鬱
ウツとは・・。
では、鬱ではない人というのはどのような人なのでしょう?。
僕は常々、鬱になる人は正常な人だと思ってきました。
子供の頃からそう思っていました。
僕が正常な人・・と表するのは。
繊細なモノの考えを持つ人。
人の気持ちも考えられる人。
何事にも妥協しない人。
心が沈み・・気力もなく、鬱になってもおかしくない事々が日常に溢れています。
「それらを気にせずに平常心を維持して生きていきましょう。」
「見て見ぬフリをして元気に生きていきましょう!。」
こう言える人が健康な心身の持ち主なのでしょうか?。
近年は、「心身の病気」ではなく「脳の病気」が原因と断定されています。
いいえ・・そうではなくてね。
脳に鬱の人特有の症状が表れていると・・そう言われていますが、それは後天的な変化であり、そもそもその脳症状にいたるまでの原因というモノがあるのです。
その脳症状さえ治せば良いと、研究と治療を進めていくのが医療なのですが・・。
まず良くなるコトはないでしょう。
脳の治療のみを行うと・・むしろ新たな疾患が表れ、更に鬱が悪化するに違いありません。
なぜそう言えるのか?と申しますと。
人はそれぞれ、自分というものを持っているのです。
自分をシッカリと知り得ている状態が正常なのです。
その状態で、人生を生きている日々が健康な心身の状態です。
この自己心身健康な状態。
自分に「嘘」が無い状態なのです。
職場で。仕事内容で。学校で。家庭で。親子関係で。夫婦関係で。
「嘘」が常識化していませんか?。
自分の本当の気持ちを抑えて、日々を過ごす生活が日常化していませんか?。
これが「鬱」の症状の原点です。
「嘘」と「嘘」の駆け引きの毎日。
「嘘」と「嘘」の駆け引きの毎日の末。
その未来に心が安堵する着地地点は表れ出ません。
私達人間の幸せは、本当の自分で在りたいと感じ得る実感です。
ですが、「鬱」の治療というのは、「自分を感じずに忘れ去り・・日常の駆け引きが平常心を保ちつつ生きながらえられるようになる」ということなのです。
「嘘」と「嘘」の日常会話の中で、皆さんの心の奥はパニック状態です。
それをなんとか抑えられている時は良いのですが・・、何れは爆発します。
でも・・爆発しては生きていけません。
でも・・ストレスの保存タンクが一杯になります。
湿疹が出ます。口内炎が出ます。アトピーが出ます。
食物摂取疾患が出ます。ヘルペスが出ます。
肺炎など、あらゆる炎症が現れます。
そして・・癌症状にも発展してしまいます。
そして。
あらゆる劇薬に頼るか・・。
あらゆる神頼みに依存するか・・。
「ストレスを溜める」というのは、人間社会にのみ存在します。
人間以外の総ての生き物と物資は、常に「生きる真実」に沿って、成長と進化を行っています。
ストレスがあっても溜めることはしません。
なぜなら常に成長と進化を行うことが出来るのからです。
そうするのが自然なのです。
ストレスを感じれば、我慢などせずに生きる方向性を見出します。
それが永遠に続いてきた世界がこの世の美しい姿なのです。
ですが。もう一度言いますが。
それとは対照的に、「嘘」と「嘘」の駆け引きを続け、足の引っ張り合いをし・・根拠の無い情報やマニュアルを互いに信じ続けてきた結果は、「鬱」になってもおかしくない・・進化も成長も途絶えたゴーストタウンが待っているのです。
我慢していた気持ち。
言ってはいけないコト。
自分を抑え・・もう我慢出来ない状態。
こう感じて・・悩み塞ぎ込み・・気持ちが沈む事は病気ではありません。
むしろ心身感覚が正常な状態なのです。
『自分の本当の気持ち』を感じるから「鬱」になる。
『自分の本当の気持ち』が在るから「鬱」になる。
自分の気持ちをより良く知ること。
そして自分の気持ちに正直になること。
自分の気持ちに実績を積んで、進化することに強くなること。
その「自分の本当の気持ちが解らない」という方は、ご一報下さい。
何故?本当の自分ではいけなくなったのか?。
何故?不本意な悩みを抱き続けなければならなくなったのか?。
誰にも、その理由と原因があるのです。
縺れた糸を解く作業から行います。
縺れた糸が何処から続いているのか、アドバイス致します。
「鬱」は、正常な心身の表れなのです。
サイキック 山本 浩二
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