったら確実に、
「行き当たりばったりのご都合主義が過ぎる」
って批評されると思うんだな。
ドラゴンの死に様や、ドワーフVSオークの顛末を知った時は、
その場で引っくり返りたくなったもの。
(一応ネタバレになるんで伏せます)

でもまあ、物語自体はそれなりに楽しめた。
問題なのは寧ろ、それ以外の部分。
明日辺り、その辺を付け足して、感想の終わりとしたい。

それでは。また次回。

『Fate / EXTRA』プレイ記録。(その12)

2012-12-25 | Fate ( stay night 中心)
女性主人公・アーチャールート・1回戦。

さっそく購買に行ってみて気づいた事。
所持金と装備品が完全に引き継がれている
逆に言えば消費アイテムは消えてしまったわけで。
つまり終盤で換金しとけばいいんだな。

サーヴァントと過ごす個室は、
まるで壊れた遠坂邸そのもの。
散らかってるイスに埋もれるように
寝息立ててるアーチャーは、いっそ愛らしい。
……ってそういや、サーヴァントってそもそも寝るのか?
(『stay night』のセイバーは事情あっての例外)

舞台の校舎や、慎二へのアーチャーの態度を見るに、
明らかに原作――それも『hollow ataraxia』レベルの記憶を引き継いでいると見た。
例えるなら、ランサーを生真面目にしたくらいには軟化している。

戦闘でも、2周目の恩恵は多い。
敵の行動パターンが相当、開示されている。

教会で筋力を高めたら、投影も思い出してくれた。
準備してから技を打つから一手間多いが、
弓を構えてくれるのは嬉しいところ。

それでは。また次回。

ジャンプ(4・5号)

2012-12-24 | ジャンプ
何でも楽しめる日本人に生まれて良かったと思える年末。

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★覚えた台詞、三番勝負。

1.「相性が悪いものは、逃げずに克服する!!」
(『暗殺教室』)

2.(ヤバイ状況ほど慌てず動じないのが、男(オレ)だ)
(『HUNGRY JORKER』)

3.「ケガも治せねえ、メシも食えねえような奴が修行したって死ぬだけだ。
キツい修行なんてのは、体作った先にあるもんだろうがよ」
(『BLEACH』)


※読切『クロクロク』(by中村充光)掲載。

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それでは。また次回。

事件163『元太の必殺シュート』(第55巻)考察。

2012-12-23 | 『名探偵コナン』原作考察
今回の事件は、ダイイングメッセージの理屈も強引ながら、
それ以前に、キャラクターの行動原理が甚だ強引と言う他ない。

考えるに、作者は「小嶋元太」という登場人物を、完全に持て余してしまっている。

元々の彼は、力自慢の頼もしい団長だった。
『歩美ちゃん誘拐事件』でロープを引き続けたり、
『命がけの復活』でコナンを背負ったりする彼は輝いていた。

だが、事件を追って先に進む役は、やがてコナンに移っていった。
元太のいる意味は、リーダーよりもトラブルメーカーの側面が強まっていった。

結果、今回の元太の役回りは、何故か狭い駐車場でサッカーボールを蹴り続ける
「イタズラ坊主」――というか、単なる愚か者になってしまっている
『幽霊屋敷殺人事件』で垣間見られた「野球好き」の面も消されてしまっている。

更に言うなら、もっと重要だろう「食いしん坊」という要素まで消されてしまっている。
サッカーの勝敗が気になってケーキも食べないという点こそ、まさにコナンの気質ではないか。
で、そのコナンはサッカー忘れてケーキに喜んでるのだから、正直頭が痛くなってくる。

挙げ句の果てに、元太はアニメ版タイトルでまで侮辱される始末。
「必殺シュート」なんて彼はしてない。殺人なんてしていない。
どういうつもりなんだろうかアニメスタッフ。

それでは。また次回。

『Fate / EXTRA』プレイ記録。(その11)

2012-12-22 | Fate ( stay night 中心)
女性主人公・アーチャールート・幕前。

クリアデータをロードすると、
すぐにサーヴァント選択と、プロフィール入力の場面が始まる。

今回の目標は、出来るだけ今までと違う行動を選ぶ事。

例えば、立ち去るレオを追わずに、
ふらふら校庭に出ようとしたり(して出られなかったり)。

それで問題の、アーチャー召喚シーン。

まさかと思っていたが、
ここでもわざわざ背中見せるんかい!と反射的にツッコミ入れる私。

見知った姿と、そして声を拝むだけで、気持ちは激しく燃え上がる。

いつもの赤服をヒラヒラさせて、干将莫耶の二刀流。
ポリゴンのおかげで、下の黒服の構造もよく分かる。
正面から見た顔や、ツンツン頭の毛先が
やや不自然に見えるのは、まあ仕方ない部分かな。

ともあれ、今度のプレイ記録では、
1周目との違いについてを中心に書いてみたい。

それでは。また次回。