漁業経済学者のひとりごと in 小浜

東村玲子のWebsiteはこちら → http://www.s.fpu.ac.jp/reiko/

ロヒンギャという言葉は使わない

2017年09月15日 23時24分41秒 | Weblog
ようやく今日の朝から
Yahoo!のトップにミャンマーのロヒンギャ族の問題が
取り上げられる様になりました。
私は,最初の騒動の8月25日には,
この件について情報を得ていたので
(問題となっている所へ行く予定だった)
かなり遅れていますね。

と言っても,
私自身がミャンマーの,しかもその地域へ行くのでなければ
それほど関心もなかったかもしれません。
ラカイン州への視察をアレンジしてくれていた
こちらの水産会社の人が教えてくれたのです。
(飛行機のチケットを買うのは待って下さいと)

昨日も書いた通り,通訳の人にこの問題について
色々聞いていたのですが,
いつもロヒンギャ族のことを
「ベンガル人」と言うので意味が分かりにくかったです。
正確には「ベ」と「バ」の間の音なので
「バングラディシュと関係があるからバングラ人ということかな?」と
思っていたのですが,
今日のYahoo!からリンクのある記事を読むと
「ベンガル人」というのは蔑称らしいですね。
ようやく分かった。

9月19日は,まだ予定が立っていないのですが
10時からスーチー氏の演説があるので
通訳さんにホテルに来てもらって同時通訳を頼むことにしました。
本当は市役所なんかで大きなスクリーンで映すらしいので
見に行きたかったけど,さすがに危ないだろうと思いました。

今日は30分しか会えなかった人に
ズワイガニ再加工の話を聞けました。
水産物加工に関する重要単語の1つに
yeild(歩留まり)がありますが,
それをミャンマー語訛りで聞いたので分からなかった。
書いてもらったらすぐに分かったので,
彼女も日本人は読み書きは出来るということを知っているのでしょう。

yeildという単語を最初に聞いたのは
ケベックで調査をしていた時で
これまた訛っていた上に単語自体を知らずに苦労しましたが
その時は,通訳(仏語-英語)が
「100kgの原料から60kg作ったら,60%のyeildだ」
と言われて,ああそういう意味か,と理解したのを思い出しました。

カナダで調査を開始した時と同じく
先方が「何を聞きたいのか?」と思うくらいに
べたーっとありとあらゆる質問をしていたのですが,
ようやく,論点というか,ここを突っ込んで聞けば良いのだな
というポイントが絞れて来ました。

と言っても,あと2件で聞き取り調査は終わりですけどね。
明日は,通訳さんが休日にしたいというので
一人でゆっくりしつつ,ちょっと町歩きをして来ます。

ミャンマーは雨期なのにさっぱり降らないと思っていたら,
夕食を昨日と同じレストランで食べて出てきたら降っていました。
たいしたことはないので歩いて帰ってきましたけど。
こちらの方は日傘を兼ねてみなさん傘をお持ちです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヤンゴンのあれこれ | トップ | 淡水魚の養殖場へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事