レコ路地/2009.0211〜

吉祥寺、下北、新宿辺りの中古レコを玩味。

散歩と物探しと暇つぶしを兼ねた三位一体の娯楽です。

はっぴーえんど/マスターピース

2014年12月31日 | ザ・ビートルズ

昨年の今頃は、大瀧さんの訃報で背中が小さくなっていました。12月に合わせて大瀧さんのベストアルバムが出たけど購入する気になれないでいたら、「はっぴいえんど マスターピース」の発売。

今月号のレココレでは、音質が素晴らしい、とか。誕生日祝いに買っちゃました。


さて、どうかな、と聴いてビックリ!低音の豊かな音圧の広がり(過ぎ!)、ボーカルの素晴らしさ。付属グッズの松本隆作詞ノートには、郷愁に近い共感を覚えます。


いつもお立ち寄りいただきありがとうございます。よいお年をお迎え下さい。

2014年の作品。国内盤。12960円(389)

ジョー・コッカー/ジョー・コッカー

2014年12月24日 | ザ・ビートルズ

ジョー・コッカー逝去。享年70歳。
昨年末は大滝詠一さんが逝きましたが今年はこの人ですか・・(涙)。ポール・マッカートニーのコメントが重いです。


「彼が『ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ』をカバーするって決めたときは嬉しかった。彼とデニー・コーデル(プロデューサー)がサヴィル・ロウのスタジオへ来て、彼らがレコーディングしたものを聴かせてくれた時のことを覚えてる。衝撃的だった。曲が完全にソウル・アンセムに変わっていて、このことに対し僕は彼にずっと感謝していた」(ポール談)
高校生の時に見たウッドストックの映像は、ジミヘンより凄かったな。

午後、なんとなく下北に足を運んでレコを見てたら、本当に不思議なことにジョー・コッカーを引きました。mfpレーベルの名盤です。改めて聴くとUKのミュージシャンとのサウンドは素晴らしい。後期のUSのミュージシャン(スタッフら)との相性も抜群でしたが、前期のよさを再確認です。


1970年の作品。UK盤。700円(388)

ポール・マッカートニー/アート・オブ・マッカートニー

2014年12月21日 | ザ・ビートルズ
新作CDがよかったのでアナログ盤を購入。ポール愛に溢れる素敵な3枚組の「ART」です( ^ω^ )




ざっくりとした感想ですが、例えば、ビリージョエルの「メイビー・アイム・ア・メイズ」のリスペクト度の高さ。ディランの「今日の誓い」は、これしかないだろう選曲、ブラインアン・ウイルソンの「ワンダーラスト」の美しさ、ジェフ・リン「ジャンク」のマニアックさ、キッスの「ビーナス・アンド・マース」は、ぜひ彼らライブで聴きたいし、ポール・ロジャースの「レット・ミー・ロール・イット」は、ウイングスを超える出来栄え。ロジャー・ダルトリーの「ヘルター・スケルター」は、The Whoばりの圧力だし、ステーブ・ミラーの「ヘイ・ジュード」は、ジョンのパートをメロディに押し出した秀作。スモーキー・ロビンソンの「ソー・バッド」は、鬼に金棒のファルセットで魅了、BB.KINGの「オン・ザ・ウェイ」は、マジシブいと、他にも多数、どれも聴き応えあります(^o^)/

何より、PAULMcCARTNEYという名前に、「ART」という単語が隠れていたことにこれまで気づかなかったことが不思議です。


アナログ盤には34曲が3枚組に実にうまく収まっています。やはり、音がいいです。


2014年の作品。US盤。5600円。(387)

チックコリア/フレンズ

2014年12月14日 | ザ・ビートルズ


本作を愛聴していたのが大学2年、1978年。当時、Steve Gaddに心酔していた先輩の下宿で夜毎、エア・ドラムで盛り上がっていました。その時に聴いていたのが、このUS盤。音が実に良くてずっと探していました。
USオリジナル盤は上記のスマーフ人形のジャケット。これが日本盤ではカエルやウサギの置物のジャケットに変更になっています。



当時、製作者側がスマーフの使用許可を取っていなく、日本盤発は急遽、陶器の動物に変えて発売したという、著作権問題。当時はよく理解できませんでした。

本盤の聞き所は、やはり、A面ラスト「Samba Song」と、B面ラストの「Cappucino」のSteve Gaddのドラムという事に落ちつくのかな、「いやいや」との異論もあると思いますが。とりあえず、Joe FarrellやChickのアドリブの後ろで、何かに取り憑かれたように叩きまくっているガットは、まさに「鬼」です。

1978年の作品。USオリジナル盤。700円 (386)