あなたは近くにいる

「行ってきます」といったまま「逝って」しまった夫への思いと、残された私と息子のこれからをつづります。

考えても仕方ないけど・・・・

2013-08-17 11:44:12 | 日記

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いまさら思っても仕方ないけど・・・

わかっているけど・・・

いろんな「もしも」を思わない日はない。

あの時ああしていれば・・・・

あの時こう言っていれば・・・・

夫は私に弱っていく姿をほとんど見せずに逝ってしまった。

出社拒否をすることもなく

食欲が目だって落ちることもなかった

もしも夫が生きていたら・・・・

私たちは間違いなくまだ関東に住んでいただろう

そうだ、私たちはマイホームを買う予定だったのだ。

莫大なローンにためらい気味の私に対して

夫のほうが乗り気だった

私はマイホームは夫にとっての「お城」になるかもしれないと

いよいよ手続きに入ろうかという矢先だった

パワハラを受けていると思い始めた夫は上司の目を気にして

マイホーム購入をやめると言い出した

あのとき無理にでも話を進めていたら・・・・

やはり結果は同じだったのだろうか・・・・。

今思うと

夫は自死する素因はあったと思う。

「うつ」や「自死」に対して

みょうに冷静な受け止め方だった。

そうなることは仕方ないこと・・・みたいな見方をしていた。

だから自分がそうなったときも

仕方ないと受け止めて

死んでいったのかもしれない。

もしうつ状態のまま夫がそばにいたのなら

私はどんな言葉をかけてあげられただろうか・・・・

どうやって夫を楽にしてあげられただろうか・・・・

何もいえなかったかもしれない

何もできなかったかもしれない

でも

私と息子がいるだけでいいって思うことはできたかもしれない

早すぎる決断だよ、

それも間違った決断。

自分がいなくても私たちは大丈夫って思ったのかな?

2人で支えあって生きていってください・・・なんて・・・・

夫として、父親として、どうなの?

こうやって書きなぐっていると

やっぱり私はまだまだ夫に対して怒りの思いが強いんだなぁ・・・・

ということに気付く

もしも夫が生きていたら

旅行に行ったり

バ-べキューをしたり

喧嘩したり・・・・・・

そんな当たり前が急に消えた

母子家庭、シングルマザー、未亡人、遺族年金・・・・

自分には無縁だったと思ってたものが

私自身のことになっている

会いたい・・・・会いたい・・・・会いたくて・・・・ちぎれそうになる