人と、オペラと、芸術と ~ ホセ・クーラ情報を中心に by Yon Re

テノール・指揮者・演出家として活動を広げるホセ・クーラ(Jose Cura)の情報を収集中

(告知編) 2017年 ホセ・クーラ トスカを演出 in ドゥブロヴニク・サマーフェスティバル / Jose Cura / Tosca / Dubrovnik Summer Festival 2017

2016-10-13 | 演出



演出家としての活動の比重も高まりつつあるホセ・クーラ。つい先日、ベルギーのワロン王立劇場でのトゥーランドットの演出・舞台デザイン、カラフ出演を終えたところですが、来年もすでに2作品の演出予定が決まっています。

1つは、2017年5月のドイツ・ボン劇場での、初挑戦のブリテンの英語オペラ、ピーター・グライムズの演出・主演です。
もう1つは、来年8月のクロアチアのドゥブロヴニク・サマーフェスティバル2017で、プッチーニのオペラ、トスカの演出です。クーラの公式カレンダーには未掲載ですが、クーラが現地調査をしている様子なども報道されました。
今回は、このトスカの演出について、今ある情報をまとめてみました。

ドゥブロヴニク・サマーフェスティバルは、クロアチアの世界遺産に登録されている美しい街ドゥブロヴニクの伝統あるフェスティバルで、テーマは「自由」とのこと。1956年から開催されている歴史ある催しで、毎年7月から8月にかけて1か月余りにわたって、演劇やバレエ、オペラ、コンサートなどが、旧市街の広場や通りなど街のさまざまな場所で行われているのだそうです。すごいですね。

クーラは、今年の第67回のフェスティバルに招かれて、指揮者としてオープニング・コンサートで指揮、歌手としてガラ・コンサートに参加しました。さらに、フォトグラファーとして、写真展も開催しています。
その際の多くの写真や動画、クーラの興味深いインタビューがネット上にも掲載されましたので、いずれ、まとめて紹介したいと思います。(実のところ、クロアチア語からの翻訳がなかなかすすまないために、掲載が遅れています(>_<)...。)

そして来年の第68回は、演出家としての参加になるようです。カヴァラドッシを歌うかどうかは、報道からはわかりませんでした。
来年の紹介の前に、少しだけ、今年の様子を。

オープニングコンサートで指揮をするホセ・クーラ




ガラ・コンサート アルゼンチンやラテン・アメリカの歌をメインにしたようです。




会場は、1715年に建てられた美しい聖ヴラホ教会とその前のルジャ広場。右奥の方の大通りまで人でびっしり埋め尽くされているようすがわかります。




こちらは今年の67回の総集編的なショートビデオ。多彩な内容が圧巻。ちらちらと、クーラの姿も見えます。歌声はありません。
Short video preview of the 67th Festival  Kratki video pregled 67. Igara


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――2017年ドブロヴニク・サマーフェスティバルについて、クロアチアのニュースより

「2017年8月、ドブロヴニク・サマーフェスティバルの一環として、素晴らしいプッチーニのオペラ『トスカ』を上演する。それは、聖ヴラホ教会の前で第67回ドゥブロヴニク・サマーフェスティバルの開会式とガラ・コンサートにおけるパフォーマンスで観客をワクワクさせた、著名なテノールであり、指揮者、演出家であるホセ・クーラによって演出される」(justdubrovnik.com

現地で図面を見ながら、関係者との打ち合わせ中のようです。








――会場は11世紀の修道院の史跡

場所は、何やら遺跡のようですが、実はここは、11世紀に建てられたベネディクト会修道院の跡地なのだそうです。
ここに800席の観客席が設置されるとのことです。




トスカの舞台となったのはローマのサンタンジェロ城。今度のクーラ演出では、このドブロヴニクの自然と歴史的建造物を利用して、クーラがどのように想像力、創造力を発揮して舞台をつくるのか、とても楽しみです。






――アドリア海に浮かぶ島で

しかもこのベネディクト会修道院は、ドゥブロヴニクの街の対岸、アドリア海に浮かぶ島にあるのです。
美しく、ロマンティックなロケーション、自然と文化遺跡、芸術が一体化した舞台、本当に魅力的で、ぜひ行ってみたいと思わされます。

会場のあるロクルム島 (フェスティバルのフェイスブックより)



――場所は理想的、絶対的な壮観に
●ロケーションの美しさ、雰囲気に魅了されたクーラ

ニュースによると、クーラは、ベネディクト修道院の美しさと雰囲気に魅了され、しばらく時間をとって遺跡のなかを見てまわったようです。
そしてつぎのように語ったと報道されていました。

「場所は、理想的。それはまさに、ドゥブロヴニクとドゥブロヴニク・サマーフェスティバルのための主要なステージとして求められるもの。
すべてのものを組織することが必要だが、そして、それは素晴らしい仕事。このオペラは絶対的な壮観になる。」



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クーラの演出の仕事は、これまでのカヴァレリア・ルスティカーナや、ラ・ボエームトゥーランドットなどを見ても、ドラマと人間の感情をリアルに、そして温かく描きだすものが多いように思います。この美しい史跡の風景のなかで、歌姫トスカと理想主義者カヴァラドッシをめぐる愛と死、革命を背景にしたドラマをどのようにつくりあげるのでしょうか。
今後また、この演出の構想に関する情報が集まったら、紹介したいと思います。

できれば、カヴァラドッシもまた、クーラに歌ってほしいものです。
ということで、おまけとして、クーラの歌を。

こちらはクーラ演出ではありませんが、2014年、ドイツ・ハノーファーの市庁舎前公園の特設野外ステージで。
Jose Cura "E lucevan le stelle"


同じ2014年、ハンガリーのブダペスト国立歌劇場のトスカに出演した際のニュースクリップ。インタビューと舞台映像あり。
Jose Cura 2014 Tosca in Budapest


なお、クーラのトスカに関する作品解釈や、舞台の紹介は、これまでも以下のような投稿があります。こちらもお読みいただけるとうれしいです。
 「トスカ ホセ・クーラの“ヴィットリア!”と通行証の謎」
 「2014年ハノーファーのトスカ」



*画像はドゥブロヴニク・サマーフェスティバルのフェイスブック、報道記事などからお借りしました。
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