LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

共依存関係の親子

2013-10-22 17:52:16 | サイキックの眼

      
      
共依存関係の親子
     
   
小さな棘は、なんとか自分で抜こうとする。
抜けるだろうと、色々とやってみたりも出来る。
   
しかし・・深くにまで刺さってしまった大きな棘は、
自分で抜くことは至難の業です。
病院でお医者さんに抜いてもらいましょう。
      
他人から受けてしまった苦しみ、心の棘はまだ抜きやすいのです。
時間がたてばなんとかなる・・ということも有りうる。
    
しかし、親から受けた深い棘は。
なかなか抜けない。
抜いてはいけない?。
時間がたてばたつほど、奥深くにくい込んでくる・・。
その棘がもし毒針だったなら・・いずれ膿みが出てくるようになって・・。
      
       
別に脅している訳ではありません。
m(..)m
心に棘を感じ続けてきた人なら、このような重い感覚が解りやすいと思いました。
      
親から受けた深い毒針!?。
      
日本人特有の世間体の中で。
日本人特有の家庭環境の中で。
様々な力関係の強弱が交差する中で生きて行く為に。
自分の威厳と居場所を確保する為に。
    
我が子を崩壊に至らしめる親の生き方があります。
我が子を独裁する親の生き方があります。
    
これが日本の良き親の良き姿なのだそうです。
      
人は誰でも、人生と生活環境の中での立場を維持し優先する。
それが、深い考えと志から自己を優先するのであれば、そこに何かしらの説得力が備わっている、自己責任がしっかりとしている人ならば本当に良いのですが。
      
人生と生活環境の中での立場を維持し優先する為に、その理由が「共依存」という関係でのみ結ばれている家庭環境では、どうしようもありません。
      
なぜなら、共依存ルールに従わない性格の我が子には、キツイ虐めが待っているのです。
これは、職場でも学校でも、それに国関係でも同じことが言えます。
    
キツイ虐めでもカタチは様々です。
      
共依存関係に参加させる為に、「溺愛」作戦を遂行するタイプ。
或いは逆に。
共依存関係を壊させない為に、「阻害」作戦を遂行するタイプ。
そして。
この「溺愛」も「阻害」も、両方共キツイ嫉妬心が含まれるのです。
      
つまり、共依存関係の中で生きる術を維持している人は、自立する人の足を引っ張るのです。
職場や学校などで足を引っ張り合うことはまだカワユイ方で、産まれたばかりの我が子の成長と自立の足を引っ張る「共依存癖」の強い親が一番大変なのです。
大変なんて問題じゃない。
様々なストレス副作用(膿)が病気となって、身体にいっぱい溢れ出ているのが実情です。
      
テレビドラマ水戸黄門に出てくるパターン脚本にありがちな、お代官様と桔梗屋との共依存関係。
それに従わない町民に対してはネチネチ虐める。
共依存に従わなくても自立し生きていける精神と技術をもった町民は・・闇討ちや毒殺させられる。
んでもって・・民の年貢・国費で諸国漫遊している黄門様の裁きによって助けられる!?笑。
    
つまりこの共依存パターンストーリーが、各家庭環境にもあるということです。
ふりかえってみれば、あたり前のことでしたが。
    
しかし・・もう我慢の限界がきているのです。
「高度成長期」という巨大な共依存関係時代を生きてきた第一次ベビーブーム群と団塊の世代たち。
ですが、その時代が移り変わっていく今、「共依存関係家族」も崩壊の時がきています。
      
なぜなら・・。
誰しも、自分の力を存分に発揮して生きて行きたいと思う、衝動ではなく、本能があるからなのです。
   
誰にもコントロールなんてされたくない。
自分の意思を尊重したい。
しかし、お代官様の共依存コントロールに勝てない・・。
それも色んな制度改革や問題改善で変わってきた部分もある。
   
それが・・次に目を向ける必要のあるのが、家庭内・夫婦・親子関係の「共依存コントロール」です。
これを壊されては大変なご家庭が多いのが現状でしょう。
    
僕は、若いころから予測し思っていました。
『将来は・・夫婦や親子が殺し合う時代が来るだろう』と・・。
    
ただ、自立した一人の人間の存在を認めあうだけで良い事なのです。
それが出来ない・・。
      
共依存関係の国。
共依存関係の社会。
共依存関係の世間体。
共依存関係の家族。
    
『自立した精神と気持ち。』
これを奪還したいんですよね?。
水戸黄門のハッピーエンド・パターンストーリーも、最後のシーンは必ず共依存から脱することが出来て、『自立した精神と気持ち』の空気感の中で幕が下りるのが良かったんですもんね。
    
強いものに巻かれていても、幸せだった高度成長期の時代。
共依存でも不自由を感じずに幸せ?だった時代に生きた親。
    
もう時代は刻々と代わろうとしています。
      
自分をしっかり持つことを、いつも念頭に置いていてほしいと思います。
何らかの実力を身につけておく必要がある。
イザという時に、実力を発揮できる準備を持っていてほしい。
    
共依存は楽でしょうか?。
自分で考えなくていい。
誰かがコントロールして守ってくれる。
支配するのが好きな人がいるから、支配されて生きて行くのも悪くない。
   
これが他人や夫婦ならまだ構いません・・。個人の自由です。
しかし親が子を共依存させることは絶対にあってはなりません。
      
ひとりの人間として認める愛情が必要なのです。
    
動物園の動物から産まれた子は、野生に戻れるのでしょうか?。
動物園を運営する人間と動物は共依存関係です。
(動物は無理に連れてこられていますが)
親や飼育員を振りきって、野生に帰ることを選べるでしょうか?。
本能が爆発しそうになったらどうしたら良いのでしょう。
これは単なる僕の屁理屈でしょうか?。
      
虐待とは、感情の押し付けです。
体罰とは、精神の押し付けです。
    
つまりは先ず。
自分の心からの精神と、そして感情をしっかりと知り見つめて。
それと共に、常に成長し続ける心の姿勢を持つことです。
その心からの姿勢が、子供に伝われば良いのです。
   
    
サイキック 山本 浩二
      
       

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