Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

再びポルトガルへー嵐

2018-03-06 18:19:47 | 再びポルトガルへ2017-2018

日曜日の朝も相変わらず明るい青空で、ラジオ体操に出かけた。

土曜日にスエーデンの夫妻が自国へ帰って行った。これからますます寒くなるのに、暗く寒いスエーデンにどうして?と聞くと、クリスマスは子供たちや孫と一緒に祝うのだという。飛行機で往復したらというと、ご主人は飛行機に乗るとそのあと数週間は病気になるとのこと、そりゃー仕方がないね。

今からだと北スペインは雪が積もっているかもよ、気をつけてね。と別れを惜しんだ。

ラジオ体操の終わった後のおしゃべりに、マイクが今夜嵐がやってくるからキャンパーの周りのものや、オーニングを飛ばされないように気をつけろといわれた。

日中は薄雲が出たり青空だったりで、本当に嵐が来るのかしらと半信半疑、それでもキャンパーの外に置いてある水の空き瓶やストレッチ用のマットなどをかたづけた。周囲のフランスキャンパーは大きなオーニングを張っているが皆裾に石を載せて警戒している。 

風は次第に強くなり日が暮れたころには落ち葉がカサコソ大きな音を立てる。それでも雨は降っていない。気温が下がってキャンパー内に隙間風がどこからともなく入ってくる。キャンパーの電気・ガスストーヴは、中にサーモスタットが組み込まれていて、少し暖かくなったと思うとすぐきれてしまう。本当に役立たず。

夜中12時から小雨が降り始め明け方まで激しい降りが何度もやってきた。強風でキャンパーが揺れる。

これでポルトガルの水不足も少しは解消するかもしれぬ。

翌朝のテレビでは英国は雪でウェールズなど一夜に30センチ以上積もったという。空港は飛行機のキャンセルが相次いだ。国内の道路や高速道路は渋滞、突然の雪に大騒ぎをしている。

この嵐はイベリア半島を縦横に吹き荒れ、リスボンやポルトなどの大都市では街路樹がなぎ倒されたという。そして長い間の干ばつで地面は乾ききっているから急激な雨は地面に沁み込む前に洪水になって町や村をのみこんでいった。

大西洋岸の町や村では高さ10メートルもの高波が押し寄せがけ崩れが激しいとのニュース。英国でも嵐の度に海岸の崖が削り取られて住宅や庭が海に落ち込んでいく。

北ポルトガルでは雪が積もったとのニュース。これではスペインのマドリッドの北部、10月に私たちがスペインを通ってポルトガルへやって来た時に、ハゲタカの群れを見かけたあの辺りはしっかり雪に覆われているだろう。

スェーデンのあの夫妻はちょうどあのあたりで雪に遭遇しているだろう。数年前4月上旬に私たちが帰国途上で雪で難儀したことがあった。

月曜日は雨は止んだものの今季一番の寒さになり、ラジオ体操はTシャツ一枚では寒くて居れない。それでも冷たい風が当たらない陽だまりは暑いくらいだから、タヴィラは住み良い天国。

 

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