オーディオの世界では、可聴周波数という言葉がよく使われています。ことばの通りで、我々に聞こえる音を表しているのです。
一般的には40Hzから20kHzあたりまでを可聴周波数帯域と表現されているのですが、、、
じつは、思いっきり ガックリ きております!
事の始まりは、Wave Generatorというパソコンのフリーソフトを入手したことでした。
CDプレーヤの改造、アンプの整備、スピーカケーブルの変更など、昨年来アレコレ手を加えた拙院のオーディオシステムで ”再生できる周波数範囲を知りたい”という単純な理由から、上記のソフトをインストし、基準信号のCD-Rを作成し再生してみたわけです。
非常に便利なソフトで、正弦波(のこぎり波や矩形波も完備)の信号を振幅やオフセットの調整、さらに変調もかけられる優秀なモノです。
20Hzから20kHzの正弦波を各1分ずつ記録したCD-Rを再生してみたのですが、、、
12.5kHzは正常に聴き取れるのですが、16kHZ以上が全く聴き取れませ~ん
ショック
ショック
ショック
パワーアンプは普段の極小音量(メーター針は全く動かず)からは想像もできない位に振れております!(こんなに大きく針が振れているのを初めて見ました!)
確かに信号は増幅されてスピーカに送られているはずなのに、まるで何も聴こえてきません。
はるか昔、中学生のころ近所の電気屋さんの二階で開催された 地元オヤジのオーディオ試聴会で、私だけが20kHzまで聴き取れて諸先輩方に羨ましがられたことを想い出しました。
どうやら知らぬ間に、可聴周波数帯域はすっかり狭くなってしまった ということですネ ガックリ
でも音楽はデーターで聞く物ではなく音を通じて感性で感じる物ですから全然気にしてませんよ。
証拠に息子と一緒に音楽を聴いていて「ここのコードの種類は何だ。」と聞いても答えれませんが私は心の中では「ば~か、ディミニッシュだ。耳悪いな~」と思ってますよ。
超高音を聴くスキルより、音の響きを聴き分けるスキルの方が音楽聴くには絶対必要なスキルですよ。
生きた心地がしないほどの激しい揺れが長時間続きました!!
つくづく命あっての毎日なんだなぁ~ という感想です。
TVニュースでなく自分で経験するということは本当にスゴイ体験です。
可聴周波数が、どうのこうのと云ってる場合じゃないですネェ~
ライフライン(電気、ガス、水道)が切断されず無事だったのが、何より助かりました。