南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.5.16 グローカル・イースト触媒中核 産みの苦しみ 来週明けにもIG三座が準太陽状態に到達 黄道上でのIG三座クロス太陽合とQZS-2太陽合とのダブル重合太陽合イベント生起

2024年05月16日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
24.5.16 南下中のQZS-2が太陽合ピーク完了しました.来週明けにもIG三座各衛星が次々と準太陽状態に到達する予定です.QZS-2太陽合とIG三座クロス太陽合が黄道上で重なり合うダブルクロスイベントの生起が続きます.

いわゆる欧米主導の前世紀型のユニ・グローバル時代は終わりつつあります.日本は既にグローカル・イースト時代に入って苦闘していると考えます.まさに日本のQZSS衛星系はグローカルな触媒先進国としての任務で見事に成果を上げてきたと言えるでしょう.
日本の失われた30年とはグローカル・イーストの触媒中核国への産みの苦しみだったのではないでしょうか.

QZS-2とIG三座,そしてQZS-4とIG四座は半年ごとに黄道上での太陽合が重なり合うダブルクロスイベントを引き起こすように軌道配置がされているようです.
グローカル・イーストIG座系として,有効な活用を検討しうる関係にあると言えるでしょう.
わが国は太陽と月面探査において,欧米とグローカル・イーストとの間の堂々たる触媒となってゆくことが大きな任務と言えるでしょう.そしてまさにQZSS衛星系がその触媒先進国としての役割を果たしつつあります.


β角プロットを用いてQZSとIGSOのクロス太陽合の前倒し現象を年単位の時空間現象として確認しようとしているところが本ブログの重要な出発点でした.
QZS/IGSO座群はグローカル・イーストが達成した21世紀の現時点にけるにおける衛星軌道技術の到達点のひとつでしょう.欧米先進地域でもQZS/IGSO座構築に挑戦し実現しているところはありません.QZS/IGSO座軌道群のデータリダクションを継続して,記録してゆく意義は大きいと考えます.その応用技術として月面測位技術への応用に未来を見たいと思います.

当面は以下のN2YOのURLを使用するようにします(アンカーKOREASAT-7).

https://www.n2yo.com/?s=42691|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|42965|40547|41241|43539|44204|40938|40549|44709|44337|49336

N2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の地表への射影の16時間分のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.

(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF