ただウェブに駄文を綴るのみ

駄文綴り続けて早1年。
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初心者のため/マナーというサイトだからこそ気をつけるべき

2005-09-15 | Webのお話
 何やら,Yahoo!の人気ブログが,ある個人サイトから無断転載をしたということで,それに対して追求している記事があった.→+らぶCOMPANY.COM+:◆その記事はあなたの考えですか?

 こういう記事を読むと改めて実感するのだが,企業などではなく,一個人として書かれたものであろうとも,著作権は発生するのであるということ.だが,そんなものはかなり多くのブログもやっていることであろう,残念ながらね.
 普段ならイチイチ取り上げてたら埒が明かないと思うところだが,この記事についてはちょっと気になった.リンク先の記事は転載と引用について書かれているが,転載と引用について以上に,追求されている先のブログ主が初心者に役に立つようなサイト作りを心がけていたことの方が気になった.

 前々から思っていたのだが,ネットマナーだとか初心者に対して何かを伝えていきたいといったサイトが,他人の著作物を無断転載したり,キャラクターなどを無断で使用してマナーを語らせたりするなどして,著作権を真っ先に違反行為をしているってどういうことだろうか.
 不特定多数の人に教えようとしている側の自分が,違反をしている一方でマナーなどを声高に唱えるのである.はっきり言って失笑ものだ.

 書くことは自由ではあるが,初心者のため/マナーといったサイトを運営する場合は,ある程度の知識が最低限必要であると考える.間違いだらけのマナーなどを書き,それをマネするようなサイトが出てきてしまう可能性もあるからだ.ましてや,訪問者数が多くなってくればくるほど,その人数は右肩上がりするのは目に見えている.

 問題のサイトはマナーなどとは違い,初心者のための講座的傾向を目指しているらしい.引用のルールを知らなかったというのであるなら,反省して学べばいいだろうとは思うのだが,「初心者のための解説サイト」をやろうとしていながら,「知らなかった」というのはなんとも…….
 たとえ,相手が誠実であろうと親切であろうとも,善意でやっていたとしても違反行為であることには変わりないのだ.善意があれば,普段の行動がどんなに素晴らしかろうとも,それで言い逃れできるものでもない.どうも,自分がやろうとしていることに対する責任よりも,楽しさ先行で十分な知識を持たずに始めた感を感じる.

 例えどんなサイトであろうとも,しっかりとした知識を身につけてから始めるべきではある.だが,それはやってみなければ分からないことも多いので,至らない点が出てきてしまうのは仕方ないことであろう.
 しかし,初心者のため/マナーというサイトを作っていくような人はより慎重に学んでからサイトを作るべき.特に,リンク先で問題になっているようなことは,少し調べれば分かることだし,仮にも法律上の問題である.それを「知らなかった」というのではなく,きちんと調べる責任があるんじゃないかと思うのであるが.はて,どれだけ意識してやってる人がいるのやら疑問に思うこと多しだ.

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