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<能書き>
伝説のロックバンド「The Who」が1969年に発表したアルバム「TOMMY」。
幼少期のトラウマにより三重苦に陥った少年がやがてピンボールの天才となり
成功を手にして、宗教の教祖として祀り上げられるという、ストーリー性をもつ
楽曲で構成され、ロックバンドによる初のオペラとして絶賛を受けたアルバム。
「TOMMY」はその後72年に、ロッド・スチュワートやリンゴ・スター等とロンドン
交響楽団とコラボレーション、75年には、エリック・クラプトン、
エルトン・ジョン、ティナ・ターナーが出演し映画化。
92年には、"The Who"のピート・タウンゼント自身が演出に加わり
ミュージカルとしてブロードウェイで大成功、トニー賞5部門受賞。
そしてついに、伝説的なバンドが描いた世界観を演出家に、
劇団★新感線のいのうえひでのり、主演に中川晃教を迎え、
日本語翻訳版として新たな伝説を創り上げた。
<感想>
スクリーンに映し出されたポップでカラフルなアニメーションを駆使する
ことで、状況説明する演出は新鮮だったし、生バンドもかなり質の高い
もので低音の伝振動?にかなりしびれたけど、ドラッグ、
チャイルドアビューズ(幼児虐待)等苦手なテーマで始まり、
その言いようのない救いのなさに、1幕が終わったときは
どうしようかと思ったけど、2幕で、
長年囚われたトラウマから解き放たれた辺りから少しずつ
気持ちが軽くなり、音やダンスを味わう余裕ができました。
中川晃教、高岡早紀、ROLLY、パク・トンハ等主役はもちろん、
彼らを支える回りの演者の歌やダンスのレベルもかなり高かった。
ミュージカルも演者の挨拶も華々しく終わった後、
アンコールに応えてくれたのですが、その曲がなんと
"Summer Night Blues Featuring ROLLY"。
観客総立ち、大盛り上がり大会。
昨日のコンサートで「つかみ」から「オチ」まで
持ってっちゃったトランペッターみたいだった。
さすが、ROLLY!百戦錬磨のライブテク!
最高のアンコールでした!
やっぱり体で感じなきゃ、ロックはさ!
Tommy (1969 Original Concept Album) |
PS.それにしても、昨日はバロックトランペットで泣き、今日はロックで振動(笑)。ちょっと頭が分裂気味になったな。MARIKOさん、良席チケットお譲りいただきありがとう。今後ともおつきあいの程、どうぞよろしくお願いします。お友達にもよろしく!
ロック★オペラ THE WHO’S 『TOMMY』
07/4/20(金)~07/4/26(木)
シアター・ドラマシティ (大阪)
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