![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/a3/85b4928fd7e401d31ecbc688de1ea5fa.jpg)
9月から10月初めにかけてのワロン王立歌劇場のトゥーランドットを終えて、ホセ・クーラの次の公演予定は、10月19、20日の、プラハ交響楽団とのコンサートです。
2016年2月にクーラが実施した、マスター・クラスで選抜された若手アーティストと共演する、オペラ・ガラ・コンサートのようです。
クーラは2015/16シーズンより、ピエタリ・インキネン氏が常任指揮者を務めるプラハ響のレジデント・アーティストとして、毎年3回のコンサートを行う契約をしています。内容は、歌、指揮、作曲家としての作品上演、そしてマスター・クラスなど、多彩です。
レジデントとなってから、初回の2015年10月、2回目の今年2月に続いて、今回が、3回目です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/6c/7d722477dc350854e2d8578742432de2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c9/d80f1557b303c121a97cb47f3cf56211.jpg)
José Cura
19 and 20 October 19:30 Smetana Hall, Municipal Building
Giacomo Puccini, Gioacchino Rossini, Giuseppe Verdi, Georges Bizet, Ruggero Leoncavallo
Barbora Polášková, Esther Pavlů, Barbora Řeřichová Perna, Dana ŠŤASTNÁ, Alžběta VOMÁČKOVÁ, Ján Kostelanský, Lukas Hynek-Krämer
... And José Cura = singing
Prague Symphony Orchestra. m. Prague Symphony Orchestra
Marco Comin = conductor
この10月のコンサートは、プッチーニ、ヴェルディ、ビゼーなどのオペラ・アリアを主なプログラムとする、ガラ・コンサートです。クーラは歌手として、そしてマスター・クラスの講師として、教え子たちと共演します。
コンサートに先立って、プラハ交響楽団がHPに、2016年2月に開催されたクーラのマスター・クラスの様子の画像をたくさん掲載しています。いくつか紹介したいと思います。他にも写真やコンサート情報、チケット情報などがありますので、直接、HPを見ていただければと思います。
→ プラハ交響楽団のホームページ
こちらは、クーラのマスター・クラスの様子を放送した、チェコのニュース番組から。
Jose Cura Masterclasses
***************************************************************************************************************
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/b8/03ce885f19897e03448d943ca1079f5e.jpg)
●2016年2月、マスター・クラスを前に インタビューより
私は陰鬱な顔の人々と一緒に仕事をするのは好きじゃない。子どもたちは私たちの未来だ。問題があるなら彼らにエネルギーを与えよう。
マスタークラスではヴェルディ、プッチーニのオペラ中心。初心者のためではなく、歌うことを学ぶ場ではない。次のレベルだ。
私は学生たちに、ただ歌うだけではなく、プロフェッショナルな歌手であり俳優としてのツールに目覚めてもらいたいと願っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/bd/4c0ba0bfd47976a54ce346f18f13aea9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/c0/b18091b7a317ab34ad8def186e20e68f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/ca/9f0767401634a07244a453e15cb50121.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/cd/843105281fc87ef08ff5ae4000e13684.jpg)
●マスター・クラスを終えて――2016年10月10日付記事より
チェコ共和国は、エミー・デスティンの時代以来、多くの偉大な声を輩出している。
私のプラハのコースの間、講堂にいっぱいの学生が非常に積極的に参加しただけでなく、誰もが熱心に、私たちの仕事を見た。教育への私の夢が、ひとつ、真に成就した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/50/691bfb1f162d7195152d2e19acdb0165.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/41/58274ea76d66526abe6195ea02b2c9c1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/b0/0dc728b74401da2ffbc2a52afd6b3df6.jpg)
●ともに課題を克服し、励ましあう
私にとって一番大事なのは、コースの間、私が彼らに提示した課題を障害に対して、彼らがいかに結束して、たち向かっていくかだ。
彼らが、利己的な競争ではなく、ともに励ましあい、課題を克服するために、一緒に仕事をするのを見た時、私は非常に誇らしく感じた。
私はもっと、こういう劇場の仕事を頻繁にやれることを願う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/67/39445d66552c57fb24a2a3b22cc4c130.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c4/daf9b6ee079afd21505e35e62f43b14c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/e1/585d64ac8b146ad725644ee9c9a632c5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/df/aab8cc140ca46a48e5e77adc5c021a51.jpg)
ワインクーラーを抱えて、いったい何の役を演じているの?
*10/13追記 クーラがFBでこの写真について説明。ハイノートの前に怖がって緊張する生徒に、氷をかけるふりをしてビックリさせ、気をそらしてやった結果、スムーズに高音がだせたということらしいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d9/04885dbb1cfb19e06321bd6f90a02f42.jpg)
プラハ響のピアニストか、ピアノ教師の方でしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/3d/4db42d7cb0e5d7834e4d29e8effa067a.jpg)
マスター・クラスを通じて、最終日に選抜された7人が、10月のガラ・コンサートで、クーラと共演するようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/67/87e3a3ae14a5a414ae1a6be5aa4457a7.jpg)
選抜された人たちとの記念撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/0b/94d17e75cbd2752a8aad3831ee243b6e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/56/5443b6c0fcd3550a26526bd2866c3622.jpg)
マスター・クラスの出席者は、若手の歌手、指揮者などから公募され、選考の結果、世界各国から若手アーティストが参加しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/d4/708a9941e6edf5b06d29ddbc863f9a3c.jpg)
10/19、20のコンサートでは、ラ・ボエームやリゴレット、アイーダ、カルメンなどから、ソロ、デュエットなどの曲が演奏されるようです。機会があるごとに、熱心にマスター・クラスにとりくんできたクーラ。今回のコンサートも、若いアーティストたちとの共同の力で、大きく成功することを願っています。
*10/13追記 多くの写真でクーラがタオルを持っていますが、クーラのFBによると、実はこの日、39℃の発熱があり、タオルで首筋や顔を冷やしながらマスター・クラスをやりとげたらしいです。生徒たちを失望させないためにキャンセルしなかったと。情熱的でタフなクーラらしい話ですが、生徒を風邪をうつさなかったのか、ちょっと心配ですね^^;
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/85/66d3ddb1eaa3c66d5bc39ccca90aaacc.jpg)
写真はプラハ交響楽団のHPなどよりお借りしました。