ただウェブに駄文を綴るのみ

駄文綴り続けて早1年。
誰かのためになることを書いたら負けかなって思ってる。

一部から全体へ

2005-10-25 | Webのお話
 リアルのことでも言えることではあるのですが,ここは敢えてWeb上のお話ということで.

 あるサービス会社が提供しているサイトサービスやあるテーマを取り上げたサイトなどで,一部のユーザのマナーの悪さや悪質さによって,一部であったはずが全体が悪いかのような印象を得ることがあります.

 一番いい例としては,2ちゃんねるの存在でしょうか.
 僕は,ネットを始めてから3,4年くらいは2ちゃんねるという存在が,「荒らし」「中傷行為」が全体で当たり前のように感じていた時期がありました.だけど,それはごく一部のこと.だが,一度植え付けられたイメージはなかなか払拭できず,分かっていても受け入れられなかったりもしました.

 一部が悪いだけだから,自分は関係ない.そう思うのは当たり前ですが,かといって関係ないから自分は違うと言っても,悪いイメージの枠に入れられ,それを否定することは容易ではありません.自分は違うから関係ない,というだけでは説得力に欠けるのでしょう.だから,一括りにされてしまうんではないか,という気がします.

 では,自分が利用しているサイトサービスなどについて,問題提起をしていくことは勇気もいるだろうし,素晴らしい意見などが書かれていようものなら,関心してしまいます.
 が・・・そう思っていても,素直に評価できない心境もあります.

 例えば,つい最近知ったところではYahoo!ブログあたりでしょうか.
 こちらのブログには,標準で転載機能というものがあって,それを実行すれば自分のブログに相手の記事を転載できるという機能があるようで,このために記事転載することが当たり前のように行われたりしているみたいで・・・.このことで,著作権が完全に無視されるような問題も起きたりしており,そのことについて問題提起をしたりしているYahoo!ブログの利用者もいます.
 その意見については,かなり知識も得た上で書いているのだろうと思い,勉強にもなったりするのですが・・・.どうしても,素直に評価できない気持ちもあります.

 いや,評価はしているのでしょう.だけど,それと記事内容の質との間に差がある感じがするのです.なんというか,「Yahoo!ブログを利用している人だしなぁ」みたいな.
 その人に対してではなく,サービス利用者の一部のマイナスイメージによって,何かと評価を落としてしまいがちになっている自分がいる.

 一部だけのはずが,全体に対してそういうイメージを持ってしまうのか.そんなことを感じた瞬間であった.そして,これを払拭できるのは長い時間がかかるんだろうなぁ,と.払拭できるまでにまだサービスが存在しているかどうかも怪しいところではあるのだが・・・.

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