凡(およ)そ思慮は、
平生(へいぜい)黙坐(もくざ)静思(せいし)の際に於(おい)てすべし
西郷隆盛(さいごうたかもり)[1827-11877] 『南洲翁遺訓』
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「平生道」や「平日道」を説いた隆盛(たかもり)ならではの言。ものごとを考え、正しい判断をするためには、日々の静かな起居の中で行うべし。その場になってあわてて思いをめぐらしても、ろくな結論は出ぬものだ、との意。掲出の言葉につなげて「事に当り卒爾(そつじ)に思慮することは、譬(たと)へば、臥床夢寐(がしょうむび)の中、奇策妙案を得るが如(ごと)きも、翌朝起床の時に至れば、無用の妄想に類すること多し」とも。夜中の名案が朝には愚案だったとの思いは、西郷とて同じであったらしい。
魂を揺さぶる偉人の一言「名将名言録(平成23年版)」
株式会社トライエックス(http://www.try-x.jp/)
平生(へいぜい)黙坐(もくざ)静思(せいし)の際に於(おい)てすべし
西郷隆盛(さいごうたかもり)[1827-11877] 『南洲翁遺訓』
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「平生道」や「平日道」を説いた隆盛(たかもり)ならではの言。ものごとを考え、正しい判断をするためには、日々の静かな起居の中で行うべし。その場になってあわてて思いをめぐらしても、ろくな結論は出ぬものだ、との意。掲出の言葉につなげて「事に当り卒爾(そつじ)に思慮することは、譬(たと)へば、臥床夢寐(がしょうむび)の中、奇策妙案を得るが如(ごと)きも、翌朝起床の時に至れば、無用の妄想に類すること多し」とも。夜中の名案が朝には愚案だったとの思いは、西郷とて同じであったらしい。
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