私の大好きな画家藤田嗣治は「広い様で狭いのは世の中だが、実際歩いて見ると地球はやつぱり大きい気がするのである。私は死ぬまで旅行者でをはろう」と著書に書いてあるそうですが、世界のあちこちをめぐり、集めてきた品々をモチーフにして作品にしています。そんなフジタの愛したもの達に囲まれた暮らしが紹介された本が出版されました。フジタの住んだ家や部屋の写真などもたくさん。時代が変わっても今すぐ取り入れたくなるような新鮮なインテリアのアイディアが盛りだくさんです。新書サイズにぴったりのGLAMOROUS VOYAGEのブックマークをそえたプレゼントはいかがでしょう。こんなギフトをいただいたら豊かな気持ちになりそうです。 ブックマーク ¥1.995 「藤田嗣治 手しごとの家」 林 洋子著(集英社新書ヴィジュアル版)
パリで会った友人が、ミラノのコルソコモというセレクトショップでみつけたという本を見せてくれました。Iris Apfelという女性のプライヴェートのワードローブの写真集なのですが、オートクチュールのデザイナーのドレスもあれば、フリーマーケットでみつけたアクセサリーや、世界各地を旅行して見つけた様々な国の民族衣装や装身具をコーディネートしたスタイルは、思わずうなってしまいそうにかっこいいのです。90歳に近い現在も現役のインテリアデザイナーとして活躍し、彼女のワードローブやコレクションはニューヨ-クのメトロポリタン美術館などいろいろなミュージアムでも展示されるそうです。彼女の人生で出会った人々、旅、仕事、それら様々の物からインスパイアされた独自のスタイルは、ただ美しいだけでなく、時にユーモアある遊びがあったり、人生の厚みを感じます。こんな歳のとりかたってすてきです。目標にしたいマダムです。
タイトル RARE BIRD OF FASHION The Irreverent Iris Apfel
出版社 Thames & Hudson