ブナの中庭で

ようこそブナの中庭へ!大好きな登山や山スキー、環境問題や自然のことなどいろいろ綴っています。

地熱発電、もっと拡大したいな~

2008年12月08日 | エネルギー
地熱発電ってご存知ですか?
地中深くから得られた蒸気で直接タービンを回し発電するものです。
地球は、中心部が6000℃と推定される「大きな熱の貯蔵庫」。火山や天然の噴気孔、温泉などがある地域(地熱地帯)では、深さ数kmの比較的浅いところに約1000℃のマグマ溜りがあり、この熱をエネルギー源として利用するのが、地熱発電なのです。

日本全体では、18箇所、21プラント、合計容量約53万5260kWあります。
内訳は、北海道と関東(八丈島)に1箇所ずつ、東北に7箇所、九州に9箇所。そのうち、電力会社などの事業用は13箇所、ホテルなどの自家用が5箇所です。


(図出典:日本地熱学会)

環境科学者のR・ブラウン氏は、この地熱発電の拡大を各国に呼びかけています。
6月7日に行なわれた2008環境フォーラム in 金沢でも、「日本は火山と温泉の国で地熱に恵まれている。もっと利用すべき」と述べられていました。
ちなみにエネルギー利用に占める地熱割合が最も高いのはアイスランドです。
(参考:電力先進国アイスランド

地熱発電の特徴として日本地熱学会は次の4点をあげています。
(1)純国産エネルギーの有効利用‥‥「エネルギーの地産地消」
(2)燃料が不要‥‥「足元」にありますね
(3)クリーンエネルギー‥‥CO2をほとんど排出しません(下図参照)
(4)半永久的に安定供給‥‥熱源は地球、枯れることはありませんよ~


冒頭の写真は昨年秋に訪問した葛根田地熱発電所です。
日本はもっと地熱利用を推進すべきと思うのですが、なぜ進まないのでしょうか?
どなたかご存知の方がいらっしゃったら、教えてください。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。