柳津駅から国道45号線を北上川に沿って2.5km南下すると、左手に大鳥居が見えてきます。
大鳥居をくぐり、その先の杉木立のなかに宝性院興福寺(真言宗)があります。
興福寺の本尊は虚空蔵尊で、柳津虚空蔵尊として信仰を集めています。
この像は、聖武天皇の勅を受けた行基が、東国巡遊の際に、会津(現 福島県)と常陸村松(現 茨城県)にある柳津の虚空蔵菩薩像とともにつくったという伝承があり、日本三大虚空蔵の一つに数えられています。
この像は秘仏で、33年ごとに開帳されています。また脇侍として、弘法大師(空海)作と伝えられる大黒天像と毘沙門天像が安置されています。
これら3像は、大土山山頂の虚空蔵堂に祀られていましたが、元和元年(1615)、山麓である現在地へ新たな堂を建立して移されたと云われています。

本堂には、このほかにウナギの奉納絵馬が数多く残っています。
ウナギは、虚空蔵菩薩の使者といわれ、虚空蔵菩薩を守り本尊としてる丑・寅年生まれの人々の中には、現在でもウナギを口にしない人がいるといいます。
山門には、足の難病快癒の由来がある仁王像が安置されています。
鐘楼堂の屋根から下は鉄骨造となっています。
【柳津福智満虚空蔵尊 MAP】
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