サンフランシスコ・ジャイアンツとシアトル・マリナーズの間でトレードが成立しました。ランディー・ウィンが来るのはうれしいけど、シアトルに送られた2人の名前を見て大ショック!!!
でも悲しんでいてもしょうがないので、マリナーズファンのみなさまに2人の紹介でもして気を晴らしたいと思います。ちなみに個人的主観が強いのであまり参考にはしないでください。
25歳のジェシー・フォパートは、メジャーに昇格してきた時に地元でかなり話題になった投手です。サンフランシスコ大学出身っていうのもあるんだけど、バッターの手元で伸びる、動きのある球を投げる投手で、なかなかインプレッシブだったからです。あと、女性受けする容姿なのか、すぐさまファンクラブができてたのにも驚きました。メジャーデビュー数日後に「Jesse Foppert Fan Club」が観戦に来ていると、バックスクリーンに文字が浮かび上がったのを覚えてます。彼の登板日ではなかったところが、ツボでした。
でも結構すぐにひじを痛めてDL入りし、手術で1年以上マウンドから遠ざかっていました。もともと野手として入団していて、マイナーで投手に転向したんですが、腕任せの投球フォームに無理があったのかもしれません。復帰してからは制球に問題が見られましたが、将来有望な投手だと思います。
キャッチャーのヨービット・トレアルバは、何を隠そうここ数年、私が一番応援していた選手です。正捕手のバックアップをもう何年もやっていて、ジャイアンツもどう扱うべきか悩んでいたのかもしれません。守備に定評がありますが、打撃はというと、う~ん、「やっぱ続けて出場しないとねー」と苦しい言い訳をしたくなるレベルです。捕手のわりには足が速く、よくセーフティーバントを試みるタイプです。
人当たりはいい感じで、新庄がジャイアンツにいたときも積極的にコミュニケートしてた1人。ときどきアウトカウントを間違えて、ツーアウトなのにベンチに向かってしまう、お茶目な面もあります。捕手として、それはどうかと思いますが。本人は出場機会が多いところに行きたいようなので、移籍先で願いがかなうなら、私も喜ぶべきなんでしょう。
しかし面白いのは、今季のためにトレードしたジャイアンツと、来期以降に期待を寄せるマリナーズ、実は7月30日現在で成績が両チーム45勝58敗と、まったく同じなんです。それなのにジャイアンツは地区首位と5・5ゲーム差。一方マリナーズは絶望的な14・5ゲーム差。いやぁ~、ナ・リーグ西地区の情けなさが顕著に出てますね。