南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

22.3.22 太陽赤緯正に キエフ総攻撃直前か 豪勢BD四姉妹太陽合はすべて完了 春分後QZS-4ゆったり準太陽合状態に 東京新オミ株3533

2022年03月22日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2020 3/22 五輪日程混迷 IGSO太陽合 BD3-IGSO-2ピークアウト BDIGSO-7,-1合ピーク状態 BDIGSO-4は太陽合状態
本年と昨年の3/22アニメGif比較については、以下の引用の昨年記事のアニメGIFと比較しながらご覧ください。ただ本年はうるう年で春分は3/20ですが、昨年の春分は3/21でしたの......

2021 3/22 東京新感染187 重症47(前週175 42) 三姉妹BD-IGSO-7,-1,-4太陽合早くもピークアウト 崩れ十字ガイド必要? 北上QZS-4はのんびり来月太陽合へ

2019 03/21-03/22 春分翌日等倍24時間アニメGIF付加 BD-IGSO-1,4,7編隊同期太陽合 QZS/IGSO軌道の1/2/3倍拡大アニメGIF2019 03/......

2022.3.22 春分過ぎました,戦争など人類の都合を越えて暦は前進してゆきます.日出日没線はまだ垂直です.この垂直ぶりには感銘を受けます.春分を過ぎて太陽地表面射影は,赤道上の中印IGSO軌道交点やGEOのやや北を通過して西進します.

キエフ総攻撃直前とのことです.コロナ・オミ株疫は陽性者数が残減しながらも高止まり状態は続いています.

情勢緊迫の中で,みちびき7機体制の早期確立が急がれます.宇宙セグメントとしてMEO群から独立した日本QZSSは,天変地異・パンデミック・戦争などの情勢激変事態に対応できる補強強化が,国民的な早急課題となっています.そしてスマホQZSS受信強化への期待も大きいです.

東京オミ株感染者数は3533です.露キエフ総攻撃間近ニュースに圧倒されて,新型コロナウィルス・オミ株高止まり感染危機の影が薄くなってきてます.

依然としてBDIGSO-7と-1の2衛星の地上射影は太陽側(昼間)軌道はかなり近接したランデブー飛翔をしています.IGSO衛星ランデブー差分測位研究は月面測位などで活用している可能性があります.

豪勢なBD四姉妹の同期並行太陽合がこの週末で完了しました.続いて今週早々にも日本QZS-4が単独太陽合に到達します.QZS-4太陽合は太陽射影の追い越し型であるため,ゆっくりとした太陽合進捗となっています.
日本の8の字軌道衛星管制技術も,暦と季節とともに確実に進んでゆきます.本ブログは引き続きQZSS/IGSO軌道年周季節感を重視してゆきます.

N2YOサーバによる本日のアジアンQZS/IGSO軌道群図を、以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します.
アンカーとしては、静止精度が高く安定に保持されている日本のBSAT-4A(NORAD ID 42951)を、2019年から使用しています.
https://www.n2yo.com/?s=42951|42917|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|39635|40547|41241|44441|43286|43539|44204|40938|40549|44709|44337|49336

N2YOサーバによる衛星軌道の表示がWEB上に現れましたら、各衛星マークをマウスオーバーすると衛星名が表示されます.インドや中国のIGSO衛星群にご関心の方は、是非ともご自身で個別衛星をマウスオーバーされて、ご確認ください.
QZS/IGSO軌道の3倍拡大縦アニメGIFを記録します.


日本のQZSみちびき5衛星の軌道プロットを記録します.
https://www.n2yo.com/?s=40940|42917|37158|42738|42965|49336

8の字衛星軌道は,西から東へQZS-1R,QZS-2,QZS-4, QZS-1と並んでいます.QZS-1Rの軌道のアポジー射影点は四国の上空に滞留しています.
今後,一番東の軌道のQZS-1のリタイアへ向け,一番西のQZS-1Rの軌道をどのように東にシフトさせてゆくかは,日本宇宙陣の腕の見せどころでしょう.



2010年に打上げを開始した日本QZS4機体制の貴重な経験の蓄積の上に立って,後継QZS衛星の打上げシリーズに入りました.来年度にかけて後継QZS3衛星含めて,7機体制への発展を目指しているとのことです.この後継QZS衛星がスムーズに皆さんのスマホで受信できる(当ブログでは,これを「スマホ脱皮」ないし「脱皮」と呼びます)ことを,内閣府QZSS司令塔には熱く期待しましょう.

もし後継2機のQZ-GEOがスマホ脱皮できない場合には,寿命が近いとされるQZS-1を除くと,スマホでは3機のQZS軌道型衛星しか今後も受信できないこととなってしまいます.

日本QZSSは,中国やインドの円軌道IGSOとは異なり,より高度な軌道管制技術を要する,離心楕円の整った8の字軌道を描いて飛翔しています.当カテゴリーでは引き続き太陽合追跡に注目して,年周天文学的に後継みちびき衛星を記録してゆく予定です.また長期的かつ大衆的な立場から,人口が爆発的に増大しているインド・太平洋地域の視点から後継QZS/IGSO軌道のモニタを予定します.


衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています.太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます.特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう.

インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います.

平成期の日本宇宙陣は、欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS軌道測位衛星実現を頑張りぬきました.これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出したといえるでしょう.日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう.
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