『平成20年7月26日落語塾』 日直:ポン太
講師:三遊亭萬窓師匠、柳家我太楼師匠
塾生:越後家びいと、六花亭福助、墨亭かき麿、葛飾亭旅人、喜楽亭安呑、武蔵家ポン太、
今旧亭不如意、秋葉亭ライト、番犬亭噛蔵、奇案亭蔵彦、文具屋兼六、二輪家ごゑん、
林檎屋酔歌、餅々亭きなこ、イースター亭モアイ、美文亭せん公、有難亭笑丸、棚菩田亭楽喜
場所:東新集会所3階和室 午後2時~
すごく暑い日でした。
落語指導事項
課題小噺「きんつば」
喜楽亭安呑 鶯餅→「飛ばんな」ギャグだけどポンと上げて見せたほがいい。
「遠くでも・・・」問答なのでもう少し問答らしくやる。
品物を手に取ってから「これは・・・」と聞いたほうがいい。
奇案亭蔵彦 食べ方(三種類の)を変える。
例 鶯餅はのばす等・・・
取る場所を少し変える(同じ場所から取っていた)
仕草が大事。台詞はOK。流れは良かった。
葛飾亭旅人 上下が逆。物を取ってから聞いたほうがいい。
時々持っているのが無くなる。→食べきる
自信を持ってやる。
武蔵家ポン太 目で上下を振る(上下が大きすぎるので台詞が遅れる)
のれんは上に上げる。
饅頭の持ち方が変。食べる時は正面で食べる。
遠方→「遠く}です。この言葉は落とさない。
問答の誘い水なので、重要。手の置き方、侍と小僧は変える。
林檎屋酔歌 侍が上手い。持つときは5本では大きすぎるので3本の指でいいのでは。
面白かった。小僧は「お侍さん」が来た気持ちで話す。
美文亭せん公 問答で饅頭を見せてやるともっといい。
食べる仕草は違いが出ていていい。
今旧亭不如意 饅頭が時々消えている。
台詞が入ればいい。
棚菩田亭楽喜 声が出ていてよっかった。初めてにしては良いできです。
上下が大きすぎる。台詞は入っている。
饅頭の持ち方が変。楽しくやっているのがいい。
声が甘くていい。
餅々亭きなこ 飛ばんな→訛っている。平坦に言う
食べるところもう少し大げさに食べる(下品?荒々しく)
オーバーにやる。
六花亭福助 「きんつば」のところ、先にゴミと言わないほうがいい。
謎を残して進めてほうがいい。あとは台詞。
マクラはおもしろかった。自信を持って話したほうがいい。
越後家びいと 「半殺し」をパロディたわりには、サゲがつまらない。
中途半端はよくない。作ることはいい。
有難亭笑丸 体ごと左右を振らないほうがいい。
間延びしてしまうので、首だけ動かす。
初めてにしては、落ち着いているように見えた。
楽しくやってみてください。
番犬亭噛蔵 噺に勢いがあっていい。
饅頭の持ち方が大きすぎる。実際見てみるといい。
仕草を丁寧にやる。
二輪家ごゑん 喋るたびにお尻が浮いている。→見る側が気が散ってしまう。
お尻と踵をつけてやるようにする。体が揺れてもったいない。
訛りを強調するには、ゆっくりのびのびやったほうがいい。
イースター亭モアイ 侍でも浪人ぽいところがあっていた。
落語はリアルがベースなので、「餅」を見て話す。
目線の位置が侍は下、小僧は上にしたほうがいい。
文具屋兼六 「半殺し」
特に問題なし。ちょっと病人を見ているようだ(弱々しい)
「半殺し」の台詞の前に少し間があったほうがいい。
旦那と職人の言葉使いを少し考える。
秋葉亭ライト 小僧がいい。これが小僧という仕草。
鶯餅→目で追う、オーバーにやる。仕草はいい。
手つきがいい。しなやかな感じがでていていい。
墨亭かき麿 きんつばの持ち方がいい。(本物を持っているようだ)
小僧が際立っていい。一歩間違えると与太郎になる小僧がいい。
特に悪いところない。
次回8月16日(土) 東新集会所3階和室 午後2時~
なぞ掛け
『梅雨明け』
優勝作品:「梅雨明け」とかけて→「かき麿の頭髪」と解く
その心は=前線が後退します
作者:墨亭かき麿
自虐的作品、体をはったかいがあって優勝!
・「梅雨明け」とかけて→「オリンピック前」と解く
その心は=盛夏(聖火)が待ち遠しい
作者:三遊亭萬窓
・「梅雨明け」とかけて→「生物(なまもの)を食べて食中毒」と解く
その心は=夏季(カキ)に当たります)
作者:柳家我太楼
・「梅雨明け」とかけて→「ザルの出汁を全部飲んだの?」と解く
その心は=ツユ空けた
作者:六花亭福助
・「梅雨明け」とかけて→「ナチュラルメイク」と解く
その心は=降水(香水)量が減ります
作者:越後家びいと
・「梅雨明け」とかけて→「デットボール」と解く
その心は=後は腫れる(晴れる)だけ
作者:葛飾亭旅人
・「梅雨明け」とかけて→「便秘解消」と解く
その心は=コーラック(行楽)
作者:喜楽亭安呑
・「梅雨明け」とかけて→「まじギレ」と解く
その心は=「カッ」となります
作者:武蔵家ポン太
・「梅雨明け」とかけて→「誕生日プレゼント」と解く
その心は=ハッピーバースデーつーゆ、さあ開けて
作者:文具屋兼六
・「梅雨明け」とかけて→「釜のフタ」と解く
その心は=あけたら熱い
作者:今旧亭不如意
・「梅雨明け」とかけて→「同時に複数の男からプロポーズされた”わいん”さん」と解く
その心は=選択(洗濯)できます
作者:秋葉亭ライト
・「梅雨明け」とかけて→「発表会前の落語塾の稽古」と解く
その心は=これからどんどん熱くなります
作者:林檎家酔歌
・「梅雨明け」とかけて→「我慢していたトイレ」と解く
その心は=スカットしました
作者:二輪家ごゑん
・「梅雨明け」とかけて→「ピチャー振りかぶった」と解く
その心は=あとはモーション(猛暑)
作者:奇案亭蔵彦
・「梅雨明け」とかけて→「ハワイ帰りの友達が土産を持って遊びに来るよ」と解く
その心は=ナッツ(夏)がくる
作者:番犬亭噛蔵
・「梅雨明け」とかけて→「ちょっとHな袋とじ」と解く
その心は=下から徐々に明けて(開けて)いきます
作者:餅々亭きなこ
・「梅雨明け」とかけて→「萬窓師匠」と解く
その心は=炎暑(円生)へまっしぐら
作者:美文亭せん公
・「梅雨明け」とかけて→「アイドルの実年齢」と解く
その心は=あとから分かることがあります
作者:棚菩田亭楽喜
次回のお題「くらげ」
萬窓師匠 独演会のお知らせ
第14回 萬窓百景 平成20年8月22日(金)午後5時30開場 6時開演 池袋演芸場
問い合わせ 03-3936-0636(三遊亭萬窓)
我太楼師匠 独演会のお知らせ
第二回柳家我太楼独演会 平成20年9月7日(日)午後6時30開場 午後7時開演 ムーブ町屋ホール
問い合わせ 03-3911-1622(柳家我太楼)
以上