烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

“昌龍”@札幌/里塚緑ヶ丘で“みそラーメン”

2009-12-26 21:32:03 | そとめし;ラーメン
先日午前中,清田方面外勤帰りに立寄ったお店.7・8年前こっち方面の作業中,気が付いたものの何気過ぎる外観ゆえ何度も遣り過し,挙句友人には“寄らなかったの?あそこ美味いんだゼ!”と詰られる始末.好機に及び,確かめねば…


平日正午一寸前.暖簾潜れば逆L字カウンター(10席程度)と小上り(4名卓×2).親父サン,懐っこそうな笑顔で“いらっしゃい!”.
カウンターにはバラけて二名様,既にご注文をお召上り.端近のカウンター;釜前の親父サンを横様に見て着席.小上り壁の品書き,三味はみそ筆頭に正油・塩,加えて白みそ.ここまで全て¥650-.各ラーメンとミニチャーハンのセット(¥850-),幾つかの外連,定食や丼類も数種ずつ有り.筆頭のみそラーメンをお願いする.
“ファイヤー”系とは聞いていたが,此方のやり方は独特だ.鍋に油を熱し,徐,モヤシを一撮み.“ぱらり:ボゥ!…”, さらに“ぱらり:ボゥ!・ぱらり:ボゥ!”. 出汁を注いで一気に煮立ったところで更にモヤシを一掴み.ざっと煮立てながら焦げ過ぎたモヤシを除き,タレを仕込んだ丼に注ぐ. あ,そのテがあったか!ウチのコンロで出来るかも知れない.今度,試してみよう.親父サン,有難う(^^)b!
味噌ダレを丼に量り入れるのは,狸小路七丁目に通った私には懐しのアレ;此方ではカチャカチャしないけど.麺をそば揚げで湯切ったら,盛付は女将さんとの連係プレー.


さてさて来ました赤ら顔,みそラーメンの面構え. 先ずはスープを一啜り…
お,けっこう味噌が来る.赤い米味噌単体でなく,麹味噌と豆味噌(八丁系)のブレンドかな.千歳“王将”の“赤味噌ラーメン”を髣髴するが,豆味噌のアタックは此方のほうが穏やかだ.代わりに一味の香味が立っている.出汁自体は割合さらっとした感じで喉越し好く,炒めモヤシの香ばしさも手伝って美味い.油の膜はそこそこ有るが,適度な味噌の渋味でしつこいとは感じない.
麺は黄色く中太の縮れ.茹上げ・啜り心地良し. しゃきしゃきのモヤシ,戻し具合の良い若布は,豆味噌の風味にベストマッチ. 腿チャーシューはかっちりとした仕上り.旨味の幾分かは,出汁か醤油ダレに回ったかな? スープにどっぷり沈めて頂くのがヨロシ. メンマはちょっと硬め,節際の混じるもご愛嬌.
何ともクラシカルな風情漂う,気骨ある札幌みそラーメンだ.

いやあ,美味かった.ご馳走様! 私にはアタリが強めなので,失礼ながらスープを少し残させて頂いたが,小ライスがあれば完飲モノだ.これならきっと“正油”も美味いし,おそらく“白みそ”は殆ど私のツボだろう.また是非に,お邪魔させていただきます!

食べログ⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0103/A010304/1027070/

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