ロングマン英英辞書を読む

ロングマン米語辞書(LONGMAN Dictionary of American English)をひたすらに読んでいく記録のブログです。

踏んだり蹴ったり

2006-03-20 20:27:25 | 今日の単語
after[アフタ] ~の後で

「踏んだり蹴ったり」を英語で言いなさい、といわれて
すぐに口を付いて出る人はあまり多くないでしょう。
こういう場合、いわゆる直訳をするとほぼ間違いなく
通じない英語が出来上がります。こうした問題への
対策は、あらかじめ英語→日本語の回路を作っておいて、
それをひっくり返して使うことです。

 ロングマン米語辞典のafterの項目を見ると
Ever since we moved here, it's been one problem after another.
ここに引っ越してきてからというもの、ずっと踏んだり蹴ったりだ。
とあります。

 こうした英文を自然な日本語に訳し、今度は日本語から英語への
逆算の回路を作る。辞書読みの醍醐味です。

覚えた英単語を忘れない

2006-03-19 16:14:45 | ためになるヒント集
 忘却対策が一応まとまりました。

 このブログはロングマン米語辞典(アドバンストではなくて、中辞典の方)を読んでいく記録として始めました。暗記の作業は自分なりに独自で行い、ブログには気づいたこと、面白そうな辞書の記述、現在の進度を書くつもりでいたのですが、いったいどうやって暗記しているのかも多少ネタをばらしたいと思います。

 現在実行中の方法は、至る所に辞書を置き、「隙間時間」にいつでも英単語を見れるようにすることです。自宅には2004年度版のカラーのロングマン米語辞典第3版があり、それにカラーペンで書き込みや下線を引いていきながら読むのがメイン辞書です。

 職場には同じ辞書の旧版、1997年版の白黒のものがあります。ふと気になったときに引くためのもので、こちらは読んでいるわけではありません。あと、通勤時間や出かけた時用ですが、黄色い「ハンディーロングマン」を買ってみました。これは総語彙数2万8千とやや少なめですが、わりとよく載っています。

 ともかくどこにいてもちょっとした隙間時間に単語を復習することができる環境を作る。このユビキタス辞書作戦で当面はやってみます。ブログ主の性格と生活リズムではカードや単語帳を作る予定はありません。ちょっとしたメモはこのブログに書けばいいわけだし。


男の視線

2006-03-19 15:56:43 | 今日の単語
admiring [アドマイアリング] 賞賛する

 admire 賞賛する、これも大学受験英語の必須語だと思います。
でも、ロングマン米語辞典の例文を読むとずいぶんと具体的な
状況が示されていて、「ああ、こういう感じでも使うのね、へえ~」
と思ってしまいました。

She drew admiring glances from all the men.

訳:彼女は男たちの視線を独占した。

AdobeってPDFでしょう?

2006-03-19 15:47:33 | 今日の単語
adobe [アドウビィ] 日干し煉瓦

 いや~、これも盲点でした。
"Adobe"って会社名は毎日のように目にしているのですが、
ブログ主は単語の意味なんて考えたことありませんでした。

 ロングマン米語辞典の定義では、

a material made of clay and straw, used for building houses.

ということです。

17/1055頁

2006-03-18 23:31:35 | 現在の読書完了ページ
 なかなか進みませんが、17ページまで読破です。
完全に暗記とはいきませんが、とにかくここまでは
(afterまで)読んだという(変な)自信はあります。

 「今日の単語」でネタを拾っているのは既読の範囲から
です。読むのが先行して、単語や句の紹介は後からついて
行く形で落ち着きそうです。もちろん、全部を拾えば
辞書丸写しになるので、ピックアップしてコメントする
単語は非常に選択的になっています。

アダムのりんご

2006-03-18 14:26:46 | 今日の単語
Adam's apple[アダムザップル] 喉仏

 あっ、これは知らなかった
というような単語や句がときどきでてきます。

 本当にこれは盲点でした。知らないと、
Adam's appleと言われても、葉っぱで大事なところを
隠した男がリンゴを持っている絵しか浮かびません。
普通の日本人なら、「のど仏」と聞いても頭には
仏像が浮かぶことはありません。のどのふくらみを
連想します。英語でもこれと同じ。今度からは
Adam's appleと聞いたら、喉仏を思い浮かべるように
しましょう。


9・11特集 パート1

2006-03-18 14:02:29 | 今日の単語
activity [アクティヴィティ] 活動

 ロングマン米語辞典を丹念に読んでいて気づいたのですが、
なんとなく「9・11以降」を匂わせる例が多いです。いくつか、
そうした例を紹介しますが、その第一弾。activityの項には
それ関係の例文が2つ連続して登場します。

an increase in terrorist activity.

訳:テロ活動の増加。

anti-government political activity.

訳:反政府の政治活動。

 たしかに言葉が世相を反映するように、その言葉を扱う辞書にも世相が
反映されてしかるべきなのですが、妙に偏っている感じもしないでもない・・・

お酒と辞書

2006-03-17 23:17:34 | 今日の単語
an acquired taste [アナクワイアド テイスト]

 『リーダーズ英和』によれば、この語句の意味として、
「習いおぼえて好きになるもの 《特に飲食物》」とあります。
でも、こうした表現って実際の例文がないとどうもつかみようが
ありません。ロングマン米語辞典には、「ピンとくる」例文が
載っています。

Whiskey is often an acquired taste.

訳:はじめっからウィスキーがうまいと思う人はそんなにいない。

 蛇足でしょうが、訳文を解説。

直訳:ウィスキーは多くの場合(often)習いおぼえて好きになるものである。

逆に言えば:わずかの場合のみ、ウィスキーを最初から旨いと思う。

意訳:はじめっからウィスキーが旨いと思う人はそんなにいない。

 辞書読みもそうです。学習の初期段階(中学・高校)では、辞書を読むなんて
勉強法に目覚めて、かつ実行するのは一握りです。ブログ主が学生のころも
そうでした。高校のとき学校内で1,2番目に英語がよくできる同期生が
「単語を覚えるのは辞書だよ」と言っていたのが信じられませんでした。
辞書は引くもので、読むものではないとかたくなに信じていたからです。
今では、「どうせ後で引くくらいなら先に読んでしまえ」と思っています。
このブログの立ち上げは、自分を鼓舞する意図が50%、それから閲覧して
下さる方への多少なりの情報提供のつもりが50%です。

TOEIC700程度以上、大学入試経験済みを想定内

2006-03-17 22:59:25 | このブログについて
 このブログは、どなたでも英英辞書を読むことに関心のある
方を対象にと思って始めましたが、ある程度のお勧めのレベルを
想定しておこうと思います。(もちろん、ブログを見てくださっている
方々を制限するつもりはまったくございません。)

 まず学生ならば、中・高校生よりもむしろ大学生以上向け。
社会人で英語を継続勉強してある方でしたらTOEIC700くらいか
それ以上。というのも、ある程度の基礎語彙(2~3000語)に
ついては、あまり説明していませんし、参考のために添えている
訳も、学校英語の直訳ではなく、いわゆる意訳です。

 ちなみにブログ主は社会人の英語学習者です。

酸性雨より身近な「口害」

2006-03-17 19:01:49 | 今日の単語
acid [アシッド] 酸性の

 大学受験英語の単語を一通り暗記した人ならば
この単語を知らない人はいないでしょう。ところが、
では「酸性の」以外の意味で自由に使えるかというと
話は別です。日本語で言う「毒舌」は、英語では「酸性舌」に
なります。

Everyone fears her acid tongue.

訳:みんな彼女の毒舌を恐れている。

 環境問題に人々の関心が集まり、最近の高校生、大学生であれば
acid rain(酸性雨)はほぼ100%みんな知っているようですが、意外と
acid tongue(毒舌)は知られていないようです。