レコ路地/2009.0211〜

吉祥寺、下北、新宿辺りの中古レコを玩味。

散歩と物探しと暇つぶしを兼ねた三位一体の娯楽です。

ディープ・パープル/マシン・ヘッド

2013年01月29日 | ザ・ビートルズ
本日、UK盤オリジナル盤(マト-1U/-3U)と遭遇。


特筆すべきは、ロジャー・グローバーのベース音がいい!ってこと。リッケンバッカーの輪郭がしっかりしていて、ピッキングの巧さが堪能できます。イアン・ペイスのドラムもよく鳴っています。パープルを初めて聴いたのは、1972年8月のに大阪フェスティバルホール、日本武道館での『ライヴ・イン・ジャパン』。その後、国内盤「マシンヘッド 」を購入しました。これは今でも持っています。「スモーク・オン・ザ・ウォーター」や「ハイウェイスター」を必死でコピーした嬉し恥ずかしの中学生時代を思い出しながら、改めて感動です。サンキュー、UK盤。

1971年の作品。UKオリジナル盤。3800円。(307)


VONDA VAN DYKE/DAY BY DAY

2013年01月27日 | ザ・ビートルズ
タイトル曲「DAY BY DAY」が聴いてみたくて購入しました。


まずシンガー本人の情報ですが、65年のミス・アメリカに輝いた女性らしいです。確かにジャケの写真の彼女は魅力的です。で、気になる「DAY BY DAY」はミュージカル「GOD SPELL」のテーマ曲。これは実に名曲ですが、本レコのアレンジもなかなかです。このアルバムは全曲、基本的にはジーザスもの。ジャケも教会です。宗教系レーベルMYRRHらしい1枚です。

1972年の作品。USオリジナル盤。1000円。(306)

ドリス・トロイ/DORIS TORY

2013年01月21日 | ザ・ビートルズ
雪、とけましたか?さて、ビートルズ解散と同時に覚醒したジョージ・ハリスンがプロデュース、APPLEレーベルから発売された名作です。


リンゴ・スター、エリック・クラプトン、スティヴン・スティルス、ピーター・フランプトン、ビリー・プレストン、デラニー&ボニー、クラウス・フォアマン・・といったハリスン・ファミリーによって作られた名盤です。例えば、B-2の『So Far』、ジョージとクラプトンのツイン・ギターが素晴らしい。また、 ジョージが作った4曲が入っているだけでも貴重な1枚。ドリスはその後、ミュージカル「MAMA I WANT TO SING」でも主役を務めた人物です。セカンド・プレスは画像のように色味が異なります。オリジナル盤は値が張るので僕はこれOKとしました。

1970年の作品。US盤。960円。(305)

ジョン・レノン/マインドゲームス

2013年01月15日 | ザ・ビートルズ
成人の日。降り続ける雪を眺めながらマインド・ゲームスを聴き「これも40年経つのかぁ~」としみじみと独り言。


先日、購入したモービル盤の音は実に良い。UKオリジナル盤は残念ながら音質もバランスもよくありません。リマスターCDは確かに正解でしたが、このモービル・アナログ盤こそがベストの音だと思いました。なんとなく買ってみたら、びっくり。とてもよいです。タイトル・ナンバーのメッセージもチカラ強い。歌詞の一部ですが、ここが好きです。

Love is the answer and you know that for sure
(愛こそが答。君が知っている通り。)
Love is a flower, you got to let it, you got to let it grow
(愛は一輪の花。それを育てるのは君。)

本当にジョンらしい言葉です。さらにこのアルバムがいつまでも新鮮に聴こえる理由は、ジム・ケルトナーやゴードン・エドワーズなどのニューヨークのミュージシャンが一番生き生きとしていた時期の演奏だということ。彼らの生音を堪能するには、このモービル盤がお薦めです。

1973年の作品。モービル盤2004年発売。3400円。(304)


ジェシ・エド・ディヴィス/ジェシ・ディヴィスの世界

2013年01月13日 | ザ・ビートルズ
「お、ジェシ・エド!」盤もまずまず、しかも安い。ということで購入。


ジェシはオクラホマ出身のギタリスト。カイオワ族とコマンチ族の血を引く生粋のネイティヴ・アメリカン。動くジェシを初めてみたのは、バングラデシュのチャリティーコンサートの映画でした。テレキャスにレズリー・スピーカーを通した音やスライドギターの音色が最高。このアルバムのエンジニアがあのグリーン・ジョーンズつうところも泣かせます。全8曲中6曲がジェシの自作。どれも素敵ですが、ラストの「Crazy Love」はヴァン・モリソンの代表曲です。オリジナル以上の名演かも…。ぜひアナログで味わっていただきたい。ちなみにジャケット・アートワークはジェシの父親の作品らしい。いいね。

1970年の作品。USオリジナル盤。3200円。(303)


グルーヴィン/ヤング・ラスカルズ

2013年01月09日 | ザ・ビートルズ
好天が続く東京。


1967年。おそらくこの年こそが、意識の変革の奇蹟、音楽の力に魔法がかかった年だったのでしょう。ビートルズもサージェントペッパーズ…を制作し、ジミヘンもデビューしました。ロックの歴史はもちろんですが、世界の若者の文化が変わった時代だと思ってます。ただし、「社会科の教科書」の年表に載るような史実ではない事象です。ヤング・ラスカルズに関しても、それはやってきました。この名盤、聴かずして、そして理解せずして死ぬのは持ったいない、そう思う1枚です。

1967年の作品。USオリジナル盤。2000円。(302)


アイラ・セント・クレア/Sings Traditional Scottish Songs

2013年01月04日 | ザ・ビートルズ
2013年の年頭にご紹介するのはアイラ・セント・クレアです。UKオリジナル盤の美しいジャケットだけでも満足度が高い1枚です。


無伴奏のスコットランドのトラディショナル・フォーク・ソングという世界自体がなかなか近づき難いわけですが、聴いて納得の1枚です。まず声がすばらしい。α波が出ています。ずっと包まれていたい感があります。無伴奏の曲がほとんどですが、退屈な印象はまったくなく、透明感が深く、かつ複雑な色合いに引き込まれます。日本の正月の凛とした空気にも合います。

1972年の作品。UKオリジナル盤。11,000円(301)