名古屋するめクラブ

~名古屋発くうみるあそぶ~

<ミュージカル> TOMMY @ 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

2007年04月22日 01時10分35秒 | 観る(ライブ)

<能書き>
伝説のロックバンド「The Who」が1969年に発表したアルバム「TOMMY」。

幼少期のトラウマにより三重苦に陥った少年がやがてピンボールの天才となり
成功を手にして、宗教の教祖として祀り上げられるという、ストーリー性をもつ
楽曲で構成され、ロックバンドによる初のオペラとして絶賛を受けたアルバム。

「TOMMY」はその後72年に、ロッド・スチュワートやリンゴ・スター等とロンドン
交響楽団とコラボレーション、75年には、エリック・クラプトン、
エルトン・ジョン、ティナ・ターナーが出演し映画化。
92年には、"The Who"のピート・タウンゼント自身が演出に加わり
ミュージカルとしてブロードウェイで大成功、トニー賞5部門受賞。



そしてついに、伝説的なバンドが描いた世界観を演出家に、
劇団★新感線のいのうえひでのり、主演に中川晃教を迎え、
日本語翻訳版として新たな伝説を創り上げた。



<感想>


スクリーンに映し出されたポップでカラフルなアニメーションを駆使する
ことで、状況説明する演出は新鮮だったし、生バンドもかなり質の高い
もので低音の伝振動?にかなりしびれたけど、ドラッグ、
チャイルドアビューズ(幼児虐待)等苦手なテーマで始まり、
その言いようのない救いのなさに、1幕が終わったときは
どうしようかと思ったけど、2幕で、
長年囚われたトラウマから解き放たれた辺りから少しずつ
気持ちが軽くなり、音やダンスを味わう余裕ができました。
中川晃教、高岡早紀、ROLLY、パク・トンハ等主役はもちろん、
彼らを支える回りの演者の歌やダンスのレベルもかなり高かった。



ミュージカルも演者の挨拶も華々しく終わった後、
アンコールに応えてくれたのですが、その曲がなんと
"Summer Night Blues Featuring ROLLY"。

観客総立ち、大盛り上がり大会。
昨日のコンサートで「つかみ」から「オチ」まで
持ってっちゃったトランペッターみたいだった。
さすが、ROLLY!百戦錬磨のライブテク!
最高のアンコールでした!

やっぱり体で感じなきゃ、ロックはさ!

Tommy (1969 Original Concept Album)
Pete Townshend
MCA
このアイテムの詳細を見る

 PS.それにしても、昨日はバロックトランペットで泣き、今日はロックで振動(笑)。ちょっと頭が分裂気味になったな。MARIKOさん、良席チケットお譲りいただきありがとう。今後ともおつきあいの程、どうぞよろしくお願いします。お友達にもよろしく!


ロック★オペラ THE WHO’S 『TOMMY』
07/4/20(金)~07/4/26(木)
シアター・ドラマシティ (大阪)



コメントを投稿