「第三の選択」という番組はご存知だろうか?いわくつきの番組である。
ストーリーは、
人口急増と人間活動の激化により、炭酸ガス濃度の上昇による地球温暖化により、将来は地球に
人が住めなくなることが問題とされる。秘密宇宙開発をはじめとしてこの問題が、米ソ共同研究で
おこなわれていた。
そして、この事態を打開するために多くの案が検討され、三つの選択をする。
第一の選択は成層圏で核爆発させ、汚染を宇宙へと逃がす。(or,人類の人口を一気に削減する)
第二の選択は、地下に都市を築いて人類をそこに住まわせるという案。(or,消費を一気に減らす)
第三の選択は、選ばれた人口だけを月を経て火星に移住させる。
このうち第三の選択が選ばれ、それが秘密のうちに実行されていることがわかってしまったというもの。
優秀な科学者や、技術者が相次いで死亡したり、行方不明になったりしているという「事件」から、
発覚したと番組は作られている。
その証拠として、証言者がでてくる・・・
天文学のビデオテープを持っていた博士
さまざまな科学者へのインタビュー
アポロ飛行士の月面での基地を見たという証言
そして、この入手していたが再生できなかったビデオを放送する。
番組は1977年6月20日に放送されているが、そこから15年前に1962年5月22日に行われた
米ソ共同の探査機による火星着陸が映っており、火星には空気があり、人類が居住可能な土地で
あることが報告されていた。ラストには、地中から人類の知らない「何者か」が出現するのを砂の
動きだけで見せていた。
これは、ドキュメンタリー風に構成された偽のものとされている。イギリスのアングリア・テレビが毎週制作
していた「サイエンス・リポート」が1977年4月1日で最終回を迎えることから、制作側がエイプリル・フール
向けの嘘ドキュメンタリーを流すことにしたといわれている。フィルムの最後の関係者たちの名前が出るテロップ
に日付が4月1日と入っている。イギリスの放送は1977年6月20日放送された。関係者、監督など、実際には
その後の行方がわからない、とも言われている。
「キューバ危機の前年、アポロ月着陸の7年前、テラ・フォーミングさせた火星へ米ソの共同無人探査機が密かに
着陸していた」という陰謀論の作品としている。
これは、日本では、フジテレビで1978年に放送され、日本テレビで矢追純一のUFOシリーズで1982年
1月21日に放送されている。木曜スペシャル『UFOと米ソ宇宙開発の陰謀!人類火星移送計画が秘密裡に
すすめられている!』である。
この番組の問題は、現代になって考えてみると、まったくの嘘ではなかったような推理が働く。
温暖化の問題は、大きくなったし、オバマが火星移住計画の話を出している。
また、UFO関連の本では、すでに火星に研究者たちが行っているという話しが出ている。面白テレビのような
ものでもそこにいた科学者が火星の生物に攻撃されて戦ったなどというのもある・・・
矢追さんは、「フィクションという形でしか発表できなかった」と語っている。
米軍所属の将校、宇宙人と政府の密約を主張していたミルトン・ウィリアム・クーパー氏は、自らの講演に
おいて、第三の選択の70%は、真実であり、30%は明らかに間違いとわかる情報が意図的に挿入されて
おり、これは、イギリスのテレビ局の暴露番組の信用を失わせる目的があったとしている。
私の経験において、話したいが、この番組の最後の火星到着の場面を見ていて面白いことに気がついている。
テレビが発達してきて、何度もゆっくりコマ割で、テレビで見られる装置がついているので何回も見ていたとき、
飛行機(宇宙船?)が火星上空を飛びながら方向を180度ターンするように変えるときがあった。そのとき、
その方向にピラミッドが見えたのだ(一緒に見ていた、妹が最初に気づいたのだが)。
一瞬でしかも、遠景で、かすんでいるようで、かなり大きいのだが、見落としてしまうような感じで見えた。
そのピラミッドの中腹には、五芳星がくっついていた。そのときは、驚くだけだったが、のちになり、「火星の
人面岩」の西側にピラミッド群があることがわかり、あのフィルムの信憑性が私の中では、強くなった。
第三の選択のビデオを持っている人は確かめてみてほしい。
─ウィキペディア参照