無意味
無意味です。
それは意味の無い事で・・。
・・・・・。
では、意味を持って、根拠とする。
根拠となって、意味と成す。
根拠が在って、意味が生じて・・。
産まれた時は、みな根拠と意味を持っている。
その根拠と意味は、今もあなたの魂に刻み込まれて離れることはない。
しかし・・根拠無き日々を送れば、意味は生まれてこない。
煩うことなく・・ただ何となく生きていける幸福？な生活は、意味は生まれず、ただ無意味と共に死んでゆく。
あなたが今。
今日おこなっていることの根拠を誰かに説明出来ますか？。
根拠が曖昧。
毎日、ニュースに上がってくる事々は、すべて根拠が曖昧なことです。
根拠がはっきりしていることは、問題とはならないのです。
根拠を曖昧にさせるのは人間のみの仕事です。
曖昧が曖昧を呼び、無意味が造られるのです。
なぜならば、自分のもつ根拠が嫌だからです。
自己の根拠から逃げたい・・忘れたい、塗り替えたいからです。
なので、根拠無きモノを求めます。
根拠無き嗜好を求めます。
根拠無き宗教や・・政治。
近年の？スピリチュアル系世界？を求めたがります。
ですが・・未来に待っているのは、無意味です。
人間は、意味を探します。
自分が生きている意味を何処かに探し求め・・。
それは、産まれ育った故郷に根拠が見当たらないからなのです。
故郷とは、土地と歴史である以上に、両親です。
親という人物。人間。先代。先輩。
脈々と繋がっている、過去から未来。
脈々と手渡される、根拠から意味。
『自分は何故生きているのだろう』
『生きていてもしかたが無い・・死にたい』
誰も答えてはくれません。
学校や宗教で教えてもらっても・・納得出来ません。
サークル活動やセミナー、仕事にうち込んでみても余計に空虚感が増す・・。
『自分が今ここに居る意味は何なのか！？』
根拠は何なのか？。
神が造りたもうた？！。
いいえ。
人を愛した意味と根拠。
その人と共に歩みたい根拠と意味。
子供と共に暮らしたい意味と根拠。
共に成長したい意味。
共に成長したいと願った根拠。
親になった意味。
親になりたかった根拠。
『だから今あなたはここに生きているんですよ』
根拠とは、自己の想い・・意思。
誰かに説明されて得られるものではありません。
自分の中から湧き上がる愛情です。
例えば・・宗教からノウハウを学び、宗教を根拠としたならば、生きている意味は宗教となるのです。
占いだけで人生を決めている人は、占いが故郷となるでしょう。
或いは、親が何らかの世間体という根拠で結婚し子供をもうけたならば。その子の人生の根拠と故郷は世間体となります。
宗教ありきで、宗教の教えどおりに結婚し、宗教の教えどおりに子供をもうけたならば・・、その子の帰る場所は宗教となるでしょう。
ベビーブーム？という社会現象の時代に翻弄され産まれてきた世代は、生涯ブームに翻弄され・・ブームの中に居場所を求め続ける人生になるのでしょう。
ですが。
世間体も。宗教も。一時的なブームも。
すべての共通点は・・無責任です。
なぜ無責任かというと。
根拠が曖昧なのです。
根拠が解らない。
根拠を誰も説明出来ないのです。
なので、常に不安がつきまとい・・根拠無き無意味の日々の中で鬱になるのです。
学者が鬱の研究で、遺伝子細胞にその原因があって、それを取り除くと鬱は無くなると言っていますが・・それは何の意味もないでしょう。
もしもその研究で成功をしたならば・・、更に重い鬱になるでしょう。
長々と綴りましたが。
私達が本当に抱いていたいもの。
それは。
抱（いだ）かれて目覚め。
抱（いだ）きながら死んでいきたい。
それは、『自己の意思の愛の在りよう』です。
それが私達の故郷であり、根拠です。
それが意味の原点なのです。
意味を持たない、根拠を知らないまま生きる人生は、無意味という結果の日々を過ごします。
苦しく・・逃げたい根拠があるならば、常に逃げ続ける日々が意味となるでしょう。
あなたの根拠。
親の根拠。
あなたの意味。
親の意味。
そして、子供の意味。
あなたの子供への根拠。
無意味になっていませんか？。
曖昧な根拠ではありませんか？。
意味のある人生の中で、生きて行きたい。
それには、あなた自身という根拠がカナメなのです。
それには、あなたの両親の根拠を知る努力も必要です。
根拠をギュッと握りしめてみて下さい。
意味という雫が、一滴・・したたり滲み出るまで。
サイキック 山本 浩二
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