Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

最後のキャンプ旅行ーアヴィニョン(Avignon)

2016-06-30 21:44:45 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

 

 キャンプサイト・フレージャスから Aix-en-Provence(読み方が判らない)までの100kmを高速道路で走った。こちらの高速道路は最高速度130㎞だから1時間もかからずAix-en-Provenceに着いた。ところがその料金が17.6ユーロもする。イタリアでも100㎞近く高速道路を走ったが料金は7.4ユーロだったからフランスの高速道路の高さがわかる。でもイタリアの道路の悪さはヨーロッパ一番、ディーゼルの高さもEU 圏内一番。

 

 高速を降りて国道をアヴィニョンへ向かった。アヴィニョンの街には、もう20年ほども前来たことがあるが、こんな立派な城砦があることを一切覚えていない。

 

 カーナヴィの指示で城塞の一辺を正門まで走り、正門から町の中心繁華街までまっすぐに。

 

 繁華街では人出が多く、そこから狭い道をジグザグ走って裏門から出た。本当に冷や汗ものだった。私のカーナヴィのセッティングが悪いのがよくわかり、改めてセッティングのし直しをした。

キャンプサイトはローヌ川に囲まれた島の中州にありサイトの裏側がアヴィニョンに対峙し正面はヴィルヌーヴ・レ・ザヴィニョンに面している。どちらもローヌ川に囲まれているから橋を渡らなければ行けない。

 

 壊れた橋(Pont Saint Benezet)を見たときに思い出したのはあの有名な歌・アヴィニョン橋で踊ろよ。踊ろ。輪になって踊ろ。本当にあの橋だけは覚えていた。この壊れた橋(聖ベネゼ橋)は12世紀に建設され十字軍遠征時に取り壊された。再建後ローヌ川の氾濫で何度も破壊され17世紀から以降は壊れたまま放置されたという。今ではこの町のシンボルみたいでユネスコ指定になっている。

 

 ヨーロッパ最大のゴシック建設の教皇宮殿(Palais des Papes)は14世紀に建設された。サイトについた午後町の見学ついでに宮殿へ来たが明日ゆっくり来ようと宮殿の庭園へ回った。

 

 宮殿付随の教会には入って写真を写しただけでゆっくり見て回ることもなかった。

 

 左上の建物はかっての大司教館で現在はプティ・パレ美術館になっている。庭園の高台から見える景色は素晴らしい。

  

 裏門を入ったばかりの旧市街。キャンプサイトの正面側からアヴィニョン側へ発着しているフェリー、島の裏側もローヌ川が見える。

  

 宮殿近くのアヴィニョン・オペラハウス、この建物のほうがスカラ座よりもずっとすばらしかった。

 

 日曜日の午前中いっぱい大雨が降り続き、やっと収まった午後、宮殿見学に出かけた。

 

 この城塞まがいの宮殿は王侯貴族ならぬ、二人のローマ法王によって作られたものというからもっと驚く。14世紀のベネディクト12世とクレメント6世によって作られ彼らの居城だった。その後何世紀にもよって建て増しされ現在の大きさになっている。

 

 内部の絵画や彫刻などはほとんどが美術館に移されているから見るものは少ない。上の絵2枚は映写されたものを映したもの。

右のエンジェル4人はどこにでもいるおばちゃんみたい。

  

キャンプサイトの正面に見える聖アンドレ要塞(Fort Saint -Andre)は14世紀軍隊建築の典型でフランスの国境を守ったもの。フィリップ・ル・ベル塔は13-14世紀アヴィニョン橋の往来を監視していた。

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